《ダンスマラソン》-バトルロイヤル

「ダンスマラソンですって!?」


「そんなうろたえないでよ!」


「うろたえますよ! んな、エメロード様が参加されるなんて!」


「当たり前じゃない。主催者の一人なんですもの。私が出ないわけにはいかないじゃない!」


「主催なら持久力コンテストなんて企画しなきゃよかったじゃないですか。三十超えた中年に、《持久力》という名の壁がどれほど辛いか」


「私の企画じゃないっ! 楽団をお貸しくださったフィーンバッシュ侯爵閣下に聞いてよ!」


 冷ややかにアーバンクルスとルーリィの視線を受ける一徹。が、気付くどころではないほどに、参加せざるを得ない状況を嘆いていた。


「で、ではエメロード様、若くて立派そうな殿方を引っ張ってまいります。ゲームはその方と……」


「若くて立派そうな殿方を、私のパートナーにげ替えて貴方が不参加になったら、まるで私が、疲れてしようもないこの企画に引きずり込んだように思われるじゃない!」


「いやぁ、引きずり込まれたって言うなら私も……」


「山本一徹っ!!」


「……ハイ」


 ダンスの動き一つが慣れない動き。全く息の合わないエメロードとのダンスカップルで参加したなら、想像以上に疲れそうなのは簡単に予測できてしまう。

 それでもこのゲームの参加は不可避と理解した一徹は、トホホとうなだれた。


「あ、じゃあ……」


「適当にギブアップしようなんて考えてたら絶対に許さないわ。もしそれで、『情けない公爵令嬢だ』なんて周囲から思われたら私、たまらないんだから」


「……息は全然合わないのに、なかなかどうしてこのは、こういうとき俺の考えをピタリと当ててくる」 


 10歳以上離れていることもある。本来は、大人としての一面だって見せなければならないところ。


 我侭な発言をしてみて、しかして眉間に皺を寄せた十八の美少女から叱責を受けたこと。

 面倒くささと情けなさを突きつけられた一徹は、結局溜息混じりに音楽の調べに乗るようにして、またステップを踏み始めた。


――ゲームが始まり時間はそれほどたってない。


「……面白くない」


 本音がエメロードの口をついで出た。


 パーティホール中央。

 十組ほどいたカップルは半数まで減り、しかし視線の先の彼は、エメロードが早い時分に敗退したのに、意外な健闘を見せるから楽しくなかった。


 弾むような音楽のリズム。駆け抜けていくように軽快で速いから、既に十数回は、ホール中央に立つ者たちは踊りきっていた。


 誰が最後まで踊り続け、ただ一人ホールに残るのか。


 観客となったパーティ招待客は、期待に膨らませた眼差しを送る。

 いまではそんなその他大勢の中の一人となってしまったエメロードに限っては、肩を上下させ、必死に酸素を取り込もうとしながら、先ほどまでパートナーだった一徹を睨みつけていた。


