第9話 勇者が勇者であると知る

 魔王と王女が勇者候補を眺めている2時間ほど前、本物の勇者は王都に辿り着いていた。

 高い城壁に囲まれた都市で、正門を通ると、馬車が三台は楽に通れそうな広い路地の大半が人で埋め尽くされていた。以前にも王都に来ることはあったが、この人の多さと活気は初めて見るものであった。

 目を見張るのは、人や露店の多さばかりではない。道を歩いている人の格好も特徴的であった。多くの者が武装しており、またその格好が全く統一されていない。恐らくは多くが魔王討伐に名乗りを上げた者たちなのだろう、と勇者は結論付けた。

 ここまで武装した者が多く闊歩している状況で都市の治安は悪くならないか心配になったが、警備に関してはいつも以上に力を入れているらしい。珍しいものを見るようにキョロキョロと辺りを見回すと、同じ鎧を着て、買い物もせずに立っているだけの人間が多く目に入った。有事の際にすぐ対応できるようにとの配慮だろう。なにしろ武装している人間の数は圧倒的だ。警備の者は、これから魔王を討伐しに行く人間よりも遥かに緊張した面持ちで立っていた。これでは一般市民も買い物に困るだろうと心配になる。

 しばらく大通りを進むと、広場を越えた辺りから人もまばらになってくる。広場自体はまともに通れない程の人だかりで、勇者を名乗る集団の溜まり場のようになっていた。そこから先へ進むにつれ、すれ違う顔ぶれも一般市民のものが多くなってきた。更に突き進み、城へと進む坂に差し掛かると、またしても完全武装した人たちと多くすれ違うことになる。当然ではあったが、都市の入り口と城の入り口に勇者候補が集中しているようである。

 目の前には、いかにも足取り重そうに坂を上る人が何人もいた。重さ二〇キログラムはありそうな鎧を着込んで歩いているのだからそれも当然だろう。その中でほぼ丸腰で、身軽なはずの勇者の足取りも重かった。周囲の人間から完全に浮いているのと、自分が魔王討伐に向かわなければいけないという精神的な問題であった。

 先ほどから何度も溜息を吐きながらもなんとか城へと向かう。すれ違う人は、恐らく自分のことを勇者候補だと認識していないだろう。

 重い足を引きずり、なんとか城の前に辿り着くと、金属の塊に身を包んだ屈強な男たちが所狭しと並んでいた。いまいち前も見えない状況ではあるが、門の前に受付があり、それを済ませた者から順に門をくぐっている。とりあえず最後尾に並んで待つこと一〇分。受付は思ったよりも簡素なもので、人の進みは早かった。恐らくは、同じチームとしてまとめて受付を済ませる人が多かったからだろう。

「あの……。魔王討伐をしたいんですけど……」

 声に出してみて、場違いな雰囲気が加速した気がした。振り返らなくても後ろの人間が笑っているのがわかる。

「あら? あなたは……」

 受付の机に座っていたのは、髪の長い女性だった。女性はこちらの顔をまじまじと見る。勇者は怪訝な表情をしながら名前を書く。その他に住所を書き、備考欄に商人の息子と書く。女性は受付に書いた情報を見て、再び勇者の顔をじっくりと見る。

「それでは、城内でお待ちください。準備が出来ましたらお呼びいたします」

「あ、ありがとうございます」

 一言礼を言ってから、勇者は城へと歩を進めた。城内に入るのはこれが初めてであるが、重たい気持ちが先走り、気持ちが全く昂ぶらなかった。

 城内に入ると、目の前に広大なホールが広がっていた。城門前と変わらず多くの武芸者がいたが、それで狭いと感じないほどの広さに勇者は思わず唸った。重い緊張が僅かに緩み、感動が先立ってきた。

 考えれば、自分は貴重な体験をしているのだ。普通に商売をしているだけでは、城の中に入るなど経験できることではない。そう考えると、今までと見えてくる情報が違った。

 ホールに立っているのは、何も魔王討伐候補のみではなかった。まず、城の兵士がいる。左右に幾つもの扉があり、各扉に二人ずつ、その他にも同じ鎧を着た兵士がまばらに立っている。更に自分と同じように大した装備も持たず、あからさまに弱そうな中年男性も混ざっている。彼らは何者だろうかと注視すると、会話している相手が城の兵士だったりする。そこで、きっと魔王討伐はそっちのけで、この機会に城の情報などを得ようとしている同業者だと気付いた。

 勇者はなるほど、と唸る。一般人が城に入る機会などそうそうあるものではない。とりあえず冒険者の振りをして、商売に繋がる情報を得ようとしているのだ。勇者は自分がふがいなくなり、歯噛みした。

