第28悪 四聖神王と最悪な死闘(死神と太陽神編)
私達は、あの後集りあの世に行く準備をしていた。
四神が、まだ来てないから内心焦ってはいたが。
まだ、修行が終えてないと思ったら納得した。
「とりあえず、あの世に行くゲートを開くぞ!」
そう、荒が言うとあるものを取り出す。
それは、神のアイテム
「何ですかそれ!? 初めて見ましたけど?」
「ああ……これは死生通行手形といって、あの世のゲートを渡る際に使う、パスポートみたいな物だ」
「え? でも四神さんこれを使わなかったですよ?」
「それは、そうだ……だって。このパスポートを貰えるのは、神が通行を許してもいいと言った者だけで、それ以外の者は持つことは出来ない」
「ですけど、四神さんそれなしでどうやって、あの世に行ったんですかね?」
それは、だな~と荒はちょっと焦りながら汗を流しながら答える。
「四神は、地獄のルートから行けるから、その道筋で行ったに違いねぇ! それと、悪薬を使った者はどのみちこの死生通行手形は使えねぇがな! 特別事例以外……」
特別事例と言っていた事が、気になるも深く考えるのは止めた。
まあ、今はそんなことより人類を滅亡させようとする。
神を見付けて阻止する方が最優先だったから、そのため今関係のないことを気にする暇がないと言うのが答えだが。
とりあえず、先に急ぎあの世に着くが、四神と当たる人物はいない。
周りを見渡すが、神殿のような建物がひとつ立っているだけだった。
そこから、光が急に差してきて突然宇宙空間と思える所に飛ばされた。
まあ、前と違って星はないが、そこには四人の神が立って並んでいた。
「我らは、ゼウスシス様の直属の部下!
本当に、悪い人達と言うのはこうやって集まって、啖呵を切るのが好きで、しかも大抵何も悪く思ってないから達が悪い。
「私は、海の神! ポセノイン」
「私は、冥王星の神! ヘルズ」
「私は、天王星の神! カイジス」
「私は、太陽の神! ラーズ」
「さぁ! あなた達四人と一人つづ戦おう!」
そう、四聖神王が言うと光に包まれてそれぞれ神と、一対一で戦う。
そして前の天使達と戦ったように、モニターがありそれで仲間の戦う姿がみられる。
「私と戦うのは、そなたか? これは、駆け出しの弱いインフィニターで助かった……」
何か、失礼な言い方されたので攻撃をヘルデスにしかけてみるが、避けらてしまった。
まあ、いつものカウンター力を出して勝てるわけないかと思い、朱雀の力の使うのだがヘルデスには効かなかった。
「なんで!? 攻撃効かないんですか!」
「それは、私が生死を操る神だからですよ~後、一切他の人の殴る行為も意味ないですから」
ヘルデスは、ニヤニヤと笑い全く私の朱雀の攻撃でさえ、効かないししかもかすり傷程度も出来ない。
これでは、勝ってないと思い朱雀の言っていた愛を思い出す。
すると、攻撃が当たるようになった。
「だから、なんだ? 勝てるとも思っているのか……ばかばかしい……お主のような人間に我ら神が負けるわけがない……」
ちょっと、ヘルデスは焦ってはいたがまさにその通りで、ほとんど傷ひとつなく全くもって、致命的なダメージにはならなかった。
「本番は、これからだ! 蘇れ! ヘルズ、ライフオブサウザウト!」
ヘルデスが、唱えるとみるみるうちにゾンビやら人魂が現れる。
「こいつを、倒してしまえ~!」
ちみもうりょう達が、押し寄せてきて私を捕まえようとする。
なんとか、振り払い周りを見ながら行動しているが、ゾンビやら人魂に攻撃されボコボコに傷だらけになってしまう私。
私は、朱雀の愛の力でゾンビ達をあの世に漸く送り、ヘルデスの前へいく。
「あなた、やりますね……ですけど、ここで終わりですよ! あなたの人生もこの世もねぇ~」
そう、ヘルデスが言うと魂が集まっていき姿が変貌し、顔が骨になり黒いオーラを見に纏っている。
そして、ヘルデスは私の方にいき、持っている鎌で、私を斬ろうと思いっきり鎌を上げて、降り下ろし斬ろうとしていた。
だが、私は斬られず鎌は私の頭上で止まっていた。
よく見ると、炎で防いでいた。
「バカな! 神の攻撃を防げる人間がいるわけない!」
「これが真実です! 今度は、私が反撃させていただきます!」
私は、力がみるみると湧いてきた、不思議なことに。
「止めろ! お前のようなただの人間が神に勝てるわけない!」
私は、付け焼き刃で新しい力を使っていたので、カウンターの力がなくなりそうになっていた。
だから一気に決めようと、ヘルデスを燃える刀で斬る。
すると、切り目からヘルデスが燃えて徐々に消えていく。
どうやら、朱雀の炎は何でも焼き付くすらしい。
「バカな! バカなぁ~!!」
そして、私も力を使い果たし今日1日はもう力が使えない。
だけど、やり抜いたと思い、他の人達を待つことにする。
私は、太陽の神ラーズと戦っている。
戦闘データはないので、とりあえず攻撃して相手を分析してみるが、何も見付からない。
「私は、太陽なのでどんな兵器を使っても全く効かないのだ!」
それも、そうだ。
太陽の表面温度ははるかに高いのだから、それ以上の温度で攻撃をしないと意味がない。
だから、私は青龍の力を使う。
だが、かすり傷程度しか与えられない。
「無駄です! 私は、太陽その物! 倒すには太陽を破壊するほどの力を使うしかない」
そう、言いながらラーズは余裕の表情で答える。
しかも、自分はロボットなので体の鉄の表面が熔けていた。
「これで、終わりです……残念ですね。とりあえずあなたには、消えて貰いましょう! 太陽の温度で燃やされてね!」
マグマのような、煮えたぎる剣で斬ろうとする。
だから、私は自分の中にある冷却機能と青龍の炎と合わせて、氷つく燃える刀を作り地面にそれを突き刺す。
そして、ラーズの剣も凍って私の刀をぶつけると割れる。
その為粉々になり、周りも火が消えてそれから何一つ火がつく気配がない。
「止めろー! 止めてくれー! 私の太陽を返してくれー!」
そう言うと、ラーズは私の方へと向かってくる。
私は、自分の相手を分析出来る能力を使い相手の弱点を見付けて、青龍の力で氷の衝撃波を放ちそれに当たったラーズは、凍りつき私はそのまま斬った。
まあ、あのままやっていれば私が負けていただろう。
カウンターの、数値はギリギリ強い技を一発だけ放てる程度しかなかったから。
後は、四神に任せようと思い雫のもとにいく。
四神の勝利を信じて、人類の可能性を信じて。
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