 睨み付けたくもなる。

 自分は一徹に「気合を入れろ」と言った。そんな自分が先にバテてしまい、足がもつれてしまったから。


 因みにこれは、ただ情けなさを感じて笑えないからというだけで睨んでいるわけではない。


 転んでしまったことでゲームから脱落したエメロード。

 もし一徹が転びそうな彼女の、ホールドしていた腕を引っ張るなり、立ち位置を変えるなりして救えたら、それでよかったのだ。


 ……そんな甲斐性、一徹にはなかったのだが……


 ただそれは睨みつける理由の一つに過ぎない。


 一番の大きな理由、それは……


「どうして、楽しそうな顔してるの? 私のときには苦笑いばかり浮かべるのに」


 シェイラの存在があったから。シェイラと……踊っていた。


 体勢を崩してしりもちをついたエメロードが顔を上げたときにはもう、先ほどエメロードが包まれていたはずの一徹の腕の中には、入れ替わったようにシェイラがいた。


 そのシェイラが一徹のパートナーになった途端、一徹の舞踏は急激にスムーズに、さまになったことが腹立たしかった。


 シェイラという女は、話を聞く限りでは一徹と本日知り合ったばかりであるはず。

 なのにそれよりまだ付き合いのあったはずのエメロードは、ダンスパートナーとしての格の違いを突きつけられた気がした。



「こいつぁ凄い……な」


 淀みなくステップを踏めていた。ぎこちなさを感じさせない身体運びで、自分でも信じられなくスマートに踊れていることに、一徹自身たまげていた。


「ちゃんと踊れていますよ一徹様」


「正直驚きですシェイラ。先ほどはステップ一つ踏むたび、リズム一つ乗るために、相当しんどさがあったのに」


 シェイラと踊ることへの安心感。エメロードがパートナーを務めていたときとはダンチ。


「徐々に動きも大きくなってまいりましたね」


「も、申し訳ない」


「いいのです。動きが大きくなっているのは良いことですよ。少しずつダンスに慣れ、固さが取れたということなのです。続けましょう?」


 ミスもかなり減った。確かにシェイラがパートナーになったばかりのときには、胸や腹でシェイラを跳ね飛ばし、足も踏んだ。

 だが二、三分経つころには、見違えるほど一徹の踊りはよくなっていた。


「自信を持って大きく。失敗を恐れないで下さい。ミスしたってよいのです」


 シェイラからかけられる言葉、踊り始めてから既に何度も耳にしていた。


「エスコートは私が行います。一徹様は恐れず、好きなほうにステップをお踏みください。私があわせますから」


 それら言葉が、失敗への免罪符。


「失敗を恐れるな」と言われ、さらに「失敗してもいい」と言う。その上「好きに動いて構わない」とまで言われた事が、大きな安心感につながった。


「『ダンスはほとんど』と仰った一徹様。ならばまず、ダンスを好きになるところから始めるのが宜しいかと。楽しむことこそ上達への一番の近道です」


「ありがたい。シェイラはそうして上達されたクチで?」


「え? いえ私は、本当はダンスなんて……」


「シェイラ?」


「な、何でもありません!」


 まるで一徹の行きたい先を読んでいるかのように体を動かすシェイラ。

 一瞬、彼が彼女の脚を踏みそうになっても、自然な動きで一歩脚を引く。

 アンバランスすぎる一徹が、バランスを取ることができるように、そのズレた部分を補う動きを見せていた。


 3年の間シェイラが……シャリエール・・・・・・が一徹を見続けてきたからこそなせる技。


 そんなこと知らない一徹は、だから自信を持って踊ることができた。それが良い踊りへとつながっていった。


「一徹様、どうかさなさったのですか?」


 自信を持ってしっかり踊ることが出来るようになったからか、少しだけ一徹は余裕を取り戻していた。

 一方向を見つめ、不敵な笑みを浮かべ始めたことが、シャリエールに問わせた。


「何を見ていらして……」


「まさかの事態だ。シェイラ、私が四苦八苦していたさなか、状況は随分と動いていたようです。もう……二組わたしたちしかいない」


「えっと……ッツ!?」


 一徹の言葉、状況を、シャリエールも理解した。


