「詩集 永劫」(平成31年1月~4月)

舞原 帝

31.信仰

他人には簡単に「諦めた」と言った夢も 本当には諦めていなくて

心の中ではそう簡単に諦めてたまるかと まだ本気で思っていて

だから口では「諦めた」と言っても まだ全然諦めてなんか・・・


夢を追い続けるのは痛痛しい事で まったく救いようのない事で

きっと馬鹿のする事なんだろう 事実そうなんだろう

それなら「諦めた」と神に誓って言うべきで その証に十字の一つでも切ってみせるべきで・・・

つべこべ言わずに十字を切る でもそれは夢を追い続けると誓うため――


逸る気持ちを抑えても 心は高ぶるから

胸は高鳴るなら あとは夢に従うだけ


「諦めた」事なんてなかった夢を信じて仰ぐ ただそれだけの人になる・・・

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