ゴキゴブリン強襲!!

「はぁっはっはっ!!この学園はカンキョハカーイ、ガイチューン将軍が臣!ゴキゴブリンが破壊してくれよう!!」

 校庭のド真ん中に、黒光りする外骨格を纏うゴキゴブリンが高笑いしながら、大量のゴキブリを放っていた。

 生徒達は勿論、教師や用務員など、関係者達は、阿鼻叫喚の如く逃げ回る。

「はぁっはっはっ!地球人はゴキブリが大嫌いらしいな!ほら、羽ばたけ我が下僕共よ!」

 ゴキゴブリンの号令で羽根を広げて羽ばたくゴキブリ達。校庭は勿論、校内もゴキブリで埋まってしまった!

 その様子を見てご機嫌に笑うゴキゴブリン。

「この分ならイナゴールの失態を楽勝で挽回できるなぁ!はぁっはっはっ!!」

 その時、「いやああああああああああ!!」と大声が聞こえて来たかと思ったら、ゲイン!と後頭部に激しい衝撃が走った。

「ぐああああああああ!?」

 吹っ飛ぶゴキゴブリン。だが、瞬時に立ち上がった。

「な、何事だ……?」

 頭を押さえながら衝撃の原因を探る。

 そこには、三人の超短いスカートのおかしな衣装を着た、頭部に馬鹿デカい花を咲かせた美少女達がゴキゴブリンを睨んでいた。

「ちょっとエブリシングサマー、不意打ちの蹴りはあんまりじゃないの?」

 銀色の美少女がオレンジの美少女を嗜める。

「え~っ?敵じゃん?倒せれば何でもいいよ~。ね?ジャパニーズウィステリア?」

 そのオレンジの美少女が藤色の美少女に同意を求めた。

「…………別に……」

 その藤色の美少女が視線を地面に向けながらそう呟いた。

 だが、会話の内容では、どうやらゴキゴブリンの後頭部の衝撃は、オレンジの美少女の飛び蹴りが炸裂したのが原因のようだ。

「貴様等がラフレシアンか!イナゴールの報告よりも一人多いな?」

 首をコキコキ鳴らしてラフレシアンの正面に立つゴキゴブリン。

 なかなか威圧的だった。一応幹部なだけはあったと言う事だろう。

(ど、どどどどどどどどどどどど、どうしょう……凄く怖い……)

 藤子は恐れながらも、地面から視線を外して、視力が悪い目を細めてゴキゴブリンを見た。

「成程、鋭い眼光だな……藤色のラフレシアン……貴様が俺の相手か!!」

 スッと一歩踏み出すゴキゴブリン。

(ええええええええええええええ!?ちょっとちょっとちょっとちょっと!!何何何何何何何何何??)

