第2話 破壊の青年
生子「ん……」
生子が目覚めるとそこは知らない部屋だった
ブラフマー「起きたか」
生子「ブラフマー……ここは?」
疑問を抱える生子、すると部屋の扉が開き
青年「おー、きがついたか?」
生子「…………あなたは?」
青年「おう!俺は破道壊羅(はみちかいら)
いやーびっくりしたぜ、目の前で女の子が倒れてたんだもんな~」
生子「あ……ありがとう」
右目を前髪で隠した紫頭の青年、壊羅は満面の笑みで返す
壊羅「いいって、いいって、それよりも君の契約者だろ? 神の」
生子「!!」
その言葉を聞いて生子は飛び起きる
生子「…………そのために私を?」
壊羅「いやいや、同じ契約者同士挨拶しようかと思ってな
でてこいシヴァ」
現れたのは壊羅の創界神
シヴァ「よお!俺様はシヴァ!破壊を司る創界神だ!
んで嬢ちゃんがブラフマーの契約者か」
生子「!!ブラフマー知ってるの?」
ブラフマーもその言葉で現れる
ブラフマー「シヴァは私と同じインディーダの創界神で私の親友だ
後一人いるけどな」
シヴァ「おっ!元気そうだな!ブラフマー」
ブラフマー「お前こそ元気で何よりだシヴァ」
久しぶりの親友との再開で喜ぶ二人の神
生子「…………改めてありがとう」
壊羅「だからいいって、それよりも倒れたことには原因があるんだろ?」
ブラフマー「それについては私が話そう」
神の契約者は必ず代償というものがある。
それは戦いが終わったあとに起こることが多い
生子の場合は立ち眩み
これは生子の寿命が少し減ったことを分かりやすくする合図である。
ブラフマー「つまり君は戦いが終わるごとに立ち眩みが起きる。
そして寿命が縮まる
それに元々動かない体を無理に動かしてるだけだ、その体もいつかは限界が来るだろう」
壊羅「なるほどね、病院育ちってことか」
生子は恐れながらブラフマーに訪ねる
生子「…………もし!!
もしバトルに負けたら……?」
ブラフマー「…………代償が倍になる
それと相手が創界神だった場合 、即死の可能性も無くはない
」
生子「そう……なんだね」
負けれは寿命が倍に減るか即死か
いずれにせよ生子は死から逃れられないのだ
壊羅「助けてやれないのかよ…………俺の破壊の力じゃ」
生子「…………破壊の力?」
そんな話をしているなか、シヴァが反応した
シヴァ「おい、ゼウスダミーが近くにいるぜ」
生子「!!」
生子は飛び起きゼウスダミーの所へ走る!!
壊羅「あ、おい!!」
走り続けて5分 いた
しかし生子の体力では走るので限界がきていた
ブラフマー「生子、無理するな!」
生子「はぁはぁ……倒さなきゃ、倒さなきゃ」
ブラフマー「…………!?」
ブラフマーは生子の目つきに気づいた
まるで戦闘にとりつかれた悪魔のような
だが戦おうとする生子の手を掴み優しくおろす一人の影が!!
生子「…………壊羅くん?」
壊羅「さっき戦ったばかりなんだろ?無理すんな
ここは俺に任せとけ」
壊羅を紋章が包む!
壊羅「今からお前をぶっ壊す!
いくぞシヴァ!」
シヴァ「おうよ!」
壊羅「ゲートオープン界放!!」
バトルは第9ターンを迎えた
turn9ゼウスダミー
ゼウスダミー「終わりだ……ローゼンベルグでアタック!!
バルガンナーの効果でムトゥードラゴンを破壊!!そしてドロー!」
懐羅「ムトゥードラゴンの効果で相手の効果でフィールドを離れるとき裏向きのカード1枚を除外して同じ状態で残る」
生子「これを喰らったら負けちゃう……!!」
懐羅「フラッシュタイミング、シヴァカタストロフィー
相手のスピリットとアルティメット全てのコアがそれぞれ1個だけになるようにリザーブへ
さらに自分の手元に裏向きのカードが3枚以上ある間、相手のアタックではこのターン自分のライフは減らない!!」
ゼウスダミー「ターンエンド!!」
turn10懐羅
懐羅「今からお前の全てを闇へと壊す
ムリダンガムドラゴン召喚
召喚時効果でデッキ上を2枚裏向きで手元に置く。
そして裏向きのカードは3枚
フォンニード、お前のコアを3つリザーブだ」
ゼウスダミー「さっきのシヴァカタストロフィーのコアシュートで除去が確定になったか!」
懐羅「続けてトリシューラをシヴァに合体!!」
シヴァ「へへっ!ぶっ壊し祭りの始まりだな!! 」
懐羅「ムリダンガムドラゴンでアタック
アタック時効果で手札2枚を裏向きで手元に置いてデッキから三枚ドロー!!
そしてコストを6にする!!」
ゼウスダミー「ライフ!!」
懐羅「フラッシュタイミング、ムリダンガムドラゴンを神煌臨!!
さあ来い、全てを破壊する闇の龍よ!!
破壊神龍ヴァルドラム!!!!!」
黒き空の光から紫の龍が降臨する!!!!
懐羅「煌臨時効果、こいつ以外のスピリット、アルティメット、ネクサスを全て破壊!!!!!」
ゼウスダミー「な、なんだと!!!!!」
ヴァルドラムが放つ光弾で全てがやきつくされる!!!
ゼウスダミー「ぐおおおお!!!!
だ、だが何故お前のスピリットは生きている!?」
懐羅「自分の手元に裏向きのカードが4枚以上ある間、自分は被害を受けないのさ!」
ゼウスダミー「ひ、ひきょう!」
懐羅「なんとでも言うんだな
フラッシュタイミング、シヴァを転神!!」
シヴァ「ひゃっはー!!」
懐羅「続けてヴァルドラムのフラッシュ効果、裏向きのカード4枚を除外することでお前のライフ1つをトラッシュヘ!!」
ゼウスダミー「ぐおおおお!!!!」
life×4
ゼウスダミー「ライフで受ける!」
懐羅「ヴァルドラムは素で二点だ!!」
life×2
懐羅「止めだ、シヴァ!!」
シヴァ「あばよ!!」
life×0
ゼウスダミーは消滅した!!
懐羅「ふう…………ぐっ!!!!!」
懐羅「腕から出血が!!!!」
生子「懐羅くん!!大丈夫!?」
慌てて抱える生子
懐羅「これが俺の代償……戦う度に出血だ」
生子「すぐ手当てするからうちに来て!!」
懐羅「…………!!
ありがとな」
誰かに手当てして貰える。懐羅にははじめての事だった
誰もが気味悪がって近づかなかったのだから
- 続く! -
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