#2.1 本の記述(吸血鬼についての設定)

 この項目は本編ではありません。

 #2に出てきた本の内容、つまり設定を置いておく場所です。

 ルナがどうなっていくかにかかわっています。

 ルナに何がおこって、どうなるか知りたくない人は読むことを推奨しません。

(もしかしたら作中で逐一説明みたいなのを入れるかもしれませんが・・・)

 それでも良い方はどうぞ。






 <吸血鬼>

 ・見た目は尖った耳、紅い瞳に縦長の瞳孔、牙、背中にコウモリの羽が生えている。

 ・魔眼を有していることが一般的である。特に催眠、魅了、幻惑状態にすることが得意。

 ・人間に擬態して近づき、何らかの方法で抵抗できなくするか、不意打ちで襲う。

 ・牙で吸血する際に魔力を相手に送り込むことによって吸血鬼化させる。

 ・魔力を送られなかった人間は最悪の場合死に至る。

 ・日光や聖なる魔力を持つ武器などは苦手。日光に当たっている間は人間と同じ程度まで能力が落ちる。

 ・人間を吸血鬼化させた場合マスターとなり、一定の主従関係が生まれる。

 ・多少の傷を受けた場合でもすぐに回復する。

 ・牙には恍惚や多幸感などを感じさせる効果があり、それにより人間がそれ以降抵抗するのを抑える。


 <吸血姫>

 ・吸血鬼というカテゴリーの中の最上位種

 ・日光に当たっても通常の吸血鬼程度の力は維持する。

 ・一時的に日食を発生させて一定の範囲を夜中と同じ状態にできる。

 ・回復能力も高く、聖剣などの傷でない限り傷ついたそばから回復する。

 ・一般的な吸血鬼と見た目の差異はほとんどないが、唯一の違いはコウモリの羽が大きいこと。


 <吸血鬼化の過程>


 Ⅰ期(眷属期) <吸血されてから満月まで>

 ・吸血鬼の眷属となり、マスターの命令に従うようになる。ただし、相手の精神力や魔力によって始めの数日は抵抗されることがある。

 ・見た目の変化はない。

 ・味覚が変化し、血液をおいしく感じるようになる。


 Ⅰ+期 (一次覚醒) <吸血されてから初めて迎える満月の日>

 ・急激に体が変化し完全な吸血鬼になる。数時間で人間の姿に戻る。

 ・吸血衝動が抑えられなくなり理性を失う。

 ・吸血鬼化能力を持つが自分がマスターになることはない。(マスター権は眷属にしたマスターが持つ)


 Ⅱ期 (潜伏期) <人間に戻ってから新月の日まで>

 ・見た目は完全に人間。

 ・マスターの命令には無自覚に従う。

 ・貧血、低血圧、朝に弱くなる、夜に眠れなくなるなどの症状が現れる。

 ・味覚がさらに変化し、血液以外が味気なく感じる。


 Ⅲ期 (変異期) <新月の翌日から次の満月まで>

 ・徐々に吸血鬼の特徴が現れ始め、日を追うごとに変化が進む。髪の色が変わることもある。

 ・周囲の人間は認識が阻害され気づかないか、気のせいと思うほどの違和感を感じる程度しかない。

 ・日光を浴びると調子や気分が優れなくなる。

 ・血を見ると吸血欲求が現れる。

 ・吸血鬼化能力はない。


 Ⅳ期 (二次覚醒・成熟期) <満月から次の満月の前日まで>

 ・体がすべて吸血鬼に変化し、定期的に吸血が必要になる。

 ・吸血鬼化能力を持つ。

 ・思考が魔族的になることがある。(個人差はある)

 ・擬態しないと周囲の人間に気付かれるようになる。(認識阻害状態がなくなる)


 Ⅴ期 (完全覚醒) <それ以降>

 ・マスターの命令の強制力がなくなり、独り立ちできるようになる。




 以上が吸血鬼化に関する設定でした。

 これからルナがどうなっていくのか多少わかったと思います。

 話はまだまだ続きます。本編をお楽しみに。

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