拝啓、『一年分の思い出』を読んだあなたへ。

一年分の思い出を読んだあなたへ。

あらゆる言葉には文脈というものがあります。

いつでもほしいものは、私のことを考えて紡がれた文章です。
この最後の言葉の前には,、誕生日プレゼントとしてもらえるならなにが欲しいかという話題があります。

なので、これは実質誕生日プレゼントでもあるというわけです。

文字はそれ単体では物語たりえません。文字の羅列から単なる言葉の意味以上の意味を読み取る、あるいは感じ取ること。
そういう、人間の持つ素晴らしい力が、人を読書に駆り立てる原動力のひとつだと思います。

ひとりの人間の物語、それがここにありました。
そして、その物語はまだ終わっていません。

紙とペンさえあれば――いいえ、今ではそのふたつすら要りません――あなたの物語を始めることができます。
あなたはいますぐ、あなたの『好き』を書くことができます。
きっとその輝きを待っているひとがいます。すくなくとも、わたしがそのひとりです。

あなたの物語に幸あれかし。かしこ。

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一年分の思い出