第109話 アムデリア沿革
さて翌日。
アムデリア情報収集を行うための下準備を開始。
まずは朝一でフィオレトヴィー宝飾店へ。
紫の騎士アーレイスクに貸し出している爺ちゃんの転移カメラの返却、動力の魔石を分けていただきたい事、転移カメラの使い方を教えて頂きたい事を手紙に書いて、執事風イケメン店員のヴィクトルさんにお預けする。
アーレイスクは今日の午後1時に所用で来るらしいので、その時に渡していただけるとの事。
夕方にまた立ち寄るので、手紙の返事がいつになるかを聞いておいてもらう。
次は王城の中にあるらしい王宮図書館へ。
エレナさんに強く薦められた『アムデリア沿革』という歴史のまとめ本を読みに行く。色々教えるにしても、基礎は自分で学んでからとの事。
出来れば借りたいんだけど、アムデリア関連の書籍は貸出禁止らしい。国交断絶中だから?
王城のエントランスにある総合案内で図書館の場所を聞く。王宮裁判院の建物の1階にあるらしい。
長い廊下を歩いて一旦外に出る。回廊を進むとご立派な建物。あれが王宮裁判院か。
つーか、図書館もそうだけど王宮裁判院って言葉として正しいんだろうか。王宮って王が住むところじゃないの。国立とか王立なら違和感ないんだけど。まぁ、脳内自動翻訳だから若干の違和感はあるのかね。
そんなどうでもいい事をボンヤリ考えながら建物に入ろうとしたら扉が開いて、銀の騎士が部下を従えて出て来たので死ぬほど焦った。
素早く横にどけて礼をすると、何も言わずつかつかと去って行った。気付かれなくて何よりです。
何もしてないのに緊張するのは、前に『しゃべるなゴミ』的な視線をもらったからだな。警察の職質受けた時レベルで緊張した。
ってかメルマナに行ってるんじゃなかったっけ?あの人。違ったっけ。
ま、気を取り直して裁判院の中に入り、受付の人に図書館の場所を聞く。
左奥の突き当りとの事。礼を言って図書室へ。
扉前の受付カウンターには茶髪のイケメン。俺に気付いて「おはようございます」と爽やかな笑顔で言われる。
もちろん俺も口角上げて「おはようございます」と返します。引きつってなどいない。
扉を開くと高さが3メートルほどの本棚が何百列もズラ~っと続く奥行き。またか。また謎部屋か。
ルージュの森冒険者ギルドのギルドマスター、アミュさんに見せてもらったギルドの書類保管庫を彷彿とさせる広さと形状に、相変わらずこの世界に物理的に無理な事は無いんだなと思った。
ともかく、こんな蔵書量だとさすがに探しきれないので、さっきのイケメンに『アムデリア沿革』が何処にあるのか聞くと、地下5階の奥にある専用の部屋に収蔵されているとの事。あと、その部屋の本は持ち出し禁止であることをガッツリ念を押される。
部屋の前に司書がいるので、そこで身分証を提示するんだって。割と厳重ですね。道すがら冒険者ギルドカードを準備しておく。
館内の床はふかふかの絨毯が敷かれていて、足音が響かない。働いてる司書の人以外、誰も居ないんじゃないかってぐらい静か。
あ、でも中央の吹き抜けを囲むようにおひとり様席があって、高校生ぐらいのヤングたちがノートにガリガリ何か書いてる。学生さんかな?コッチでも集中して勉強したい場合は図書館がベストなのかね。
吹き抜け横の中央階段から地下5階へ。天窓になっているからか、すげぇ明るい。
地下5階に着くと、ちょっとひんやり。奥の方に進むとやや薄暗くなってきた。天井自体がボンヤリと明るくなっている。この辺りはもう全然人が居ない。
突き当りまで行くと、やたら重厚な扉の前にある受付カウンターで、お爺ちゃんがポカンと口を開けて寝てた。
「すみません」
・
・
・
「あのー」
・
・
・
お爺ちゃんの肩をゆすると、のそりと起きた。
何も言わず扉にカギを差し込んでドアノブをひねると【ガコン】と大きな音がした。
「はい、どうぞ」と言って椅子に戻る。あれ?身分証見ないの?念のため提示しておく。
部屋の中は、幅・奥行きともに20mくらい。天井が高く感じる。いや、実際高いな。窓がないから開放感を演出してるのかね。部屋の中央にはテーブルと椅子。
本棚は国ごとにまとめられているようで、天板に国名とジャンルを記載したプレートがはめ込んである。
側板には本棚の番号が彫り込まれている。
フラムロスに関する本棚が、部屋に入ってすぐ左側の4列分、1番棚から4番棚と右側の4列分、12番棚から15番棚まで。
アムデリアは左側のフラムロス棚の奥の4列、5番棚から8番棚とちょっと多い。
さらにその奥にメルマナが2列、スウェインが一番奥の1列。
トルジアが右側フラムロス棚の次。5列もあった。セルシニアが残りの2列。
敵国認定されてる所の本が多いのかな?