 相手の動きに合わせるため……とは、言い訳の一つでしかない。

 シャリエールこそ周囲が見えてなかったようだ。


 周囲などどうでもいい。


 一徹と手を重ね、指を絡ませ腕に抱かれて二人で踊ること。

 キスできそうなほどに近い距離で一徹を見つめることが出来ること。

 陶酔と高揚していたのが事実だったから。


 ……一騎打ちだった。


 いや、《ダンスマラソン》が《奏者と演者の決闘》だとするなら少し違う。

 最後の一人まで踊り残った者が勝者とするルールからも外れてしまうが……


 最後の一組になりうる、この二組しかいないパーティホール中央を見るなら、ペア同士の一騎打ち、決勝といっても過言ではなかった。


 一徹・シャリエールペア。そしてアーバンクルス・ルーリィペア。

 この二組が、現在まで残った踊り手たち。


 どうして一徹が視線を他に飛ばしたのかシャリエールも理解した。

 最後の一組とならんがため、ルーリィが攻撃的な視線を送りながら動きほとばしらせていたから。


「ったく! 駄目だね俺も! 足るってことを知らねぇ! ちょっとばかし慣れてきたからって……欲が出てきちまう!」


 あぁなるほど。とシャリエールは直感した。

 いまなら、一徹の考えることが何でもわかるような気がした。


「……勝ちたいですか一徹様。あのカップルに」


「あっと、えー……わかっちゃいました?」


 一定の距離を置かなければならなかった、《一徹の使用人》という障害たちば

 仮面をかぶり、正体を隠すことで、抵抗なくスルリと一徹の胸の中に飛び込んでしまえる《シェイラ》という身分。


 一徹の傍に立つその遠近によって、これほど見えなかった物が見え、物事に気付くことへの容易さが違うのかと、シャリエールは興奮と衝撃すら受けた。


「初めて会ったはずなのに、目の敵めのかたきにばかりされている。ゲーム中まで敵意を飛ばされては、さすがに面白くありません。ただ、喧嘩になるのは望まない。いい機会ってね。ここで一発、目にもの見せてやるっていうのも」


「フフッ、やっぱり」


「本当、せっかくシェイラには、フォローをして貰っているのに申し訳ない。貴女をおざなりに、私は自分のことばかり考えて……」


「なら、勝ちに行きましょう?」


 長ったらしいセリフは一徹が言い訳してるゆえ。

 それに対してシャリエール。一徹にとって同じく本日初めて出会ったばかりのシェイラから返ってきたのは、たったの一言。頼もしい返事。


 語気に、そして腕の中の、シェイラからの視線をまっすぐ受けたことで気合を感じた一徹は、ゾクゾクとした武者震いを背筋に感じ、はからずも口の両端が吊りあがった。


 ……とうとう、勝負は始まる。


「んーじゃ、一丁やったりましょうか。シェイラ?」


「ハイッ、あの二人を下しましょう一徹様!」


「ハッハァ! 面白くなってきたぁっ!!」


 アーバンクルスとルーリィが、奇しくも同じタイミングで一徹達の方へと顔を向けた。そういうことで絡まった双眸。


 ここで一徹は、仮面から覗ける口元によって挑発をするかのようにニカァッと歯を見せ、笑って見せた。



 シャリエールは誰かと踊っていた。

 アーバンクルスは誰かと踊っていた。そういって過言ではなかった。

 少なくともシャリエールは一徹と、アーバンクルスはルーリィとは踊っていないようだった。


 なぜならば……


「なんだ、往生際が悪いな」


「体力……限界来ているんですけど!? そろそろ転ぶかギブアップかしていただけるととても! 嬉しいのですが!?」


 一徹はシャリエールを腕に抱きながら、ルーリィはアーバンクルスの腕に抱かれながら、お互いを意識していた。


 だから互いのパートナーにとっては鼻持ちがならなかった。

 二人が向け合ってるのは敵愾心てきがいしんだ。

 しかしながらマイナスの感情であろうが……仮面から覗く瞳で、一徹もルーリィも見つめ合うには違いない。


「体力の限界だと? 相当に狡猾だよ貴様。私が気付いていないとでも思っているのか? まだまだスタミナを残しているのだろう。私に一瞬でも優位性を感じさせ、後で温存した力を見せつけ私の心を折ろうとでも思っているのか?」 


「ルーリィ落ち着いて! ドンドン早くなっているから!」 


 嘲笑にも似た一徹の口元の歪み。

 煽られているとしか思えないルーリィは、知らずのうちにペースを早くさせていた。


「こんなオッサンのどこに、んな体力あると思うかなぁ」


「あちらのペースに飲まれてはいけません一徹様。引っ張られてペースがこれ以上速くなったら今度は私も……」


 ヒーヒーしわがれた様な呼吸音。

 いまやニカァッと歯を見せているのは、笑っているのではない。上手く呼吸出来ず、顎が自然と出た状態ながら何とか一徹が酸素を取り込もうとしているゆえ。


 ルーリィは一徹がペースを上げたようだったからリズムを上げた。

 一徹もルーリィが早いビートを刻み込むように見えたから拍子を上げた。


 本当は双方とも、そんなことしていないのに。


 勘違いして動きを早めているところは互いに互いが負けたくなかったゆえ。

 大人気ないのは百も承知、それでもなんとしてでも屈服させたい。

 ルーリィは別として、珍しく、いまばかりは一徹も真剣だった。


 シャリエールは誰かと踊っていた。

 アーバンクルスは誰かと踊っていた。そういって過言ではない。

 少なくともシャリエールは一徹と、アーバンクルスはルーリィとは踊っていないようだった。


 なぜならばそれは、まるでにらみ合う一徹とルーリィが、闘志剥き出しに二人だけで踊っているようだったから。


「ちょ、ルーリィ、これ以上ペースを上げられたら私は……」


「あ、脚が追いつかなくなってきた」


 ある意味二人だけの世界が出来上がっていたから、お互いの本当のパートナーが、実はとてもキツそうな顔をしていることに双方気付かない。


 相手に勝ちたい一心で、いつの間にかパートナーを考えずに二人は独りよがりに踊りあう。


 ゆえに、その影響の余波を受けたアーバンクルスとシャリエールが、無理をした二人についていけずゲームから脱落するのはすぐのことだった。


「ッツ! アーヴァイン!!」


「シェイラ!? 申しわけありません! 私はっ……!」


 大きくステップを踏んだルーリィとの歩幅を合わせきれず、小さいステップを踏んでしまったゆえ、ホールドによって唯一付いていけていた上半身の重さにバランスが崩れて倒れたのがアーバンクルス。


「ゲームは続く。君の手を、あの黒衣の男が握ることになるのかな?」


「アーヴァイン、いいんだ。君がパートナーでないダンスなどに何の意味がある!」


「嬉しいことを言ってくれる。でも棄権するつもりかい? いけないよルーリィ。他の男の腕に君が抱かれることがどれほど私にとって不愉快であっても、私は、私のせいで君に勝負を投げ出させるような理由おとこになりたくはない」


「……わかった。少しだけ待っていてくれ。すぐに、終わらせてやるから」


 シャリエールは勢いが付いた一徹のリズムについていくのがやっと。

 いつの間にか汗で濡れた一徹の手に、包まれる自身の手も汗に塗れていたことに気付かず、滑り、遠心力の掛かる場面で一徹と手が離れてしまった。


「どうやらあちらもパートナーの一人が脱落したみたいですね。残ったのは……女性のほうですか。だったらまだ終わりではありませんね」


「それはそうかもしれませんが……」


「正真正銘の一騎打ちです。勝ちたいのでしょう?」


「そいつぁ……」


「こうしましょう? 私はここで脱落してしまいますが、一徹様が優勝することを信じています。本当に優勝したとするなら、それは私の実績でもあったとして、一徹様のお心に留め置いて頂けないでしょうか?」


「なら……なおさら負けられませんね」


「ええ、絶対に勝って下さい一徹様……ご武運を」


 それでも、一徹もルーリィも止まらない。

 互いのパートナーの想いが、言葉が、力強く背中を押してくれたから。

 

