テストテストテスト42

『次、刀坂ヤマト』

「ハイッ」

『山本一徹』

「うわぁマジですか。寄りにもよって学内最強のオ・ト・コ? 僕チン、クスンクスン」

『山本訓練生っ! 二度も言わせるな。訓練を舐めてるのか!?』

「うぃ~っす。トホホ……」


 最近、何度か自分がマズい状態に陥っているとヤマトは感じていた。

 

「舐めてるんじゃないのよねぇ。舐めていないからこそ、《主人公》との対人戦がヤバいってわかって落ち込んでる」

『何か言ったか?』

「いえ、何でも」


 授業に訓練はいつもダルそう。ふざけた態度を見せる。これまでの一徹の通常稼働のはずなのに。

 

『貴様、最近少したるんでるんじゃないか? 学内での妙な人気に胡坐をかき、担任のフランベルジュ教官も甘やかしているから。俺は特別扱いせんからな」

「いやいや、特別扱いしてくださいっすよぉ? こちとら無力無能がなぜか訓練生になっちゃったパティーンっ!?」

『この学院に入った以上、そんな言い訳は聞かん』

「そんなっご無体な!」


 それが妙に最近、鼻に突く・・・・

 いや、ヤマトもわかってるのだ。だるそうに見えるのも、ふざけた態度を見せるのも、真面目にやることが格好悪いと・・・・・・・・・・・・・一徹は思ってるからだ・・・・・・・・・・


『いいから黙って従え! 貴様に時間を取られては、この時間内に訓練が終らん!』

「あー……死亡フラグ不可避っちゅうかぁ……」

『両者向き合い、礼! そして……』

「ったくぅ、ヤレヤレだねどうも」


 いや……実はそれが真実ではない。


(……やっぱり、何かが変わった)


 悪態つきながら、やる気なさそうに頭をかいた一徹が、ヤマトと向こう正面に立った……瞬間だった。

 眠たげに半開きな瞳はスィっと細くなる。表情は、何ともつかぬポーカーフェイス。


『構えッ!』


 両者構えを取った瞬間。

 ビリリィっと、何か生地の裂ける音が二人の対人戦観戦に集中しようというクラスメイト達の空気を切り裂いた。


「っ! あぁぁぁぁ! 制服のケツゥ! 破れちゃったぁぁぁ!」


 一瞬前まで、緊迫した空気が占めていたとは思えない。

 阿呆丸出しな声色。大戦斧形態に取らしていた千変の神鋼マスキュリスを地面に捨てた一徹は、両掌で尻を隠した。


『だぁぁぁぁぁぁ! 山本ぉっ! また貴様かぁぁぁぁ!』

 

 水色の縞模様。白ストライプにイチゴのプリントが散らされた下着が、破けた制服ズボンの割れ目から見えている。

 これにドッとクラスメイトは噴き出す。

 本日出張のシャリエールの代わりに三年三組の対人戦訓練を監督する男性教官も、怒り口調ではあるものの、笑いそうになる顔を必死にこらえていた。


「く……くぅっ……」


 それが、ヤマトには耐えられなかった。

 笑いものになったのは一徹。なのに一緒に馬鹿にされ嗤われてるようにも感じてしまう。

 もう一つ。


『はぁ、そういうところさえなければ、最近少しは見どころが出て来たんだが』

「見どころぉ? バカ言っちゃいけませんぜ?」

『バカは貴様だ。そして教官にバカ言うな。異能力部分は仕方ないとして、異能力抜きの白兵戦なら・・・・・・・・・・・・相当なる成長を重ねてきてる・・・・・・・・・・・・・のに気づかんのか?』


 男性教官の口にしたことは事実だった。

 一徹は編入してから数か月で、ちょっと考えられない異常なほどの成長スピードで強くなっている。

 先ほどダルげで真面目に訓練を受けていないように振舞うと挙げたが、本当は違う。

 無能力者の一徹ではどんなに頑張っても、異能力者としての立ち位置に到達し、更に先に行くことはできない。 


「さてぇ? そんな感じはまるっとしないんすよねORZオーアールゼットォ」


 真面目に頑張って、それで結果が出ない。周りからそのことで笑われることが嫌なのだ。

 故に「俺はまだ本気出してないだけ。俺が本気出したら凄いんだからね」みたいなものを、醸し出し、振舞っている。

 だが本当は、たったいまズボンが破ける直前の事を思い出したヤマトは身が震えていた。

 男性教官の「構え」の合図に、入った・・・一徹の醸す空気は得体が知れなかったから。

 もうどうやっても訓練や実践を避けられないと分かった瞬間、諦め、本気で戦うために集中する。

 不意に尻が破けたのがアクシデントだと分かってる……のに……


「山本訓練生! 発言を求めます!」

『何となく予測はできるが言ってみろ!』

「ジャージに着替えたいので教室に言って宜しいでしょうか!?」

『さっさとこの場から消えろ!』


 ヤマトは一徹に対するいら立ちが、胸の中で少しずつ燃え上がり始めるのを感じた。

 アクシデント?