 自分も便乗しよう、そう決意して勇者は一歩踏み出そうとした。しかし、踏み出したところでぐいっと後ろに引っ張られた。

「お?」

 振り返ると、腰の曲がった老人がいた。勇者以上に場違いな華奢で腰の曲がった老人ではあるが、着ているものは下手な鎧よりも高級な絹のローブであり、金糸で刺繍まで入っている。恐らくはお城に勤めている人だろう。

「順番が来ましたので、こちらへどうぞ」

 老人は穏やかな笑顔を浮かべながら手を差し出してきた。

「え? でも……」

 受付を済ませてからまだ一〇分も経っていない。数人一組が多いとはいえ、立つ場所にも困るほどの人数がいて、これほど早く順番が回ってくるとは思えない。しかも、先ほどから番号で呼ばれているのを何度か聞いている。

「いいのですよ。こちらにお越しください」

「はい……」

 訳も分からずついていくことにする。老人はひょうひょうとした足取りで人混みを掻き分けていく。ついていくのに必死になりながら、周囲の人間が整理券のような番号札を持っているのを目にしていた。

(あれ? 自分は貰っていないぞ?)

 しかも、他の人々が呼ばれて行く方向と別の方へ進んでいる。勇者候補たちは皆一様に入り口から見て左側に並ぶ扉へと呼ばれていた。広いホールに扉は三つあり、中で何が行われているかはわからないが、一組ずつ順に呼ばれているようであった。

 人混みを潜り抜け、正面の大きな階段を老人は進んだ。階段の脇には、特に豪壮な兵士が二人並んでおり、まるで結界が張られたように、その周囲だけ人がいなかった。

 そこまで来ると、当然周囲から注目を浴びることになる。老人が手招きをすると、勇者はやや背中を丸め、後に続いた。あの若者は何者なのだ、という懐疑的な視線もあったが、大半の人が恐らく別の用立てなのだろう、とすぐに視線を外していた。意外と目立つことなく階段を昇りきると、更に奥へと進んだ。

 数十歩ばかり歩いたところで老人が立ち止まる。不安感からか、どこをどう歩いてきたのかも覚えていない。大した距離ではないかと思うが、無事戻れるかすら心配だった。

 立ち止まったところで顔を上げると、人一人では開けられそうにもない、分厚く巨大な門があった。彫金以外に金属は使われていないものの、その威圧感は外の正門に匹敵する。老人が何かを言うと、門が自動で開いた――と思ったが、脇にいる見張りが重々しく押していただけであった。

 まずい。今、何が起きて自分がここにいるのかが全くわからない。老人が何かを話しかけているようだったが、耳に入ってこない。辛うじて返事をしてついていくが、その返事がまともにできているかどうかもあやふやだった。

 言われるがまま中に入ると広大な空間が広がっていた。奥には高級そうな椅子に人が座っていた。真っ赤なカーペットの上を歩く。雲の上を歩くようにふわふわとした歩き心地だった。自分の足が前に向かって進んでいるのかがわからない。どこまでも伸びているカーペットを歩いていると、あっという間に止まるように促される。距離感もまともに掴めず、その場で肩膝をつく。ここまで正面に座る人間の顔すらまともに見ることができなかった。しかし、この場所から目の前の人物が誰なのか明らかだった。何の覚悟もないまま、国王陛下の御前とあっては緊張してしまうのも仕方のないことだ。そう自分に言い聞かせて、まずは俯いたまま目を閉じ、心を落ち着かせることに集中した。

「そなたが勇者か?」

 声を掛けられ、ビクッと身体が震える。

「は、はい!」

 第一声から声が裏返り、死にたくなる。

「顔を上げなさい」

 一呼吸置いて、勇者はその指示に従う。ここでようやく目の前に座る国王陛下の顔を見ることができた。

 年齢は五〇程度で、金色の髪と髭を蓄えた彫りの深い顔つきの男性だった。王冠を被っているものの、服装は礼装などではなく、横にいる老人のほうが余程高価なものを着ている印象だった。民衆の前に出るときには、代々伝わるマントを羽織っているはずだが、今はそれも装着していない。隣には王妃様もいる。こちらも普段の公務で来ている服とは違うのだろう、リラックスした格好だった。貴金属に関しても、ネックレスと指輪だけだった。