アムデリアは国交断絶中で、トルジアとセルシニアは魔王黒村に滅ぼされて占拠されてる地域。妖魔の本拠地。
時間がある時にゆっくり見てみたいな。特にセルシニア。魔王黒村を召喚したトルジアに滅ぼされて、赤の騎士レナートさんのお爺さんは当時の王様の弟、ナイトストーカー隊のアレクシオスとセイラロスはセルシニア最後の王様の息子。何か書いてあるのかなぁ。
実に興味深い。けど、まずはアムデリア。エレナさんオススメの本を探そう。
テーブルにバッグを置いて、アムデリアのコーナーへ。お目当ての『アムデリア沿革』は歴史ジャンルの最初の本だった。ラッキー。でもちょっと厚め。辞典ぐらいある。
席に戻って分厚い表紙をめくると、黄色く変色したザラ紙に薄くなったインクの手書きで、序文が書かれていた。
~~~
序
本書は当館の編纂に係るものなり。
此地史料典籍の以て
王国歴545年8月 王宮図書館史料編纂所
~~~
王国歴?いきなり知らない。
暦は知らなくても生活に支障がなかったからなぁ。
今は何年なのか、後でエレナさんに……いや、ナディアに聞いてみよう。呆れられること大である。
あと文章表現が明治やら大正やらの匂いを感じる。結構古い本なのかも。
これは読むの時間かかるな……小難しい文章はざっくり脳内変換して、まずは大筋を追うか。細かいことは後で補えばいいや。
パラパラめくると年表が出て来たのでノートにまとめておく。受験勉強みたい。
~~~
【王国歴178年】
9月24日
王国南端の漁村であるストリーナ村より、魔獣による甚大な被害ありとの報告を受け、テルフォード砦から50名の魔獣討伐隊を派遣。
(おお!ストリーナ!今でこそブラン伯爵領の領都だけど、昔は漁村だったんだ。城塞都市のテルフォードも砦か。すげぇ時代を感じる)
9月25日
魔獣討伐隊ストリーナ村に到着。魔獣の姿は見えず。被害状況を確認。
家屋12戸に対し6戸倒壊、6戸半壊。生存者9名。うち重傷者6名、軽症者3名。倒壊した家屋から2名の遺体を発見。
痕跡から大魔獣1体、多数の小魔獣と推定。海から侵入したと見られる。魔石は発見されず。
砦を構築して魔獣の再来に備え、近隣5つの漁村に監視員各5名派遣。
保護した村民9名をテルフォード砦に移送。途上、重傷者2名死亡。
(家屋12戸?少な……イカン、いちいち突っ込んでたら時間が足りない。まずは無心で書き写そう)
9月26日
ストリーナ村生存者、テルフォード砦に到着。軽症者への聞き取り調査で、村民89名に対して死者・行方不明者が78名に上る事が判明。テルフォード砦よりグレンフェル砦に状況報告の伝令を進発。
(うわ、ストリーナがほぼ壊滅とか……)
9月27日
伝令、グレンフェル砦到着。軍上層部、討伐隊の追加派遣を決定。ストリーナ村に25名、近隣漁村に各50名。
9月29日
各地に討伐隊到着。柵構築・監視を開始。
【王国歴179年】
3月19日
ストリーナ村沖に20体前後の魔獣を確認。魔獣の姿は上半身が魚類、下半身が人型で、体長は2メートル前後。海に棲息する新種の魔獣と推定。直ちにテルフォード砦に報告。近隣漁村に監視の強化を伝達。
魔獣がストリーナ村に急接近。迎撃を開始。弓による攻撃で2体射殺。上陸直前で4体射殺すると反転、沖に向かって逃走。討伐隊に被害無し。
(この魔獣って、魚人的な?人魚の逆パターンでキモ系の)
3月20日
近隣漁村からの定時連絡員、異常なしの報告。
ストリーナ村沖におよそ50体の魔獣を確認。直ちに近隣漁村に伝達。テルフォード砦に来援要請。近隣の漁村では魔獣を確認せず。各漁村警戒に20名を残し、30名がストリーナ村の守備に向かう。
ストリーナ村に集結した200名で迎撃態勢を取る。テルフォード砦に来援要請が届くも戦力乏しく、グレンフェル砦に来援要請の伝書鳥を送る。
魔獣接近、上陸。交戦状態に入る。
3月21日
グレンフェル砦にテルフォード砦からの伝書鳥到着。要請を受け500名の魔獣討伐軍を編成。討伐軍司令官にオルグレン侯爵ティルバートを任命し、進発。
