第4話 天と地の兄妹

懐羅は戸惑っていた



生子の…………着替えを見てしまったからだ




懐羅「どうすりゃいいんだよ……」




あれっきり生子が口を聞いてくれない




懐羅「…………よし」




懐羅は思いきって生子のところへ向かう




生子「…………なに?」


懐羅「いや、その……ゴメン」



生子「別に……怒ってないわ」



それでも生子の顔はむすっとしていた





懐羅「わ、わびといってはなんだがケーキでも…………」



生子「………………」





懐羅「(駄目かあー……)」








生子「ケーキー!?⭐⭐⭐⭐⭐」




その目は子供のように輝いている






懐羅「(いいのか!!)」





外を歩く二人、生子はうきうきだ




懐羅「こんなに表情のある生子ははじめてだなあ」



生子「だってケーキだよ!?、1度だって食べたことなかったんだもん!!」





生子はずっと入院生活だったので当たり前だった





そして有名店「モンデシュール」



たくさんのチラシにも乗る有名な洋菓子店だ




そこで働く少女が1人



彼女は「ジュリ・トラウテ」



若く日から親の手伝いでこの店を手伝っている


しかし両親が海外出張なので兄と二人で店を経営してるのだ





ジュリ「あら懐羅君、いらっしゃい」



ジュリは懐羅の幼なじみなのだ




懐羅「おう、来たぜ


……と今日は新入りもいるんだ」





横を見ると無邪気な生子がたくさんのケーキの入ったショーケースに顔をくっつけている


可愛い






生子「わー!!!! 凄い!凄い!


これなんか可愛い!!」





ジュリ「あらあら、彼女様?」



懐羅「んー、似たようなもの?」




ジュリ「そこは(ばっ、ち、ちげーよ!!)みたいな反応がほしかったわね~♪」



懐羅「あはは……俺じゃそんなキャラは」




そして懐羅は真面目な顔に切り替える



懐羅「んでさ」




ジュリの耳元で呟く




懐羅「ゼウスダミーが近くにいるんだ」




ジュリ「…………オーケー、察したわ」




懐羅と生子の今体力があまり無い



なんとジュリも神操縦者なのだ



そして引きこもっている兄も……






ジュリ「…………お店、頼める?」



懐羅「…………彼女にケーキサービスしてくれるなら」




ジュリ「…………承ったわ」





ジュリは奥に向かい引きこもりの兄の部屋へ








そこはまるで研究所だ




ジュリ「兄さん!ゼウスダミーが出たの」




イスをくるりとさせふりむくは眼鏡の似合う美男子「シェド・トラウテ」





シェド「お疲れさまジュリ、ようやく研究がすんだところだよ」




ジュリ「ならよかった」







シェド「さて、では行こうじゃないか」






二人は外に出る






ジュリ「いたわね」




シェド「では」









ジュリとシェド「ゲートオープン界放!!」







turn1ジュリ&シェイド



ジュリ「創界神ホルス、来て!」



風と共に天空の創界神が現れる!





ホルス「今日もいい風が吹くな、さて、頑張るか」



3神託




ジュリ「これでターンエンド」





シェイド「なら私も創界神トトを呼ばせてもらう」



静かに歩いてくる科学者のような創界神




トト「ふむ……では戦略を考えようか」



3神託




シェイド「続けてネクサス、ラインの黄金を配置して、バーストをセットさせてもらうよ



これでターンエンド」





生子「二人とも!」



界羅「どんな感じだ!」




やはり心配して二人ともやって来た




生子「あれが二人の創界神……」




懐羅「ああ、ホルスとトトは兄弟みたいな神なんだ」






一方のお店は





シヴァ「へいらっしゃい!」



ブラフマー「八百屋では無いんだぞ」






turn2ゼウスダミー



ゼウスダミー1「オウゴンオニクンガー召喚!」



オウゴンオニクンガーでアタック


1コアを増やした




ジュリ「あっ!」




ジュリ life×4





ゼウスダミー1「ターンエンド」




ゼウスダミー2「神機ゲイボルグとプロードファルコンを召還」




神機ゲイボルグでアタック



シェイドlife×4




シェイド「……バースト発動!」




霧の中から銃口から放たれた弾がプロードファルコンとゲイボルグを打つ!



