第8話初心者向けカメラの話3

 

 私が何故カメラの話を書こうと思ったのか。

一番の理由は

「詳しすぎない」

ということです。今はコンデジのサザビーとミラーレスを使っていますが、後者はまだ使い始めたばかりで、ファインダーも上手く使えているときとそうでないときがあります。

ネットで調べればプロの講座も無料で見ることも可能ですが、どうしてもカメラは「難しい、ちょっと敷居が高い」と昔の私も思っていました。しかしほとんど毎日使っているうち「なるほど」「いやこれはいらない機能だろう」と初心者なりに考えさせられて、それが楽しく感じ始めたからです。


「そのカメラはどれくらいするのですか? 」


コマドリを見に来ている方何人かから質問を受けました。いかにも高そうなカメラを持ち、それを使いこなす技術を身に付けている方より、私の方が聞きやすかったのでしょう。

カメラは決して安い買い物ではありません。これから書くことに

「嘘」はないので(一部明言を避けるときはありますが)皆さんの参考になればと思います。


では、繰り返しになりますが

主人が現在使っている

パナソニック FZ1000 についてお話しします。


 現在はこの機種は製造が終わっており、FZ1000マーク2が発売されています。主人はこれを触ってみたくてたまらないのですが、私たちの住んでいる近辺では展示品になっておらず、夢を見ているままです。

FZは フィールドズームの略で屋外で生き物を撮ることを目的に作られています。コンデジですが一眼レフそっくりです。この型のものを俗に「ネオ一眼」と呼んだりします。しかしこの「ネオ一眼」という言い方は富士フィルムの登録商標になっており、他社は使えません。ですがこのカクヨミはカメラ雑誌でも(バナー広告があるわけでもないので)便宜上この言い方を使わせてもらいます。


 さて、このFZ1000、2014年発売で、主人調べですが、もともと売価八万円だったものが五万円台まで下がった時に爆発的に売れたそうです。

一型センサーといって私のサザビーよりも大きなセンサーで、ピントも合いやすく、シャッタースピードも速いです。しかもレンズはドイツの「ライカ社」のものを使用しています。「パナライカ」といわれて、パナソニックのものとはとても相性が良いようです。もちろんすべての機種にライカレンズが使われてはいませんので、購入の際にはレンズ枠の上にLEICAの文字をご確認ください。


これを買ったのは、2017年ソフトバンクホークス日本一おめでとうセールの最終日、もう外は真っ暗でした。


「これ・・・安いよね、さらにこれから5%オフ? 」


主人は何度も下見に行っているので私のこの言葉を待っていたのでしょう。

「買ったら? お金持ってきているんでしょう? 」

「うん・・・」大体数万円を休みの日に持ち歩いていることがおかしいと思うのです。しかし嘘は書けないので正直に書きますが、私は「恥ずかしいくらいのケチ」なので

「じゃあ、リサイクルショップでJTBのギフトカード買ってくる、千円が九百八十円だから」

普段なら「そんなことはせんでいい」というはずの人が私の行って帰ってくる三十分を待っていました。きっとその間売れないようにガードしていたのかもと思うと、なかなかおもしろいです。


そうしてやっと? 手に入れました。本当に内川様様で、値段はここで書くと、こればっかりは関係各所に迷惑がかかりそうなので止めます。この点は一応大人なので。


 ですが、ネットで中古で出ているものを見るたび、ニヤニヤしている金額、何故かは想像がつくと思います。

そうなのです、よくある


「展示品限り」の商品だったのです。

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