(オルグレン侯爵?どっかで聞いたな)
3月23日
討伐軍ストリーナ村に到着。4体の魔獣を確認するも討伐隊を確認出来ず。魔獣を掃討しストリーナ村に入る。崩壊した砦の下から6名の生存者を発見。聞き取り及び状況確認により討伐隊194名は逃亡もしくは死亡と推定。
ストリーナ村沖に巨大蛇型魔獣を1体確認。海に棲息する新種の龍種と推定。オルグレン侯爵、龍種の呼称を海龍とし厳戒態勢を発令。グレンフェル砦及び王都に緊急伝書鷲を送る。
グレンフェル砦に緊急伝書鷲到着。応援部隊に重装騎兵隊100騎、魔道具隊10名を編成し、直ちに進発。
(200人でダメなの?魚人ヤバい。怖い。この時代に転移しなくて本当に良かった)
3月24日
王都に緊急伝書鷲到着、奏上。ストリーナ村周辺地域の閉鎖、近隣漁村からテルフォード砦への避難命令、討伐軍完全撤退の王命発令。グレンフェル砦、テルフォード砦、ストリーナ村、近隣漁村に緊急伝書鷲を送る。
グレンフェル砦からの応援部隊ストリーナ村に到着。海龍及び魔獣の姿を確認出来ず。村内及び周辺を捜索するも生存者無し。オルグレン侯爵直筆の戦闘記録を発見。テルフォード砦に移送。
3月25日
薄明までに各地に緊急伝書鷲到着。全村民の避難と軍の完全撤退を開始。
王都よりテルフォード砦への食料・物資の輸送を開始。
ストリーナ村西部ヴィガーノ山に海龍及び魔獣観測所を設置。
9月23日
ヴィガーノ観測所に於いてストリーナ村沖に集結する魔獣の群れを確認。グレンフェル砦に伝書鳥を送り、監視を継続。群れから一部の魔獣が離脱しストリーナ村に上陸。20体を確認。徘徊後、村を離脱。群れと合流。
魔獣集結箇所に海龍を確認。直後、一帯に轟音が響き海面に白波立つ。海龍、周辺の魔獣を捕食後潜行。テルフォード砦に状況報告の伝令を送る。
9月24日
ストリーナ村沖に海龍、魔獣の群れを確認。
魔獣の群れがストリーナ村に上陸。およそ50体を確認。村内を徘徊後、家屋を完全に破壊。
海龍、ストリーナ村に向け水流を吐き出し、上陸した魔獣もろとも地形ごと消失。
海龍潜行。グレンフェル砦に伝書鳥を送り、監視を継続。
グレンフェル砦に伝書鳥到着。王都に緊急伝書鷲を送る。
9月25日
王都に緊急伝書鷲到着、奏上。ストリーナ海上砦建設、海龍討伐の王命発令。
10月1日
犯罪奴隷1857名、ストリーナ海上砦建設の移動開始。
【王国歴180年】
1月5日
犯罪奴隷1793名、ストリーナ到着。海上砦建設開始。
3月19日
ストリーナ沖に魔獣の群れを確認。およそ20体が海上砦に接近し、交戦状態に入る。魔獣16体討伐、4体逃走。犯罪奴隷52名死亡。
ストリーナ沖に海龍を確認。直ちに海上砦に接近し、交戦状態に入る。
海龍潜行。浮上後水流を吐き出し、海上砦小破。海龍上陸せず沖へ逃走。犯罪奴隷71名死亡。海上砦復旧開始。
3月20日
ストリーナ沖に海龍を確認。海上砦に向け水流を吐き出し、海上砦中破。
海龍、海上砦に接近し人間の姿に変化、犯罪奴隷を殺戮・捕食。
海龍潜行。犯罪奴隷279名死亡。海上砦復旧開始。グレンフェル砦に伝書鳥を送り、監視を継続。
グレンフェル砦に伝書鳥到着。王都に緊急伝書鷲を送る。
3月21日
王都に緊急伝書鷲到着、奏上。魔道具隊編成。指揮官に王太子カイバート殿下を任命し、王都を進発。
3月22日
王太子カイバート殿下、海上砦到着。海龍に対し降伏勧告を行う。
ストリーナ沖に海龍を確認。海上砦に接近し人間の姿に変化。カイバート殿下の勧告を受け入れず海龍に変化。
カイバート殿下、黄金龍に変化し降伏の最後通告。海龍、拒絶。
黄金龍カイバート殿下、爆雷撃を以て海龍を討伐。
カイバート殿下、直ちに救助部隊を組織する。近隣漁村より船を徴発し、ネレイス先導で渡海。散発的に魔獣の攻撃を受けるも、ネレイスが使役する魔海獣オルカの群れによって撃退。
3月23日
陸地を目視する。
カイバート殿下、海岸で魔獣と交戦中の人間を確認し、黄金龍に変化し救援に飛ぶ。