 いや、アクシデント・・・・・・を演じてるようにしか・・・・・・・・・・思えなかった。

 そこまでして自分と剣交えたくないのかと。

 ヤマトには模擬戦闘するだけの価値すら、一徹にはないのかと。

 お笑いな展開を前に思ってしまう。

 

「禍津訓練生! 発言許可願います!」

『許可する!』

「山本訓練生に付き、教室に戻ります。山本訓練生の制服ズボンの修復作業に取り掛かっても宜しいでしょうか?」

『っかぁぁぁぁぁぁぁぁ! クラスメイトに迷惑かけてばかりだなオノレは! あまりに驚きすぎて貴様って言うところをオノレって言っちまったよ山本!』

「サーセン」

『行・っ・て・こ・い!』

「「はっ! 両訓練生、行ってきます!」」


 クラスメイトの前でコケにされ、馬鹿にされるような感覚に身が悶えそうになった。


「行きましょう山本さん」

「あっ、俺の前行って《委員長》! おパンチュ見られたら恥ずかしいのぉ!」

「……私が前に行っても、この場にクラスメイト残して山本さんが離れても結局後ろ姿は見られるんじゃ……」

「……バック走ぉぉぉぉぉぉ!」


 もう一度述べる。

 編入してこれまでの一徹の通常稼働と、何かが変わったわけじゃない。


「は、早ぁっ! ちょっと待ってください山本さんっ!?」


 最近、ヤマトの中で何かがマズい。


「うぉぉぉぉぉぉっ!?」


 腰を少し後ろに引きながら体を「く」の字。後ろ向きに全力疾走する一徹を眺めながら思う。


「この動き、間違いなくアメリゴンフットボールの守備後衛ポジションディフェンシブ・ラインバッカ―の動きっ! やっぱり貴方はっ!?」

 

 一徹に……ムカついている・・・・・・・



「ひゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

「ちょ、ビックリさせんでよ《委員長》」

「ビックリしますよ! 何いきなり、ズボンを脱いでるんですか! しかも、私の前で!」

「あ……いやん!」


 アカン。さっさと着替えたいと思って教室入るなりズボンを一気におろした俺は、後に続いてた《委員長女の子》の存在をすっかり忘れていた。

 言及されて……


「どこ見てんのよっ!?」

「どこ見せてるんですかっ!?」


 思いっきりズボンをはき直して口にしたセリフに即答されてしまった。


「はぁ、いいですよ。脱いでください・・・・・・・

「《委員長》、まさか……」

「……変な捉え方してたら、怒りますよ?」

「嘘ッ! 嘘やぁん嘘ぉ!」


 妙な掛け合いを敢行したところ、ゴミ見るような蔑みの視線に変わるから堪ったもんじゃない。

 

「あの、宜しくっス」

「ハイ」


 顔を背ける《委員長》を前に、ゆっくりズボンを脱いだ(雰囲気を出すために、腰をくねくねしながら脱いでやったぜ♪)俺は、それを手渡す。


「……随分脚、太くなりましたね」

「やっぱそう? わかる? 俺太ったかな。最近キツくて」


 横目で俺の下腹部を見やる(や、やっぱり《委員長》の奴、俺の果実を貪ろうと・・・・・・・・!?)彼女は嘆息した。


「いえ、全部筋肉ですよ山本さん。編入してから今日まで、ドンドン大きくなってます」


(お、俺は君に見られてドンドン勃きくなりそう・・・・・・・なんだが)