「では、まず勇者の証を見せてもらおうか?」

 心臓が大きく高鳴り、背中に気持ち悪い汗が流れた。

「あ……あの……」

 何かを言わなければと思い、声を出すが、何を話せばいいのかわからず、続く声が出ない。


 勇者の証はお尻にある。


 そんなことを言える状態ではなかった。謁見の間で、国王陛下を目の前に尻を出すなどと恐れ多いことはできない。そんなことができる者は、別の意味で勇者だ。蛮勇だ。そしてその後は、蛮勇らしく処刑されてしまうに違いない。しかし、ここで要望を断っても死罪は免れないような気がする。そもそも本当に自分は勇者なのか。勇者の証というのを自分自身で見たことがないうえ、たとえあったとしても、それだけで勇者と認められるのか怪しいものだ。先ほどから汗が止まらない。額から鼻や頬を伝い、流れ来る汗を拭き取りたいと思うが、肩膝、片手をついた姿勢から指一本動かすことができず、呼吸すらも満足にできずにいた。

「ん? どうした?」

 王が椅子から身を乗り出そうとする。とりあえずこの場で尻を出すかどうかはともかく、尻に証があることだけは伝えなければ――そう思い、声を発しかけた時、

「国王陛下、その者は証の場所は……」

 壇上の下より、ふと聞き慣れた声がした。

「む? ああ、そうだったな。場所が場所だけにここでは出せないか」

 ふぅ――、と今まで吐いたことのない勢いの空気が口から漏れ出た。出しすぎた空気を補填するように吸い込むと、酸素の美味しさが身に染みた。

 落ち着いたところで、助け舟を出してくれた人は誰なのだろう、と声のしたほうに目を向ける。そこには、明らかに自分と同等の身分をした格好の、見慣れた人物が立っていた。

「と――」

 父さん、と言いかけて口を紡ぐ。

「して、この者は、そなたの息子で間違いないな」

「は。愚息に間違いございません」

 見ると、父親も自分に負けず劣らずガチガチに固まっていた。気持ちは痛いほどによくわかる。そして、見知った顔を見たことと、自分と同じように緊張している姿を見ることで、だいぶ気分が落ち着いてきた。

 思えば父がここにいることは不思議ではなかった。母親から首都に行っているとは聞いていたし、母親の言い方からすると、自分が勇者だということは公儀の事実なのだろう。恐らくは、父親が先回りして、勇者本人であることを確認するよう命じられていたのだ。そう考えると、自分は本当に勇者なのかもしれない。

 俯きながら密かに微笑む。しかし、それはそれで問題だった。なぜならば本当に勇者であるならば、魔王と戦わなければいけないのだ。微笑んだのも束の間、胃がキリキリと痛み出す。

「あなた。私には話が見えないのだけれど、彼の証はどこにあるかしら?」

 王妃が一度は終わったと思った話を蒸し返す。国王がそっと耳打ちすると、后様は目を見開いた。

「まあ! 可愛らしいお顔をして、そんなところに! 確かにそれはここでお見せするのは難しいでしょうね。しかし、確認は必要ではないかしら?」

「え?」

 王妃は突如饒舌に話始める。

「なにせ、彼の証を確認したのは恐らく子供の頃の話でしょう? たまたま似ていた痣があっただけかもしれませんし、この年齢では本人も親もそう確認できるものではないでしょう。ああ、でもこの神聖な謁見の場で臀部をさらすことは苦痛でしょう。わざわざ国王の手を煩わせることはありませんし、この私が奥の部屋で確認して差し上げますわ。この中で私だけが勇者の存在を知らなかったのだから、最も公正に判断できますからね。彼も多くの人に見られるのは辛いでしょうから、私一人で楽しんで――もとい審査しましょう」

「ちょっと興奮しすぎではないかな?」

 国王が冷静に言うと、王妃は我に返ったように口を紡ぐ。

「浮気のようで容認し辛いが、妻の言うことも一理ある。余自身が目にしたのは、赤子の時の一回だけだ。そのときは、証が眩く光り、確かに本物であると確信したものであるが、時が経ち、記憶も薄らいでいる。今一度確認しておく必要はあるな」

