第17話 運命の黄色い糸 二

 「何!?お前ら、付き合うことになったの!?」

「お、おい、そんな大きな声出さなくても…。」

 次の日俺は、圭太に一応事の顛末(てんまつ)を報告した。

「…しかも告白は由利加ちゃんの方から!?

 やるな~!やっぱモテる男は違いますね~!」

「べ、別に俺はモテねえよ。」

その後、圭太は事の詳細を散々追及してきたが、俺はそれを何とかはぐらかした。(と言うより、それ以上追及されるようなことはない、というのが本当の所だが。)

 「あと、俺にも最近、彼女ができたんだ!」

「えっ、マジ!?

 じゃあ今度会わせてよ。」

「もちろん!

 相手すっげえかわいいから、ビビんじゃねえぞ!」

「お、おう…。」

俺はその時心の中で、

『おそらく圭太とその彼女との間には、『青い糸』が見えるんだろうな…。

 今度はいつまでだ?』

と、思った。

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