そしてゲイボルグがデッキの下、プロードファルコンがデッキの上に戻された!




シェイド「聖刻機兵リベリオンネヘジェト、スタンバイ!」




ゼウスダミー2「ターンエンド」






turn2 ジュリ&シェイド



ジュリ「天空勇士セメンバード召還」



召還時コアブースト




ジュリ「続けてホルエッジをホルスに合体!



そしてファラニクスを召還」



そしてセメンバードでアタック



ゼウスダミーlife×4





続けてファラニクスでアタック



この時相手のライフが4以下なので



相手の手札を1枚破棄した




ゼウスダミー1life×3




ジュリ「ターンエンド」





シェイド「魂の重さを計ろう


聖刻神機ジェフティックトト、起動せよ!」




トトの化神だ!



シェイド「ジェフティックトトの界放を使うよ、次の相手のステップ、私もやらせてもらおう



そしてジェフトグリフをジェフティックトトに合体



リベリオンネヘジェトをLv4に




さあ、ジェフティックトトとリベリオンネヘジェトと同時攻撃だ」




ゼウスダミーlife×2



シェイド「ターンエンド」






turn3ゼウスダミー



ゼウスダミー1「ディアボリカマンティス!」




オウゴンオニクンガーでアタックしてコアを増やす





ジュリ「きゃあ!」




ジュリlife×3



続けてディアボリカマンティスでアタック



そしてマッハジーを神速召還



ジュリ「あうっ!」




ジュリlife×2



マッハジーでアタック



フラッシュタイミング、ストームアタック


でマッハジーを回復



ディアボリカマンティスとオウゴンオニクンガーは消滅した!





ジュリ「……ホルスの神技発動!」




デッキ上から3枚オープン




ジュリ「ハロエリスを召還!




マッハジーを重疲労!




そしてブロック!」






ゼウスダミー1「ターンエンド」




ゼウスダミー2のステップをシェイドも行った!



ゼウスダミー2はクーゲルホンスを召還するだけでターンエンド







turn4ジュリ&シェイド




ナイルバードを召還


キジバトゥラを召還




ジュリ「天空より舞い降りろ!化神


天空鳳凰ホルアクティ!」




ホルエッジをホルアクティに合体!




そしてホルアクティでアタック




アタック時効果でイネヴヴァルチャーを1コスト払い召還




神放して回復し、アルティメットが召還されたので相手のライフを1つリザーブへ!



そしてホルアクティダブルシンボルアタック!


ゼウスダミーlife×0






シェイド「こちらも決めようか



トトの神域自分のスタートステップに




アタックステップ」






ジェフティックトトでアタック



ジェフトグリフの効果でクーゲルホルンをデッキ下に!!





ゼウスダミー2life×0







生子「やったね二人とも」




駆け寄る生子




そのときジュリが膝をつく!







ジュリ「う…………うああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!



痒い!!痒い!!」




生子「!!だ、ダメ!かいちゃだめ!」





シェイド「ジュリは元々アトピー持ちだ」




ホルス「そしてジュリの代償は…………



自分の体を限界までかきむしること」




生子は察した、何故彼女の両腕は包帯が撒かれているのか




白かった包帯はかきむしって赤く染まっていく






シェイド「ところで…………君達はどこへいる?」





生子「…………え」





目が見えていないようだ






シェイド「ああ……いや、すまない……ぼやけてるがうっすらわかる




そう、私の代償はね、視力を失うこと、ついでに聴力も



しまいには何も見えず何も聞こえなくなるかもね」








生子は震えた






生子「な、何…………なんなのこれ



なんなの…………懐羅君!!




神様と契約する事ってこういうことなの!?」







懐羅は苦しそうに答える





懐羅「悪いのはゼウスだ…………神との契約に代償なんて昔は…………」




ばたっと倒れる音がした





生子「あっ……」




生子が震えながら振り向くと…………






全身をかきむしったジュリが少し錆び臭い真っ赤な池の中で倒れていた



生子「あっ…………いやああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」










?「あら~刺激が強すぎたかしら~」


?「がっはっはっ!!まあまだ子供には速すぎたか!!



どれ、我輩達もでるとするか!!」







ー 続く ー





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