第2話・隣人だって選べない

 「おじさんまた海外だって?今度はどこに行くの」


 ざーとらしくもご丁寧に玄関の外にまで見送った親父にひとしきり愛想を振りまくと、正宗のヤツは先にあるく俺の隣に追いついて早々にそんなことを聞いてきた。


 「おま…俺だってさっき聞いたところなのに何でお前が知ってる」

 「夕べウチに挨拶に来てたもん。またしばらく空けるから小次郎をよろしくって。とりあえず今晩はウチで晩ご飯だからね」

 「へいへい、ありがとよ…って、よく考えたらお前昨日のうちに知っていたならなんで言わなかった。昨夜電話した時はンな話無かったじゃないか」

 「え?おじさんに口止めされてたから」

 「あんのクソ親父…」

 「ついでに言うと、父さん母さんも面白がって黙っておけって言ってた」


 思わず絶句する俺をよそに、正宗は涼しい顔をして歩いてた。

 隣家の人を悪く言うつもりはないが、こういう両親である。『娘』に正宗、なんて名前を付けるのも宜なるかな、という次第だ。


 そう、こいつは俺より二十センチも背が低いくせして同級生の、一応は女子高生である。性格はがさつ…ってことも無いのだろうが、適当なところが多い気がする。その割に面倒見が良いんだかなんなのか、親が不在の俺ん家のことにはよく構ってくる。くせっ毛をうしろ頭でまとめて身振り手振りが大きいもんだから、それがよく動くヤツだった。

 容姿は…ん、まあガキの頃から知っている俺が言うのもなんだが、幼い態にしては将来性は豊かなんでないだろうか。あんま客観的には見れないんだけどな。

 あと、背丈の割にやたらと胸が大きい。

 こんなんだからモテそうなもんだが、不思議とその手の話題には恵まれないようである。

 不憫な奴だ。


 「…なに泣き真似してんの。ていうか失礼なこと考えてない?」

 「気のせいだろ」


 ウソは慣れたモンである。しれっと言った俺を隣で睨め上げて、すぐに正宗も横並びに歩き出す。

 と、そういえばウソで思い出した。

 まだ隣で口を尖らせている正宗に、すこーしばかりお優しい声で話しかける。


 「そういやさ正宗、親父の奴また海外ほっつき歩きに行くこと以外、なんか言ってなかったか?」

 「他に…って別に何もなかったよ?いつも通り。気になることでもあったの?」

 「気になるっていうかなあ…出がけに妙に真面目な顔してやがったからさ。ほんの一瞬だけどな」

「ふぅん…」


 話を始めてしまえば小難しい考えなど吹っ飛ぶコイツのことだから、すぐに話にのってくる。まったくチョロい…あいやいや、扱いやす……気の良い奴である。

 とはいえ、そう一つ唸ってそのまま黙り込んだ横顔には、何を考えているのか伺えるものはない。

 まあ心当たりが無いなら俺としても強いて追及するほどの事も無い。多少珍しいな、と思ったくらいのことで、人が普段と違う事をするのは死亡フラグだ、などと当の本人がほざいてはいたが、そもそも大気圏内なら何処にいたって殺しても死なんだろう。


 だからしばらくの間、俺たちは黙って歩いていた。

 家から学校まではのんびり歩いても三十分かからない、というところで、学力的に無理が無くて家から一番近い高校、というだけで選んだにしてはまあ妥当な距離だ。


 ただし、である。

 今は八月。

 夏休みの真っ只中だ 日本の高校生諸君が謳歌したまう、夏休みである。

 その夏休み中にも週に一回登校日というものが設定されているというのは、入学してから失敗したと思った点だった。二年目の今年になっても慣れやしない。

 日本の学校で他にこんな迷惑な制度のある高校あるのか?と思うのだが、流石に親が死んでも登校すべし!…とまではいかないものの、いちおー登校出来ないという届け出が必要ではあり、いくら緩い届けとはいえ親に「書け!」と言ってもあの親父が聞き入れるはずもなく、渋々俺は毎週金曜日の登校日はこうして学校に向かうのだった。


 …それにしても正宗のヤツ、あの家の家風なら親の署名だけあれば充分な申請書くらい簡単に用意して貰えそうなもんなのだが。

 わざわざ毎週々々俺と一緒に行く必要もない学校に行くとは、物好きなヤツだ。



 「おはよ、ムネ、日高くん」


 そして学校まであと角二つばかり、というところまで来た処で黙って歩いてた俺たちの背中から声がかけられる。


 「あ、おはよ、ひーちょ」

 「夏休み中だとゆーのに仲良く一緒に登校?」

 「仲良く、は余計だ。家が隣なだけだろ」

 「別に隣だからといって揃って学校行く必要は無いと思うけどねぃ」


 けらけらと笑って俺の文句を煙に巻くこの女子は、浅田日依子あさだひいこ。まあ俺にとっては単なるクラスメイトだが正宗にとってはよくつるんでいる仲である。闊達を絵に描いたような奴で、正宗をムネと呼び、多分親友とかいう間柄なのだろうか。長い髪を右側にまとめている点で、いわゆるポニーテールというヤツの正宗とは尻尾仲間として相性がいいんだろうか。