 恐怖で固まりながらも、目を逸らすのを忘れている藤子。それは傍から見たら、戦う気満々のように見えた。倒すべき敵を見据える戦士の如く。

「では行くぞラフレシアン!!」

 ゴキゴブリンは藤子に向かって突っ込んで行った。

「はああああ!」

 ゴキゴブリンの左側面から延髄を蹴る風華。

「ごっっっ!?」

 結果、ゴキゴブリンは派手に吹っ飛んだ。

「ボーっとしてないで構えなさい!」

 藤子を叱る風華。風華の目には、やる気がなく、ただボーっとしているように映ったようだ。

「…………ああ……」

 ありがとうと言いたいのだが、恥ずかしくて最後まで言えずにソッポを向く藤子。

「あなたね!助けたのにその態度は……」

「まあまあまあまあまあ。ジャパニーズウィステリアは恥ずかしがりやさんだから仕方ないよ」

 庇う常夏に感激した藤子。今度こそちゃんとありがとうと言おうと、口を開く。

「…………ああ……」

 やっぱり最後まで言えなかった。恥ずかしいから仕方がない事だ。恥ずかしいからソッポを向くのだ。

「おのれ銀のラフレシアン!!」

 派手に吹っ飛んだゴキゴブリンは立ち上がり、憤る。

「銀だのオレンジだの藤色だの……名前でちゃんといいなさい!!」

 この中では一番ちゃんとしている風華は、自ら名乗った。

「寒空に吹雪く雪の嵐!!冷たく厳しく気が引き締まる!!だけど!冷たさ通り越して痛くなるのが不快い!!ラフレシアン コールドウェイブ!!」

「コールドウェイブか!俺は……」

 名乗ろうとしたゴキゴブリンだが、常夏に邪魔をされた。

「眩しく煌めく太陽!たぎる血潮に胸躍らせる!だけど!日射病で倒れる不安が不快っ!!美少女戦士!ラフレシアン エブリシングサマー!!」

 ビジィっとポーズを作りながら名乗る常夏。

「エブリシングサマーか!俺はどふっ!?」

 気を取り直して名乗ろうとした矢先のゴキゴブリンのボディに、常夏が突っ込んで拳を入れる。

「き、貴様、戦士としてあるまじき行為を……ぐはあ!?」

「えいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえい!!」

 苦情を言う暇すら与えずにパンチを連打する常夏。

「ぐあああああああああああああああ!!!」

「紫雲の如くの高貴な藤の花……言葉にならぬ、その美しさ、見惚れるのが精一杯……だけど……垂れ下がる姿が首吊りみたいで不快……美少女戦士ラフレシアン ジャパニーズウィステリア」

 エブリシングサマーによってボッコボコにぶん殴られている最中、藤子はどさくさに紛れて名乗った。

「き!貴様等!せ、戦士としてぐあっっ!!」

 常夏のハイキックがゴキゴブリンのテンプルを捉えた。遂にゴキゴブリンは膝をついて倒れ込んだ。

 そして倒れ込んだゴキゴブリンに容赦なく踏みつける常夏。

「えいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえい!!」

「ぐあっ!それでも!ぎゃあ!正義のヒロインか!ぐあああああああああああっ!!」

「ラフレシアンのキャッチフレーズはね~、巨悪をフルボッコらしいよ?」

 とは言っても常夏一人でボッコボコにしているのだが。

 その様子を見ていた藤子。

(なななななな何何何何?あの小鳥遊さんが、敵とはいえ無抵抗な相手に踏みつけるなんて?だけどなんて言うか……見るに堪えない……嫌悪感さえ覚えるのはなんでだろう?)

 ムァン

 常夏の頭部の花から臭いが発生した。

「ん?微かに臭ってきたな?」

 とはいえ、臭いはラフレシアンの力の源でもあり、存在の証なので、沙彌吾は取り立てて気にしなかった。

「貴様!!敵とはいえ、本当に不愉快な奴だなぁ!!!」

 ゴキゴブリンが不快感を露わにする。

 ムアァン!

 更に常夏の頭部の花から異臭が発生した。

「ウェッ…なんだ?おかしな異臭だが…」

 ラフレシアンの臭いに入り混じった、不思議な悪臭。今まで嗅いだことが無い、おかしな悪臭に首を傾げた。

「あああああ!遅かったか!」

「沙彌吾!来たなら来たと言ってくれ!」

 慌てふためきながら、亜羅漢と皇龍王が校庭に現れた。

「やめなさいエブリシングサマー!!」

 慌てて風華が常夏の肩を掴んで揺さぶった。

「大丈夫大丈夫。でもちょっとヤバいかも!」

 元気に弱音を吐く常夏。

 風華は藤子を見て叫んだ。

「ジャパニーズウィステリア!私がエブリシングサマーを押さえている間に早く!!」

(え?えええええ?何何何何何?何を早く??)

 いきなり振られてテンパる藤子。なんかあっちこっちに視線を泳がせていた。

「ジャパニーズウィステリア!新しいラフレシアンだな!」

「今動けるのはお前しかいない!早く敵をやっつけるんだ!」

 亜羅漢も皇龍王も藤子を急かした。

「何を言っているんだお前等?」

 当然ながら、沙彌吾は何の事かさっぱり解らない。首を激しく捻るばかりだ。

「な、何か知らんが……今はジャパニーズウィステリアしか動けない状態な訳だな!!」

 ボッコボコになりながらも、ヨロヨロ立ち上がるゴキゴブリン!!その雄姿に免じて、涙目なのは不問にして頂きたい!!

「…………ふん……」

 ゴキゴブリンに見つめられた藤子は、恥ずかしくなって視線を外した。例え涙目とは言え、見つめられると恥ずかしいのだ!!

「ジャパニーズウィステリア!変身携帯を01と押すんだ!」

 沙彌吾に言われるがまま、藤子は変身携帯を掲げ、ボタンを押した。

「ラフレシアン、01」

 キィィンという音と共に、沙彌吾が光る!!

 そしてグローブのような大きな手を真横にし、形状が変化したのだ!!

「こ、これは………」

「これがラフレシアンの従者たる由縁!従者は武器にトランスフォームするのだ!」

 沙彌吾は両刃斧にトランスフォームした!!

 その持ってみると、ズシンと重い!!