雷撃を以て魔獣を殲滅。海に逃亡した魔獣は魔海獣オルカによって殲滅。
海底洞窟に拘禁されていたストリーナ村民35名、討伐隊19名、討伐軍21名、犯罪奴隷257名、現地民2名の生存を確認。
ネレイス、現地とストリーナの安全海路図をカイバート殿下に謹呈する。
現地民、海龍の暴政からの解放に敬服し、カイバート殿下に恭順の意を表明する。
カイバート殿下、原住民代表者の王都同行を求め、同意。
当地、原住民の言葉で「アム・デリア」(月女神の
~~~
アムデリアやっと出て来たよ!でも地域の名前として出て来ただけというね。
あー……ちょっと疲れた。今何時かしらっと……キョロキョロ見回すと大きな柱時計を発見。11時40分か。
よし、キリのいい所で休憩しよう。外でご飯食べて、また戻って来よっかな。
本を元の位置に戻して部屋を出ると、司書のお爺ちゃんが寝てた。
揺すって起こすと、不機嫌そうな、眠っっっそうな眼で睨まれた。理不尽。
「また後で来ますから」
「はい、ご利用ありがとうございます」
のろりと身体を起こして鍵を掛け、椅子に座ると寝始めた。まぁ、人も来ないしね。
王城のエントランスに出ると、何処からか良い匂い。もしかして食べる場所がある?
総合案内に話を聞くと、1階に食堂があって誰でも利用できるらしい。
裁判院の建物とは逆の方に行くと、ちょっとした行列があった。この先かな?
最後に並んでいたおっちゃんに声を掛けてみると、予想通り食堂の列だったので、さっき書き留めたノートを見ながらじっと並ぶ。
10分ほどで食堂に到達。入り口付近にメニュー表があって、その隣にいるおっちゃんから食券を買う。半券をカウンターの人に渡してお盆を準備。食事をお盆に乗せられて半券を回収。水とお茶は飲み放題で、席は自由。セルフ式の食堂のシステムそのままだ。
一つだけ違うのは、奥の方はお偉いさん、お貴族様の専用席になっているらしい。
上品そうな服を着た人が並ばないで食堂に入って行くのは、そういう事か。
さて、何を食べようかな。メニューを見ると、赤の剣士隊の特訓でお世話になったドゥーブルリオンの食堂とメニューがほぼ同じだった。麺・パン・米の分類……お、やっぱりカレーはあるな。銅貨2枚?安いな!迷いなくカレーを注文。
カウンターのおばちゃんに食券を渡すと半券をお盆に置かれる。
カレーを待ってる間に水とスプーンを先に取りに行く。貧乏性だから待ち時間がもったいなくてね。
「ハイお兄ちゃん!カレー1枚!」
「はーい、ありがとうございます」
おばちゃんにお礼を言うと、そんな事を言われたのは初めてだと笑っていた。
さて、お席は……結構混んでる。適当な相席を確保。ドゥーブルリオンで食べたカレーとちょっと味が違う。スパイスの配合が違うのかね。コッチにはコッチの、アッチにはアッチの良さがある。
席に着いて3分ほどで一気食い。美味しくいただきました。
午後からも図書館の奥の部屋に籠って、ひたすら書き写し作業。
午前中はアムデリア発見の所までで、ここからは開拓の話。
大きな島と思っていたのでアムデリア島と名付けた。島の調査・開拓は魔獣と妖魔との戦いで、王様が引くほど被害出まくり。それでも開拓を推し進めたのが、海龍を倒した王太子。なんでこのヤバい土地にこだわったのか。
10年近くかかって、ようやく島っていうレベルじゃなくて新しい大陸だと判明。町や村を作って移住させつつ領土をガンガン拡大。
さらに10年、王太子が最初に造ったアムデリアの街で結婚。お相手は、海龍を倒した時に会った
その後はフラムロスに戻って、アムデリアをいくつかの貴族に分配して統治させた。
もしかして王太子、開拓ってのは建前で、ネレイスと結婚したくてずっと探してた感じ?大きな犠牲を払って公私混同?
そんなこんなで午後4時。今日はアムデリアの発見と開拓の黎明期までだな。
帰りにフィオレトヴィー宝飾店に寄って、アーレイスクの返事を聞いて帰ろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます