人物・用語紹介

人物・用語紹介

人物紹介



★山本一徹

本作主人公の18歳。

交通事故で家族を失ったところを親戚に引き取られる。


事故が元で記憶を失っており、編入した魔装士官学院での学院生活と、私生活に置いて、美女二人に猛アプローチを受けることに戸惑っている。


厳密には記憶が無いわけではなく、ハッキリ残っているのだが、それらは他人のものだと、引き取られた先で言われている。



☆ルーリィ・セラス・トリスクト。

魔装士官学院のクラスメートであり、一徹が暮らす下宿の仲間でもある美少女。


一徹に猛アプローチを仕掛ける。

女流騎士にも見まごう気高さとクールさ、厳格さを普段醸し出す彼女が、一徹に対してだけは様々な表情を見せ、積極的であることから、一徹を終始タジタジとさせる。


 一徹とは、記憶を失う前からの付き合いがあるようだが……



☆シャリエール・オ・フランベルジュ

魔装士官学院の一徹が所属するクラスの担任教官であり、一徹が暮らす下宿の仲間でもある22歳の美女。


一徹に猛アプローチを仕掛ける。


士官学院の教官を務めるだけあって優秀。基本的に教官としての勤務態度も真面目。

しかしなぜか一徹に対してだけは、常に母性を発揮させ甘々な接し方を見せる。このため他の訓練生との扱いに雲泥の差が生じ、一徹を終始タジタジとさせる。


 一徹とは、記憶を失う前からの付き合いがあるようだが……



☆トモカ

三十代半ばを過ぎた一徹の親戚。


事故により孤児になった一徹を、彼女が嫁いだ旦那の実家に引き取ることにした張本人であり、現在の一徹の保護者。


一徹の持つ記憶は、他人の記憶であることを彼本人に伝え、彼自身の記憶は失われていることを引き取った当初からさとしていた。




用語紹介



〇異世界転召脅威問題

 数年前より、地球と別次元とがつながる現象がたびたび発生。そのなかで、異次元より、この世界でないものが出現(以下転召)する事案が頻発。

 また、この転召物体が、地球側にたびたび害を与えることから、昨今では本事象を「異世界転召脅威問題」と呼称することになった。



境界虚血ホール

 異次元の存在を、地球に転召させてしまうきっかけである。

 地球と本来つながるはずのない異次元とを繋げてしまう、次元同士を阻む境界に開いてしまった穴。



招かれざる客アンインバイテッド

ホール開通により、異次元から地球に転召されてしまった未確認生命体。

地球に出現し、本能のままに生物、無機物を破壊して回る。

「異世界転召脅威問題」の大部分はこれが占める。

 通常の物理攻撃では討伐するのが難しく、傷つけることができるのは超心理学(霊能力や超能力などの異能力)を用いた攻撃のみ。



〇対異世界転召脅威対策室(通称は《対転脅》)

 異世界転召脅威問題に向けた、数年前に国が設置した専門対策機関。

 長官の下に、対アンインバイテッド対策隊員として、超心理学的能力を身に着けた多くの魔装士官が連なっている。



〇魔装士官学院

対アンインバイテッド対策隊員である魔装士官を要請する3年制の養成機関。

全国に9校存在する。



〇第三魔装士官学院三縞校

志津岡しずおか三縞みしま市を拠点とする、全国9校に所在する魔装士官学院の一つ。

トモカに引き取られた一徹の編入先。三年三組においてルーリィとシャリエールの二人と日々を過ごす。



〇三泉温泉ホテル

 一徹が引き取られた、トモカの旦那の実家が経営する温泉宿。

 現在使われなくなった旧館を、一徹、ルーリィ、シャリエールの三人は下宿と使っている。

 引き取られた恩もあり、ホテル業務を時折一徹が手伝うこともある。

 これによってルーリィたちも協力しており、美しすぎる仲居の二人組として、お客さんからの評判は密かに上々である。

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