幕間 星間機構
星間治安維持機構
二千年前、人類を脅かす異形への対抗手段を見つけるべく、外宇宙へと旅立った地球人の祖先によって編成された調査団の末裔。
あらゆる惑星の住民と同盟を結んだ末、全宇宙の生命・財産・秩序を維持する大規模な組織へと発展した。
通称は星間機構、もしくは機構。
加盟する惑星や星系、種族は機構の統治下において経済活動を営み、技術協力や治安維持に貢献する。
主要な拠点は星間機構特別自治区こと
現在、環境破壊や自然災害、戦争やテロなどの人災、あるいは異星人や異形による侵略や破壊活動が原因で住む星を失くした民とその子孫により、人口は数千億にも及ぶ。
宇宙科学技術学院
通称、学院。もしくはアカデミー。
星間機構の研究機関であり、外宇宙や別星系の惑星における生態調査はもちろん、人工太陽や転送装置、宇宙艇、
ならびに次世代の研究者やエンジニアを養成する教育機関。
蘇芳もここの外宇宙調査団の一員として現在地球に滞在する。
エレメント
自然界を構成する要素。
人を含む生物の体内にも宿る生命力。
地球では長らく
熱や質量によって性質が異なり、主に火、水、風、雷、土、木がある(原始属性として光と闇も)。
コロニー住民はもちろん、星間機構とその加盟惑星や星系、知的生命体の種族、企業組織はほとんどがエレメントをエネルギー源として生活している。
なお、今はほぼ絶滅した魔術師達はこのエレメントを媒介に魔術を使っていたという。
魔術
自然界を構成する要素を媒介に非物理的手段を使わずに事物事象を引き起こす技術。元は、古き異形の支配者とその眷属が操る秘儀だった。
異形
地球を含む異星の異形。
あるいは、その祖たる
有史以前の宇宙を巡って覇権を争い、人類誕生後も世界を蹂躙してきた旧支配者達の末裔とその落とし子。
多くはあらゆる星系や惑星、異次元などに生息し、地球に人知れず住み続ける者もいる。
いずれも甲殻類や軟体動物、節足類などの姿を持ち、下級クラスだと知性を持ち合わせていないが、高位になると人間と意思疎通ができ、寄生する。
人間を捕食し、その次にエレメントを餌にして活動する。
一方、膨大な量のエレメントを一度に与えることで消化吸収できず死亡。
平和機構の防衛作戦部に所属し、文明を脅かす異星人犯罪者や危険生物ならびに
もしくは
動力は電気や太陽光、核エネルギーなど宇宙空間やその惑星の環境によって切り替えられるが、大半はエレメントが利用される。
装着者は防衛本部からの許可が下りれば、スーツを換装できる(俗に言う機神化)。
基本的に近接武器と飛び道具は両方ともあり、両腕の装甲には徒手空拳用の武器が施されている。
アンドロイド
産業用ロボットのうち、二足歩行型ロボット。
決められた役割をこなし、高性能AIの搭載により人間のような思考と感情を持った言動が特徴的。
ドール
アンドロイドの中でも限りなく人に近い姿を持つ者達。
過去に貴族出身の科学者がビスクドールの名残として発明した。
大抵は好事家が愛玩用に収集することが多いが、中には家事や事務処理を担当するメイドや秘書として利用され、身体能力と強固な体から軍事用に利用されるケースも。
コスモ・オンライン
星間機構とそれが統括する惑星やコロニー、組織機関、種族、産業構造、技術などを世界観とし、星間ネットワークを介するオープンワールド型のVRMMORPG。
元は星間機構の防衛作戦部が訓練のための
プレイヤーはヒューマノイドや獣人、アンドロイドなどの種族を選択、さらに特定の職業に合う戦闘スタイルと武器、生産系の職業などを決め、あらゆる惑星へ調査に向かい、クエストに従って採取調査したり、危険な宇宙生物や異星人犯罪者討伐する。
サーバーは通常七つあるが、それとは別に特定のユーザーのみが利用できるサーバー00があり、これは星間機構の職員が生身でダイブすることで実在する機構本部や惑星に転移するための特別なゲートである。
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