 マジで女子力マックスか《委員長》。

 どこぞから取り出した裁縫セットを使って手際よくズボンのケツの破け目を縫っていく。


「なんか面倒臭いねぇ。編入するときは制服にまだ余裕があったはずなのよ」

「それだけ鍛えられ、筋肉が発達したんじゃないですか? そう言えば採寸はどうやって?」

「採寸? 変なこと聞くね」

「あっ」


 これは……《委員長》失言したとでも思ってる? 慌て右手を口元にやっていた。


「私のお見舞い、来てくれたじゃないですか。山本さんの元担当医師さんが私の担当をしてくださって」

「お? あのオバちゃん医師先生か。良い人だったろ?」

「えぇとても。その時に編入前、入院中の山本さんの写真を見せてもらいまして……」

「あ、あれを……見たの?」

「ご、ゴメンなさいっ!」

「いや謝るこっちゃない。ただ恥ずかしいっつーか……自分で言うのもなんだけど、見れたもんじゃない。つか、写真として見たくないものを見せた。なら謝るのは俺の方かも」


 それは記憶を無くした俺が、昏睡から目覚めたばかりの時の話。

 筋肉は衰え、肉もない。骨密度もスカスカ。

 細マッチョと言うか、鍛えこまれ絞り込まれた均整整った細身を体現するイケメン三組男子には憧れるが、その時の俺は、細さのジャンルが違った。

 骨と皮。お腹ポヨンが《だらしない身体》なら、その時の俺は《情けない身体》過ぎた。


「学院の制服を新調するなら数週間から一月以上かかる場合もあります。でも、編入当時の山本さんの制服姿は、お体にフィットしたスッキリとしたサイズ感だと思いました」

「思ったら、あの時がスタイル一番良かったかにゃあ。最近ホラ、ゴリラ。ゴリマッチョ! ウホ! ウホホッ! オホォッ♡」

「月城会長さんがリハビリを付き合って編入日当日。その時どんな体系シルエットになるか想像もつかないはずなのに。よくあそこまでドンピシャにマッチした採寸が出来ましたね?」

「あぁ、それ?」


 素朴すぎる質問。

 俺には《委員長》に対する答えがちゃんとあるのだよ。


「トモカさんの直感」

「え?」

「『アンタはこれからまだまだ背が伸びるわよ』だそうだ。『筋肉も付くから』だって」

「ちょ、直感……ですか?」

『なんかトモカさんの方で、昔の知り合い・・・・・・と同じくらいまで俺が成長、回復するって第六感が働いたんだと』

「ッツゥ!? む、昔の……知り合い……」

「どーしたの? ズボン縫ってもらってる俺が言うこっちゃないが、手ぇ止まってる」

「あ、いえ、何でも」

「ま、でもアレだぁね。その予測は外れちゃったのかな。今が、これだ」


 俺に向かって横向きに座って、せっせと縫い付けてくれる《委員長》。

 話をする中で何度か首をかしげていた。

 

トモカさんが高校生だった頃の山本さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・

の年恰好が《・・・・》、|

この学院に編入する時点での《・・・・・・・・・・・・・》山本さんの体系ベースだとして・・・・・・・・・・・・・・……」

「にしてもどうすっぺ? デブッたっつーなら痩せれば制服に収まるが、筋肉ならもう一サイズ大きい制服を新調せにゃ。トモカさん達にまたお金出させるのは」

「脂肪、筋肉ゼロ。肉体負担が絶大だった頃から今日までに至る超回復が、元の山本さんの肉体レベルを凌駕してしまった。だから、元の体型から更に筋肉で肥大化してしまったとしたなら……符合する」

「ん、《委員長》?」

「あ痛っ!」


 変なことを言ったつもりはないのだが、話に考え込んでいるような顔を見せていた《委員長》の手元が狂ってしまった。

 

「やっちゃった」


 人差し指に、ぷっくりと赤い珠が浮かんでいた。


「おっとぉ? チョイ待ち? えぇっと~ですなぁ……あったあった。ホレ、手貸してみ?」

「あっ」


 縫い針を指の腹に突き刺してしまった。

 

「ホラ俺、女子力たけぇから」


 学院のバックから取り出したのは携帯用消毒薬と絆創膏ばんそうこう

 怪我した側の《委員長》の手を取る。

 流石は訓練生か、痛みに強い。

 消毒薬垂らしても染みる痛さに顔を歪めない《委員長》の指に、絆創膏を巻きつける。


「編入して以降、生傷絶えねぇんだ。必需品なの」

「あ、ありがとうございます」


 寧ろ《委員長》はポカンとしていた。

 決して邪まな理由があって手を取ったわけじゃないと、巻きながら必死に言い訳する俺乙。


「感謝するのはこっちだよ。寧ろ《委員長》のソレは、俺のケツビリビリ事故に連なる二次災害じゃないの?」

「フフッ♪ そうですね」


 応急処置は終わった。《委員長》はまた、俺の制服ズボンに目を落とす。

 裁縫を再開した。


「変なこと聞きますが、山本さんには柔道とアメリゴンフットボールのご経験はありますか?」

「どゆこっと?」

「いえ、対人模擬戦でゼロ距離になった際、山本さんは自然に柔道の体捌き、足さばきを見せます。さっきのバック走はアメリゴンフットボール選手の動きに良く似ていましたので」