 「それにしてもこんだけ日高くんもアレだと、ムネも苦労するねえ」

 「苦労ってどういうことよ、ひーちょ」

 「ん?あれあれー?それを私の口から言ってもいいのかなー?」


 などと、登校中とは思えないくらいにテンションの高い浅田についてあれこれ思っていたら、背丈の差を利用して正宗の頭を抱き、耳元で何やら不穏なことを囁いている。合間にこっちをちらちら見てくるのが実に忌々しく、俺はアホらし、と吐き捨てて一人でさっさと歩き出した。


 「ちょっ、離して。離してってば、胸が当たってる!」

 「なにさー、ムネの方が私より胸あるんだから気にしなくたっていーじゃん。あ、ムネの胸。韻を踏んで縁起が良いわ、こりゃ」

 「酔っ払ってんのか、お前は」


 男子が聞いたら拙い内容になりつつあったので、一応ツッコミだけは恵んで立ち去ろうとした、その時。


 「………?」


 何だろうか。首筋んところにチリチリした感触。

 虫でも止まったのかと手をやってみたが、そんな気配は無い。

 違和感はそれですぐに霧散して、辺りを見渡してみてもいつも通りの登校の風景。


 「…小次郎?どうかした?」


 浅田から解放された正宗が背中に声をかけてきて、振り返ってはみたが怪訝な顔をした正宗となんか満足そうな顔をした浅田がいるばかりだ。


 「いや、なんだこりゃ…何かに見られていたような…」

 「日高くん、照れ隠しにしても雑すぎじゃない?それとも誰か物陰から殺気を放たれるような不穏な心当たりでも?」

 「せめて物陰から女の子に視線を送られていた、とかにして欲しいとこだが…」

 「じいしきかじょー」

 「ほっとけ」


 誰か、ってんならまだ分かりやすいんだけどな。人というよりも、何か、だ。俺が感じたのは。悪意だか好意だか、どっちにしても人間の抱く興味じゃなく、妙に即物的というか人格として見られていないというか。

 だが、そんなことを言って聞かせてみても、二人ともさっぱり要領を得ない、という顔で呆れるばかりだった。

 まあ理解されるともして欲しいとも思えない。自分でも何が何やらさっぱりだったからな。

 結局、登校中にその視線は再びこちらに向けられることもなく、いつも通りの時間に学校の敷居を跨ぐことには成功したのだった。



   ・・・・・



 そして放課後、と言っても登校日であるから全校朝礼の後にホームルームやって終わりだ。何のために学校に来てんだかよくワカラン。まあ補修だの講習だのある連中はこの後も机と仲良くするのだろう。

 で、俺はというと。


 「お父上の方、また渡欧されたとのことだが」

 「お前も俺より先に知ったクチかい。こっちゃその件で朝から一悶着あったばかりだよ」

 「いや、昼前に空港からというメールを頂いた。君のことをくれぐれもよろしく、とのことだ」

 「隣の家ばかりか中坊の頃の同級生にまでよろしくされる程信用無いんか、俺」

 「そういうわけじゃなかろう」


 何も用事は無いのでさっさと帰ればいいものを、顔馴染みにとっつかまって学食にいた。いや学食つーても、夏休み中の登校日に営業してるはずもなく、単にここで昼食をとる必要のある生徒のために開放されてるだけなんだけどな。


 「で、お互いとっとと家にでも帰ってやるべきことをすべきだと思うんだが。この弁当箱はなんなんだ?」

 「いや、妹が珍しく弁当を作ってくれたのだが、久しぶりで量の加減が出来なかったのか少なく見積もっても三人分に近くてだな。手伝ってもらえるとありがたい」

 「…いくら生徒会役員つっても、弁当まで持ってくるほどなんかね。それとも夏期講習でも受けるんか?」

 「両方だよ。夕方まで講習、それから生徒会だ」

 「また忙しいこったな…」


 呆れ顔の俺に苦笑を向けているこいつの名は相良大剛さがらだいごうという。何故か中学の頃は同じクラス続きだったという妙に縁がある男で、こんな名前で滅多矢鱈と堅っ苦しい口調ではあるが別に由緒ある家柄の息子というわけでもない。確か普通の公務員の家だったと思う。