 大きく優しく笑ったのち、二人とも振り返った。


 振り返……向き合ったといってもいい。仮面に正体を隠したままの一徹とルーリィが。


 戦地に赴くかのように、仮面から顕わなルーリィの口元は引き締まる。

 同じく露出された一徹の口元は、これで決着が付くことに期待に溢れた笑みで歪んでいた。


 パーティホールの中央に立つのは一徹とルーリィの二人だけ。

 他の数多くの出席者は固唾を飲んで、ことの行く末を見守ろうとした。


 さすがは決勝というべきか。

 集中した視線に想いは混じり、パーティホール中央は熱気は増したようだった。


『ハァーッ! ハァーッ! 長かった、しんどかった。上級貴族のパーティで、どうしてこれほど体力が続くのだ。こ、これで決着だ。奏者お前達の方が体力続くのか?』


 ここまで音楽を奏で続けてきた、指揮者と奏者の悲鳴が明後日のところから木霊する。

 もちろん、それを耳に入れる踊り手も満身創痍。

 決着の舞台は、出来上がっていた。


「ご武運か、ご武運ね? その言葉も懐かしいな。《一徹様》もそう、《ご武運》もそう。なんというか……シェイラは少し、お前に似ているよ。リングキー」


「……ここまで来れたことだけは褒めてやろう下衆ゲス。が、その快進撃もここでしまいだ」


 一徹にとって、いま勇気をくれたパートナーはシャリエールではない、シェイラだ。

 そのシェイラに一瞬でも、かつての大事な存在思い出、リングキーという女が重なったようにも思えた一徹。

 中腰の体勢、肩幅に開いた脚の両膝に両手を置き、息荒くうなだれるなかでルーリィに声を掛けられた。


「貴様も運が悪い。想いを託された私が、ここで敗れることなど絶対にないのだから」


「ああ、そう?」


 うなだれる一徹に対し、ルーリィはしっかりと頭を上げて立っている。

 自然と見下すような、それも汚い物を見るかのような仮面から覗く二つの瞳。


 一徹はこれを体勢変らず顔だけ上げ、上目遣いで見返す。

 見ようによっては、仮面の中の一徹の眼差しはガンをくれているようにも見える。

 そしてここに来て、一転フランクな言葉遣いになったこともあって、一層不機嫌さを増したルーリィは舌を打った。


「まぁ俺もね、ここまでシェイラに迷惑をかけてきた手前、なっさけないところを見せるわけには行かないのよ。だから申し訳ない。レディファーストをお望みなら……諦めた方がいい」


「随分な口をきいてくれる」


 二人のうちのどちらが優勝するのか。

 会場内の九十九パーセント、その中にはフィーンバッシュ侯爵も、ラバーサイユベル伯爵もアルファリカ公爵にアーバンクルス、シャリエールも含め、興味深く注目が集まった。


 ……唯一、そのなかで皆と違う思惑によってハラハラし、不安げな視線を送る者がいた。


 エメロード。

 とうとう、その恐れが現実な物となってしまうように思えたから。

 一徹の存在が、そしてルーリィの存在が、お互いに明るみに出てしまう恐れ。


 そうして、向き合った二人は動きを見せる。まず深々と頭を下げたのは一徹。


「貴女のお相手を務める。光栄だ……とでも言った方が宜しいのか。申し遅れました。私……」


 対してルーリィも、スカートの裾を両手で摘まみ、目を伏せた。


「いい。名乗らないでいい。私も名乗るつもりはないから。いや、名乗る名など持ち合わせてはいないんだ。特に、下衆に対しては」


「さようで?」


 どちらも敬意を示す仕草の筈。二人とも恭しげに「お相手宜しく」と言う姿勢……だけは見せた。

 所詮はパフォーマンス。心など籠もっているはずもない。


 遂に、掌を合わせる。

 一徹はルーリィの背中を抱き、ルーリィは一徹に体を預けた。

 それは、互いに仮面を付けているからこそ至れる動き。


 やがて、決勝は始まった。


 新たに奏でられ始めた音楽。踏み込んだ二人の脚には、力がこもっていた。











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