「では、私が」

 一歩前に出ようとする王妃の肩を国王が掴み、制止する。

「余も確認しよう」

「あら、あなたも彼の臀部に興味がおありなのですね。ならば私が先に確認しますので、その後にあなたはごゆるりと……」

「何故そうなる? 男の臀部には興味がないし、別々に確認する必要もないだろう」

「別々に確認することで、お互い固定概念などを廃し、純然たる眼で確認することができます。別々に確認した後で意見交換をし合うことでより確かなものになりましょう」

「イエスかノーの簡単な確認だ。そこまでする必要はないな。というより、臀部を楽しみにしすぎだろう」

「私もあなた以外の臀部を知りませんから。たまには、若くて瑞々しい殿方の臀部を堪能したいのです」

「ストレートに浮気発言したな。余だけで確認しよう」

 王妃はその発言に露骨にシュンと縮こまる。

「……わかった。一緒に見るまでは許すから」

 王妃の顔がパァッと明るくなる。議論は当人を完全に置き去りにして決定してしまったが、そもそも勇者に異論など挟む余地はなかった。

 父親は、勇者の傍に寄り、肩にそっと手を置いた。

「頑張れ」

 それだけを言われた勇者は、議論に紛糾している国王夫妻を尻目に気になっていることを小声で尋ねた。

「父さん。僕は本当に勇者なの? 印があるって言っても、僕自身は見たことがないし、普通の商人の息子だよ?」

「安心しろ。自分で見たことはないかもしれないが、勇者の印は確かにある」

「赤ん坊のときに確認しただけでしょう?」

「そうだな。私自身は、子供の頃に数度見た程度ではあるが、母さんは何度も確認しているそうだ」

「は?」

「まあ、成長の確認と一緒に……な。週に一回は確認しているらしい」

「あの母親は……!」

 恐らくは入浴中か寝ているときだろう。今まで何度も覗かれていたのに、気付けなかった自分が歯痒く、息子の臀部に異常な興味を示す母親を呪った。

「さあ、奥の間に来なさい」

 国王が席を立ち、言った。玉座の裏にカーテンに仕切られた部屋がある。勇者はそこに案内された。


「これで君が勇者であることが無事証明されたわけだが」

 厳正なる検査を終え、再び勇者は国王の前に跪いていた。顔を真っ赤にし、ひたすらに俯いて話を聞く。正直に言って、最早死にたい気分だった。パンツを脱ぎ、四つん這いになり、ここぞとばかり尻を見られた。勇者の印の有無を確認する――たったそれだけのことに何故か一五分の時間を要した。検査が終わった後、王妃の表情は目に見えて明るく、肌つやが良くなっているような気がした。

「立て札に示したとおり、君が娘を救い出してくれた暁には、君を婿養子として迎え入れよう」

 そう説明する声は、どこか曇りがあった。

「正直に言って、娘はまだ若く、嫁に出すのは早いと思っている。可愛い我が一人娘を、神の選んだ勇者とはいえ、ぽっと出の平民に渡すのは正直惜しい。だが、魔王の嫁に出すよりはマシだ。こちらとしても苦渋の決断ではあるが、遅かれ早かれいつかは嫁に行くと考えると……」

 この辺りから、一人娘がいかに可愛い存在か、昔話が始まる。余程嫁に出すのが嫌らしい。ならば何故立て札に記載したのか、とも思うが、相手は魔王だ。そこまで言わないと十分に人が集まらないのだろう。或いは家臣に半ば強引に説得されたのかもしれない。国王の一人語りが五分を越えた辺りで王妃が口を挟む。

「あなた。娘が可愛いのはわかるけれど、彼ならばきっと良い亭主になりますわ」

「何故そう言い切れる?」

「私、彼の事気に入りましたもの」

「そんなに奴の臀部がいいのか?」

「違いますわ。可愛らしいお顔を見て、臀部のほうも気になっただけです。……まあ、臀部も気に入りましたけど」

「……最悪じゃあないか」

 国王は頭を抱える。これで夫婦仲が悪くならないというのなら、国王の器は大きいのかもしれない。もしくは、この程度の発言が許されるほど、互いのことを信頼し合っているのだろうか。ふと勇者はそんなことを考えていた。


 一階のホールに集まっていた人々の審査か面接よりは遥かに長い時間説明を受け、勇者は旅立った。勇者の活動に関しては、随時報告の義務があり、また魔王に関する情報が入り次第勇者に連絡が来るらしい。魔王の配下が各地で発見されており、各都市に国の兵が派遣されている。そこで情報を収集し、有力貴族及び勇者に対し最優先に情報が提供される。勇者には更に食料や旅道具の支給も約束されているという好待遇だった。

 結局自分自身での勇者の証は確認できなかったが、勇者は晴れて王国公認となった。比較的軽装の鎧に上等な剣を携えて、魔王討伐の旅に出る。しかし、その出発は晴れやかなものではなく、裏口からひっそりと行われた。国王曰く、勇者の国家公認を公表してしまうと、他の参加者からの妨害に合う可能性があるからだそうだ。しかし、それは勇者にとって丁度良かった。未だに自身が勇者だと信じられていないのだから、下手に注目を集めるよりは断然やり易いと言える。

 とりあえず魔王の情報を掴むまでは、各地で発見されている魔物を討伐し、魔物の発見場所の多少により魔王の居城を絞り込んでいく方策であった。そのため早速勇者は、近頃魔物に被害が出たという村に向かうように指示された。まともに扱ったこともない剣で、魔物相手にどこまでやれるかはわからないが、自分を勇者だという国王陛下を信じて突き進むしかなかった。

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