第7話

翌日…

「昨日はありがとうございました!」

「…朝からどうした。しかも教室で。」

現在俺は登校をしていつも通りの時間にここにきて自分の席に座った瞬間、エイトよりも早いスピードで俺に話かけたと思ったら急に謝まられた。

周りにいた奴らは

「え…何…エマに何やったの?」「やばい事やっちゃったんじゃない?」「流石は不良ねw」

などとこしょこしょ声で俺に聞こえるぐらいの声で言っていた。こうゆう奴らほどめんどくさい。

「はぁ〜。」

「?どうかされましたか?」

「…いや。何でもない。…それより、俺に関わるなって言ったろ。」

「え…なんでですか?」

「とにかくだ。俺に関わるとロクな事がねーぞ。」

「瑛斗さんは?瑛斗さんは大丈夫なんですか?」

「あいつは、クラスで人気だから大丈夫なんだよ。」

「なんでです。なんでですか?」

「………」

「隼人さん?」

「グ〜ウ/( ̄∀ ̄)/スヤスヤ」

「寝ちゃった。」


食堂…

昼休み。俺はエイトと食堂にいた。授業も終わりいろんな生徒がいた。

運動部系の集まりもあればJKが溜まっているところ。オタク共が固まってブヒブヒしている所もあった。

そんな奴らを片目に俺たちは喋っていた。そう、その話の内容が…

「昨日、エマちゃんと何していたの(^^)」

「…なんでそんな嬉しそうなんだよ。別に特に何もねえよ。」

「え〜つまんないの〜!それでどうやって口説いてヤったの?」

「だからヤってねーよ!たく、やっぱポテト代払ってもらおうかな。」

「やめて下さい、今金欠状態なうなので。」

流石は陽キャ。直ぐに金がなくなる。俺みたいなな陰キャは使う事がほぼないから溜まっているのだ。

「…はぁ〜。そこまでして知りたいのか。」

「だって〜昨日転校してきた子と隼人との間で何があったか知りたいじゃん!お願い!教えてください!」

「う〜ん。そうだな〜。…誰にも言はずポテト代を来週までに払ってくれると約束するなら、教えてやってもいい。」

「絶対に誰にも教えないし、来週までに金渡します。」

「よろしい。なら昨日の帰り何があったか教えよう。」


教室…

「なんで隼人と関わっちゃいけないんですか?」

「えっと〜急にどうしたのエマっち」

「そりゃそうだよ。エマちゃん、まだここに来てまだ浅いし知らなくて当然だよ。」

「言われてみればそうだよね。えっと〜あいつと関わっちゃいけないのはね…あいつは不良60人とやりあってかすり傷だけで済ませたのよ。」


「えーーーーーーー!?どういう事ですか!?」


「この噂が広まったのは1年の3学期入ってからなの。元々ここにいた鈴宮っていうやつがいたの。今は4組にいるんだけど、鈴宮が帰り道歩いていたらしいんだよ。そん時見たんだって。あいつが不良の前で立っている所を。」

「!?」

「その後、警察やら救急車やらが来たんだけど鈴宮が翌日その事をクラス全員に言ってこうなっている訳。」

「んま。男子とは最近仲良くはなってきているけど、遊びに行ったりはしていないんだよね。やっぱいつ復習でくるかわからないから。」

「そう…なんだ。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る