 そして俺がこいつを苦手にしているのは、こーいうクソの上にドが三つくらいつく程マジメくさった割に変に俺に絡んでくるところだ。いやまあ、友達の多い方でもないから有り難くないことも無いのは否定せんのだけれど、困ったことにこいつはウチの親父とやけに波長が合うらしく、俺の知らないところで親父とやりとりがあるようで、そこがまたやりづらい。


 「しっかしおめーも物好きなこったな。んな夏休みの最中に生徒会とかよーやるわ。俺なんざ自分のことで手一杯だっちゅーに」

 「ま、内申点欲しさにやっているんだろう、などと口さがない物言いをする者もいるがな。勿論そういった面があることは否定はしないが、僕の周囲の人はそれなりに全校生徒の為に、という意識で従事しているように思うぞ」

 「そんなもんかね…」


 あまり愉快でもない話だ。話の腰を折るつもりで席を立つと、給湯器で二人分の茶を用意し、デカい弁当箱を前に置いた相良の元に戻る。

 そしてその時俺は、朝に感じた正体不明の緊張感を選りに選って目の前の空間に嗅ぎ取ってしまったのだ。


 「……まじか」

 「どうした?」


 立ち止まった俺を怪訝に思ったか、相良が問うてくる。

 危害、的な何かは感じないから心配に及ぶことはないのだろうが…だが、今朝のどこかしら無機質なものとは若干違う、こう、獰猛な感じが、俺にではなくこの場全体を覆っているかのような……。


 「日高。何せ量が量だ。早いところ手を付けないと午後の講習に間に合わん」

 「え?ああ、おう分かった。任せとけって、…なんか改まって見るとデカイな」


 テーブルの上に置かれた弁当箱を見て、俺は思わず呟いた。


 「だろう?」


 そう言って相良が包みをほどくと、無視し得ない異質な気配がにわかに大きくなったような気がした。

 だが、相良の方はそれを察知した様子も無く、ただ俺一人だけが慌てているというどうにも間の抜けた状態が続いたままである。

 そして俺一人だけが肌に感じているものを声高に他者に説いてみたところで、アブない人扱いされて終わりだ。ただでさえこっちは危険人物扱いされてるっちゅーのに。


 「……ま、いっか」


 余人が察せられないものに自分一人だけが気付く。

 子供向けのお話やらゲームじゃあるまいし、そんなことあるわけなかろうと、俺は自分の勘違い!ということと結論づけて、相良の妹謹製の弁当箱と対面することにした。

 何はともあれ腹も減っていたことだしな。


 「…うまそーじゃん」

 「そうか。好きなだけ食べてくれ」


 アルマイトの弁当箱が二つ。

 片一方には肉の焼いたもの揚げたもの煮たもの・魚の(以下同文)・卵料理三種・温野菜ざっと四種類がこれでもかと詰め込まれ、もう一方には醤油にひたした海苔が敷き詰められた白米がこれまたぎっしりと。要するにのり弁か。


 「いや、しかし美味そうではあるが…量が極端じゃね?」

 「最初にそう言っただろう。千穗の奴も何を考えてこんなに作ったんだか…」


 アルマイトの弁当箱、と言ったがそれがまた並のサイズじゃない。いわゆるドカベンのLサイズだ。そしてそれが二つだ。どっちかっつーと線の細い相良が一人で食い切れるわけがない。


 「ま、ご相伴にあずかれて俺は助かるけどな。んでは、いただきます、と………お、美味い」


 最初に目に付いた卵焼きに箸をのばし、口に運ぶと、弁当用に固めに調理されながらも噛みしめた時に汁気が残っているのを感じる。それは上品なバターの香りに包まれ、俺には少し甘めな味付けではあるが空腹を一番最初に刺激し、食欲を増すには丁度良い塩梅なのだろう。

 俺は製作者の意図にまんまと乗っかり、続けて肉、魚、野菜、卵そして肉…のローテーションの合間に適度にのり飯を口にする完璧なサイクルで弁当箱の攻略を推し進め、しかし半分程に至ってようやく相良がさっぱり箸を運んでいないことに気がつく。


 「…食わんのか?」

 「食べているさ。だがこの量ではさほど減ったように見えないのだろう」


 まあ確かに減ってはいるが…いくら俺でも二人前以上の弁当を一人で平らげられるほど健啖ではない。

 ふと、奴の顔色をうかがうと、健康っちゃー健康ではあるが、肌の色とかどういう問題ではなく表情が冴えないように見えた。


 「悩み事か?昼飯の礼だ。話を聞くぐらいならしてやっても構わんぞ」

 「そう見えるのか。いや、少し考え事があるのは確かだが、君に相談する程のことじゃないさ」


 ま、俺としては食わせてもらった分愛想を振りまくくらいのつもりだったが…。


 「なんだよ。普段俺の家庭のことには頼みもせんのに首を突っ込むくせに、自分のこととなるとだんまりか。そいつはちょっとばかり面白くはないな。話したくないと言われるとむしろ興味が沸いてくるわ。いいから話してみろよ」

 「そうか。そこまでして聞きたいというのならば話しても構わないぞ?兄の婚姻のことに関して親戚が集まって紛糾しているのだが、その内容ときたら…」

 「分かった、俺が悪かった。他所の家庭の事情なんぞ知りたがるもんじゃない」

 「そうか。愚痴になるからむしろ聞いて欲しかったのだがな」


 そう言って相良はなんとも難しい顔をして黙り込んでしまった。なんつーか、こいつのこういう顔は珍しい。


 「…あー、まあなんだ、俺は気の利いたことなんぞ言えないが、お前が一人で喋っている分には邪険にはしないぞ?」

 「はは、その気遣いは有り難いがそこに甘えてしまっては矜持に傷がつく。気持ちだけ頂いておくとしよう」

 「……なんつーか、ホンっとおめーって面倒くさい性格してやがんよな」


 それで相良もいくらかは気が晴れたのだろうか。自前の塗り箸の運びも滑らかになり、予鈴には余裕のあるうちに弁当箱は再び布巾に包まれることが出来た。


 「ごっそさん。ちー坊もこんだけ出来るようになったんだな。美味かったって言ってやってくれ」

 「ああ。あいつも喜ぶだろうさ。調子に乗って明日からもこの量を作られたら困るがな」


 ちー坊というのは相良の妹の千穗ちゃんのことだ。確か今年中三だったろうか。ガキの頃はそれなりにつるんでいたが俺が高校に入ってからは疎遠になっているので、今どうしているかは知らん。まあ兄に弁当を作っているくらいなので、変にひねこびたりはしていないんだろうけれど。


 「そこいらは兄貴として手綱握ってやりゃいいだろ。んじゃ行くか」


 二杯目の茶を飲み干し、俺は二人分の湯飲みを下げ膳口に運び、入り口で待っていた相良と並んで学食を出た。

 もちろん行き先は違うからすぐそこの階段まで、ではあるが学食と校舎を繋ぐ渡り廊下くらいは並んで歩くことになる。


 「いい天気だな」

 「そうだな」


 いくらか気分の晴れた様子の相良の言葉に同意して、このクソ厚い中部活している連中の姿を見やるのだったが。


 「……何だありゃ?」


 それに混じって、いや混じってというか明らかに見咎められないような位置を、ふよふよと浮かぶ物体に俺は目が行った。

 それは学生鞄くらいの大きさで色は鈍い銀色と黒。機械には見えるが…意匠はどう見ても、なんだ、その…古めかしいというか懐かしさを感じるというか……。


 「日高。どうかしたか」

 「あ、いや…機械が宙に浮いてた」

 「何だそれは」

 「俺が聞きてーよ。ラジコンでも飛ばしていたアホがいるのかね」

 「ドローンじゃないのか。どこか文化部の連中が実験でもしていたのだろう」


 俺の見ていた方角に相良が視線を向ける頃には件の機械は姿を消していたので、俺の話だけで相良は推測したのだろうが、どうも俺にはそんな今時の道具には見えなかった。ガキの頃、親父が持って帰ってきたガラクタにああいうものがあったような覚えがあるんだが…。


 「街中であまり見るものじゃあないからな、珍しく見えるのだろう。ただ校内で飛ばすのは感心しないな。後でどこの部が飛ばしていたか調べておこう」

 「そんなこともすんのか。ご苦労なこった」


 いかにも生徒会の役員らしい配慮に半ば感心、半ば呆れる。本人は涼しい顔で言っているから別にどうということはないんだろうが、あれを見てそういう配慮が出来るこいつを、どっかかなわない思いで眺めるのだった。


 「ではな」

 「あいよ」


 短い廊下を抜けて校舎に入ると、すぐに相良と別れる。俺は二階の、相良は三階の教室だが方向が反対側なのだ。

 それぞれの人の流れに混じって教室に向かう中、俺は唐突にさっき見た機械が何だったのか、思い出していた。


 「…ありゃラジカセ、じゃないか?」


 そう、カセットテープの再生とラジオの受信が出来るというアレだ。似たようなもんを親父が買ったんだか拾ってきたんだか、ともかく家で見た記憶はあった。

 ただそうだとしても、


 「宙に浮かんで勝手に動き回るシロモノだったか?アレは」


 当然の疑問を口にしたところで、今度こそツッコミをしてくれる物好きは隣にはいなかった。

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