第39話 運命の赤い糸 一

 「え、え、えええええええええええ~!」

俺はその由利加の発言を聞き、心底びっくりした。

 「そんなにびっくりすることないじゃん。それで、克也は『運命の青い糸』の秘密は知ってるんだよね?」

「ああ。ってことは由利加、由利加にもその糸と別れる日付、見えるのか!?」

「何度訊いても一緒だよ~。もちろん見えるよ。

 それで、私たちの間の、『運命の黄色い糸』。これは、実はね…。」

 こうして、由利加の語りが、始まった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る