第4話
学校帰り…
今日は、始業式だけだから午前授業だけだ。
いつもなら瑛斗も一緒(かってについてくる)のだが、彼は今日友達とカラオケに行くらしい。…本当に、リアルに充実略してリア充だなあいつと感心してしまった。
彼がいたらまっすぐに家に帰るのだが、
(あいつがいないから朝通った桜並木の道を通って帰ろうっと)
桜並木は高校から歩いてすぐの所にある。
そして、桜並木の道にある大きな大木にはある噂が話題になっている。
なんでもこの大木の下で性別、老若男女関係なしに約束をしたら必ず叶うというらしい。
実際にうちの高校での逸話では…
ある卒業式の日、1人の男子高校生と1人の女子高校生がその大きな大木の下で告ったらしい。そしてその時、いつか結婚しようとかそんな事を言ったらしい。そしたらその2年後の成人式からしばらくして2人が結婚したらしい。
そんな噂が流れているもんだからその大木は春になると告る人が多くなり安心する場所じゃなくなった。本当にリア充爆発しろだよ。
ていうか、今日は本当にビックリすることが多いな。エマさんが俺の名前をなんで知っているのか結構気になる。
そして桜並木を歩いて大きな大木に着いた時、1人の人がいた。服がうちの学校の女子の奴だから
(またここで告られるor告る奴かな?)
っと思ったので立ち去ろうとした瞬間
「隼人君。待ってたよ。」
(へ…………)
「どうしたのそんな間抜けそうな顔して?」
そう言ってきたのは、今日ここの学校に転校してきたエマさんだった。
「…思った事を言っていいか?」
「はい?なんでしょう?」
「なんで俺も名前知っているんだよ!?」
「それはそうと」
(話を終わらせやがった。)
「助けてください!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます