こんな私だけど大丈夫ですか?

さくら

第1話 ここどこ?!

私の名前はさくら。20歳。会社員。

人見知り、人と接するのが苦手、自信が無い、いつも現実逃避、めんどくさがり屋、モテたことがないというマイナスな部分しかない主人公?である。

いつものように、会社に行き、疲れて家に帰り、お風呂に入り、ご飯を食べ、寝る。

歯磨きは明日の朝でいいや。

おやすみ!

その何時間後に異変はおきた。

私は夜中に何回も起きてしまうのだが、その日だけは、なぜか1度も起きることなく、ぐっすり寝た。

そして、朝、暖かい太陽に迎えられ、私は起きた。が、あたりを見渡すと自分の部屋じゃない。ここどこ?!

あたり一面草原、そして、草原の真ん中に大きなお城?!が立っていた。

自分の格好はもちろんパジャマと裸足、そしてメガネ、ボッサボサの頭。

そんな格好で、私はいろんな方向に歩いてみたが、夢じゃない、現実だ!

ってか、早く支度して会社行かないと怒られる!

と、焦っていると。

?「やっときたね、君を探してたんだ。」

は?と思い、後ろを向くと…。

金髪の男性がいた。

?!イ、イケメン!!と思っていると、

手を差し伸べられた。

私は手を差し出すと彼は私の手を握り、私を立たせてくれた。

さくら「あ、ありがとうございます。」

金髪「いえ、このくらい当然のことですよ

。」

と優しく微笑む。

私はそれに見惚れていた。

金髪「では、着替えに行きましょうか。」

さくら「は、はい。ってどこに?」

金髪「あそこだよ。」

と、指さした先にはお城?の様な立派な建造物。

金髪「じゃあ、行こうか。」

さくら「は、はい。」

歩きながら私は1人思っていた。

ここまじでどこなの?!

ってか、歯磨いてないし!

磨いとけばよかった…。

はあ…。

辺りを見回すと、綺麗な噴水に綺麗なお花畑。

なんなんだろここ。

さっき、金髪さんが君を探してたって言ってたけど、聞き間違いかな?

金髪「さあ、着いたよ。」

ガチャ(開く音)

さくら「!!す、すごい!こんなに服が!」

金髪「好きな服来ていいからね。じゃあ、

僕は外で待ってるから。 」

さくら「は、はい!」

ガチャ(閉まる音)

ど、どうしよう。何着よう。

色々見たけど何着ていいかわからない…。

そうだ。選んでもらおう。

ガチャ(開く音)

さくら「あ、あの…。」

金髪「着替え終わりましたか?」

さくら「い、いえ、まだです。その、服を

選んで欲しくて…。」

金髪「いいのですか?僕が選んでも。」

さくら「はい!ぜひ!」

金髪「わかりました。じゃあ…。このピンク

のワンピ ースかな。あと、このピン

クのパンプス。」

さくら「わかりました。」

金髪「じゃあ、着替えたら呼んでね。」

ガチャ(閉まる音)

よし、着替えよう。って、これサイズ大丈夫かな?!

私、デブだし、入らなかったら…。

やばい!!と思いつつ、恐る恐る着てみると。あれ、ちょうどいい?

うそ。入ってよかったけど。

じゃあ、パンプスも?

ぴったりだ!なんで入ったんだろ。

私のサイズ知ってたかのようなかんじ感じ?だよね。

まあ、いいや。

あ、歯磨きある。磨いていいかな。

まあ、磨いたら捨てればいいか。


歯磨き中。。。


髪の毛は…。とりあえずとかしておこう。

よし!これで完璧!

ガチャ(開く音)

金髪「終わりましたか?」

さくら「は、はい。」

金髪「では、髪の毛結びますね。それとメイ

クも。」

さくら「え?」

やってくれるの?!そ、そんな、申し訳ない…。

金髪「ここに座ってください。」

さくら「はい。」


髪の毛、メイクセット中。。。


そうだ。さっきのこと聞いておこう。

さくら「あ、あの。」

金髪「どうしましたか?」

さくら「さっき、初めてあった時、君を探

してたって言ってましたけどあ

れって?」

金髪「それは、君は選ばれた人だからだ

よ。」

さくら「?!」

金髪「実は、100年に1度、選ばれた1人のみ

この異世界に来ることが出来るんだ。

だから、僕達はずっと、君に会いた

かった。」

さくら「?!僕達?」

金髪「 僕以外に1人いてね。兄弟なん

だ。」

さくら「そうなんですね。」

金髪「うん。あ、自己紹介してなかった

ね。僕は長男の優(ゆう)だよ。よろ

しくね。 さくら。 」

さくら「こ、こちらこそ、よろしくお願いし

ます。」

優「できたよ。こんな感じでいいかな?」

さくら「はい。大丈夫です。ありがとうござ

います。」

後ろに2つ三つ編みして、結んである。

そして、ヘアアイロンで髪を整えてくれた。

それにメイクもしてくれた。

綺麗だな。

優「じゃあ、ご飯準備するから、隣の部屋

で待っててくれるかな。」

さくら「わかりました…はっ!じゃなく

て!仕事どうしよう!!」

優「大丈夫だよ。そちらの世界とこっちの世

界では時間が違うからね。仕事に行く時

間になれば、僕が教えるから、安心し

ていいよ。」

さくら「ほっ。わかりました。ありがとうご

ざいます。」

ガチャ(開く音)そしてガチャ(閉める音)

そして隣のドアを開くと。

広いテーブルとたくさんの椅子があった。

すごいなあ。どこに座ったらいいんだろ。

まあ、端っこ座っとこ。

はあ。眠い。寝よ。


催眠中。。。


またもや、ぐっすりと寝れた。

寝ていると、影が自分に落ちるのを感じた。

んー。起きてみると。

?「うわ!急に起きんじゃねーよ。ビックリ

するだろうが!」

さくら「ご、ごめんなさい!」

?「お前もしかして、さくらか?」

さくら「はい。」

?「そうか。今日来たのか。俺は次男の悠

斗(ゆうと)。よろしくな。」

さくら「こ、こちらこそ、よろしくお願いし

ます。」

悠斗「はあ。ふぁああ。(あく

び)」

悠斗さんの髪の毛黒髪だ。

それに悠斗さんもイケメンだし。

性格も良さそう?

何このイケメンパラダイス。

彼女いそうだよね、二人とも。

はあ、なんで選ばれちゃったんだろ。

これからどうなるんだ私。

いや、でも、ここ満喫したらすぐ元の世界に戻ればいいか。

そうすれば、仕事も間に合うし。

ゆっくりしよ。

と思っていると。

悠斗「なあ、お前さ。そのマイナスな部

分、どうにかしたほうがいいぞ。」

さくら「え?」

なんでそんなこと知って…

悠斗「それと、お前みたいなやつモテる事と

か一生ねーから、諦めな。それに太り

すぎだ。痩せた方がいいぜ。じゃあ

な。」

ガチャ(開く音)とガチャ(閉める音)

は?!?!?!!?!!

そんなこと私がいちばんよく知ってるつーの!

こんなんになりたくて、なったわけじゃないわ!

まあ、でも私めんどくさがり屋だからな…。

彼の言ってることは正しいけど…。

はあ。めんどくせえ!!

でもなんで、誰にも話したことないのに

わかったんだろう????

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こんな私だけど大丈夫ですか? さくら @mpad

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