第34話真正面の顔


 鳥の顔に関する最大の特徴は何と言っても嘴でしょう。つつかれたら痛そうなメジロのとがった嘴、モズのちょっと曲がった、猛禽類の独特の形。また世界的に見ればハチドリの花に対しての嘴の長さ、形等、本当に生き物の不思議を感じます。

 そして鳥の写真を撮る際、やはりこの嘴が良く見える方が格好が良い、というか、多くの鳥は真正面から見るとちょっと妙な感じがします。それは野生の草食動物と同じく目が顔の横あるためです。

ですからちょっと「ツン」とした仕草や横顔が可愛く思えます。


しかし例外もいます。まずはフクロウ、彼らは人間と同じような顔つきで、その上目がとても大きく美しい。本当にビー玉の様です。


そして何より私が大好きな日本最小の鳥、ミソサザイとのツートップ、しかも全国的にいる鳥


「キクイタダキ」


この本当に小さな小鳥の存在は、私に最高の感動を与えてくれ、そして毎年彼らに会うのがたのしみなのです。


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