「んー……アメフトについては判んない。でも、柔道についてはなぁんとなく身に覚えがあるかな。掴んで、払って、締めて、極めて、抑えて、投げるとか」

「以前、何処かで長年やっていらしたとか?」

「どーだろ? それって記憶をなくす前の事だろ?」

「もっと不謹慎なことを聞きます。過去の事……気になったりしませんか?」

「最近はね、あまり自分から調べないようにしてる」

「そうですか。自分が何者なのかとか、気になったりしませんか?」

「どうなのかな? 前はそんなことも思わなかったわけじゃないけど、過去に囚われないで今を精一杯頑張ろうってね。じゃないと、今の俺と一緒生きてくれるルーリィ達にも申し訳ない。だろ?」

「それは……そうかもしれませんが。いえ、そうですね」


 俺には分からないが、きっと今の回答は《委員長》との会話に良いキリをもたらした。

 彼女の横顔に生まれたのは、温かみのある、ほころんだような。


「あ、でも山本さん、『今を精一杯』って冗談で言ってます?」

「なぬ?」

「授業や訓練ではふざけてるように見えますが……」

「お、俺はまだ本気を出してないだけなんだからねっ! 本気出したら……凄いんだから」

「あははそうですか。その本気、見てみたいような。でも……」


 スゥっと、そんな笑顔を俺に向けられた。

 待てい。僕まだおパンチュ一枚パンイチなにょ。


見たくもないかもしれません・・・・・・・・・・・・・

「え……ポぐロまッ!?」


 何か言われたと思ったその時。

 死角から、とても固いものが頬骨に突き刺さった。

 この衝撃まるで、そう。

 寺社仏閣の釣り鐘。丸太で作られた突きバチを思いっきり叩きつけられたかのような。


「ギャァァァァス!」


 勢いたるや、吹きとばされた俺が、空になったクラス皆の椅子に机を巻き込み吹きとばしてしまう程ね。


「な、何しやがる!」

「んむぅ、《イインチョ》の貞操の危機」

「……あっ?」

「ず、ズボン脱いで、パンツ一枚……」

「……あ゛っ!!」


 ただね、突然の事に怒ることはないのだよ。


「ルーリィと私の目が無いことをいいことに、二人きりになったからって富緒を……手籠めにしようとしたわね?」

「て、テゴォッ!?」


 いや、正しくは怒ろうとした俺の感情を、更なる怒気……否、殺気が呑み込んでしまう。


「懲りないなぁ。学びたまえよ山本も」

「悲鳴は聞こえなかったけど、もしかして悲鳴を上げられない程、富緒は怖かったんじゃ……」

「さぁ、今回も乗り越えられるか山本? 俺たちとの縁が千切れないかどうか」

「えーっと? 勘違いがあるぞ野郎ども!?」


 吹きとばされた俺が、俺を蹴とばした元へと視線を向ける。二人、女子クラスメイトが立ってらっしゃる。

 その背後から口々に沸き立つ誤解と誤情報を耳に、女子二人は更に目がマジになってらっしゃる。


「フン、山本よ……」

「《王子》! 助けてくれ! 冷静に物事を分析できる頭のいいお前なら分かるだろ!? 俺が自分の命を投げうって、んなトンでも展開敢行すると思うか!?」

「誤解かどうかは分からん。が、とりあえずは……受け止めろ」

「なぁんですとぉぉぉ!?」

「キレた女子がお前を殺す……というのがお約束な展開で、様式美だ」

「そんなテンプレいらねぇぇぇ!?」

「まずはお前を犠牲に、灯里とネコネの怒りを消化させる。不完全燃焼となってこの後の授業や訓練に響くのはごめん被りたいからな」

「俺の迷惑考えてぇぇぇぇぇぇ!」


 僕が勝手にお友達と思っていた《王子》様。本当に僕の勝手な思い込みでした。

 俺の事、売りやがった。


「さぁ、覚悟は良いわねヤ・マ・モ・ト? 流血沙汰は勘弁してあげる・・・・・・・・・・・・

「ん、大丈夫。客観的に外部ダメージがわからないよう、死ぬより辛い苦しませ方は数えきれないほど知ってる」

「あ、あぁ……」


 女子二人は、僕の目の前に仁王立ち。

 手指ポキポキ、見下ろしていらっしゃる。


「い、《委員長》……助け……」

「傷の手当は、ちゃんとしますから」

「それ解決ソリューションじぇねぇぇぇぇぇぇ!」


 そうして僕は今日も今日とて、誤解を受けたまま、死よりも辛い目に合わされるのだよ。

 最後に一目、ルーリィとシャリエール、小隊員と月城さんの顔が見たかったな。

 卒業まで、紗千香の面倒が見れなくて、残念だ。

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