第2話昨日と書いたけれど


 一昨日と言うことになってしまいましたが、とても鳥の種類に詳しい方の話です。


「こんな風に人前に出てくるものとそうでないものは遺伝子が違うそうだ。犬にしても猫にしてもそうだったらしくて、人間はその個体を飼い慣らしたり、家畜にして、今に至っているらしい」と。


「まさか遺伝子まで」という話ですが、子供でも引っ込み思案な子と真逆な子がいます。それが兄弟だったりと言うことも良くありますから、頷けるような気がします。その真偽についてはここで書いても仕方がありませんので、鳥の話に戻しましょう。


「今年はヤブサメもコマドリも当たり年! 」


 私がこの趣味に出会って今更ながら感じるのは「季節の移り変わり」です。毎年同じようでやはり違うのです。去年は極寒だったせいもあり、今まで見ることのできなかった鳥も見ることができました。

ヒレンジャク、キレンジャク、これは渡り鳥なのですが、キクイタダキ、ミソサザイ、トラツグミ、これらは国内で、季節ごとに住む場所を変えているものです。遅れましたが、ここに出てくる鳥の名称はカタカナで表記します。興味のある方はネットで調べてみてください。どの鳥も可愛いのですが、個人的にはキクイタダキが・・・


と、まあ色々なことを書いていますが、わたしはまだバードウォッチングでは小学校低学年なのです。ですから最初の頃は本の受け売りになって

「この鳥は公園で桜を食べているのを見かけ・・・」と書いてあったので、主人と二人ちょっと血眼的に探しましたが「いない」と落胆しました。しかしその本の著者紹介を見ると関東の方でした。


「こっちじゃないんだ」


 私たちは北部九州に住んでします。南北に長い日本は、いる鳥、やって来る鳥もかなり違うのです。ですから「今年はこれが多く来た」と書いた場合、いつもいた所では逆に少なくなっている、と考えた方が良いのではと思います。

 例えばベニマシコ、私たちはこの鳥が出ると聞いたら遠くても行きますが、関東地域ではその辺の川辺にいたりします。私たちも初めて見たのは、息子の結婚式のために上京した時でした。ベニマシコは紅というより私的には強めのピンクで、スズメをシュッと伸ばしたような鳥です。しかしこの鳥を見つけて撮ろうとしたとき、私は叫んでしまいました。


「ピントが合わない!!! 」


次からはカメラの事をお話ししましょう。


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