「これを奮え、と言うのね」

 藤子は恥ずかしがりやなので、目を瞑って両刃斧を振り回した。

「うわああああ!!危ねー!!」

 ゴキゴブリンはビビりながら躱す。

「きゃあ!ちょっとこっち来ないで!」

 風華も慌てながら躱した。

 目を瞑っているので、敵味方関係なく襲う藤子。と言うか見ていないので、振り回しているだけだった。

「うわあああ!いいなぁ!ねぇねぇナメクジさん、私にもあんなの無いの?」

 常夏は武器が羨ましいらしく、亜羅漢にねだった。

「来なさい皇龍王!!」

 皇龍王に手を差し出す風華に驚いた常夏。

「コールドウェイブ、ジャパニーズウィステリアみたいな武器持っているの?」

「昨日説明受けたでしょっ!!」

 実は亜羅漢と皇龍王は、昨日常夏の家で常夏と風華にトランスフォームの説明をしていた。

 だが、適当な常夏は、適当に相槌を打って話を全く聞いていなかった!!

「ラフレシアン!01!!」

 皇龍王が光に包まれる!!

 襟が巨大化し、身体の形状が長く、太く変化した!!

「これが私の武器!プラズマシールドよ!!」

 襟がパラボナアンテナのように広く傘状となり、中央に口を開けたような形の銃口がある。トリガーがある事から、銃のように使う武器のようだ。

「ジャパニーズウィステリアの巻き添えを喰らう前に敵を倒す!!」

 トリガーを弾くと、パラボナアンテナ状の傘に、大気中の静電気が集まった!!

「行けえ!!」

 そのまま中央の銃口から、プラズマが放射された!!

 そのプラズマがゴキゴブリンを直撃した!!

「ぎゃあああああああああああああああああ!!!」

 黒こげになるゴキゴブリンに対して満足そうにウニ風華が笑う。

「私の武器は如何だったかしら?」

「凄いよコールドウェイブ!これって雷だよね!!」

「ちょっと違うけど、概ねそんな感じかな」

 風華の武器を検証している最中、再びゴキゴブリンの方から絶叫が。

「うわあああああああああああああああ!!?」

 なんだ?と思って見て見ると、藤子が目を瞑りながらゴキゴブリンに両刃斧をバンバン振っていた。

「うわっ!!ヤバい!ひいっっ!!」

 黒こげになりながらも躱すゴキゴブリン。と言うか転がって回避していた。ゴキブリの俊敏さなど微塵も見せずに、ゴロゴロと。

「よーし!私もやっちゃうよっ!ナメクジさん、私にも武器頂戴!!」

 亜羅漢に手をヌーンと伸ばす。

「だから、昨日も何度も言ったように、変身携帯のボタンを013入れれば、私がトランスフォームするんだって………」

 説明するのも疲れた亜羅漢は溜め息をついた。

「よーし、ラフレシアン!!01!!」

 常夏はテンション上げた状態で変身携帯を掲げた。

 亜羅漢が光に包まれ、形状が変化する!!巨大化し、足元(?)に車輪が2つ装着された!!

「……これ武器?」

「つべこべ言わずに乗れ」

 乗れ?

 つまりはそれ程巨大化したのだ。

 亜羅漢はスクーターにトランスフォームしたのだ!!

「え~?私も斬ったり撃ったりしたいぃ~!」

 駄々をこねる常夏。ひっくり返って手足をバタバタさせた。オレンジのパンツが丸見えになったにも拘らず。

「いいから乗れ。一度やって見せるから」

 何の事か解らないが、常夏は渋々とスクーターに跨った。

 突如、走り出すスクーター!!

「きゃあああああ!!楽しいい!!」

 ジェットコースターみたいな感覚に陥り、常夏ははしゃいだ。

「しっかり掴まっていろ!!」

 亜羅漢、いや、スクーターは、ゴキゴブリンに向かって突っ込んで行く。

「ぁぁぁぁぁああああああ!!!」

 絶叫するゴキゴブリン。今だ立ち上がっていない状況でスクーターが突っ込んできているのだ。それは確かに恐怖だろう。

 そして阿羅漢が技名を発する!!

「ラフレシアン!!轢き逃げアターック!!!」

 ゴッッッ!!!

 凄まじい接触音と共に、ゴキゴブリンの身体は宙に舞った!!

「わあ!!轢いちゃったぁ!!」

「これがエブリシングサマーの武器だ!!」

 そう発した阿羅漢は上空にジャンプすると、宙に舞ったゴキゴブリンを再び跳ね飛ばした!!

「ぐああああああああああああああああああああああ!!!」

 超ハードにふっ飛ばされたゴキゴブリン。

 空に輝く星の一つにならんとしていた!!

「スゴイスゴイ!!私の武器スゴイよぉ!!」

 喜んだ常夏は、勢い良く風華にも突っ込んでいく。

「きゃああああああああ!!あぶな…………!!」

 辛うじて躱す風華。馬鹿に出来ないのだ。スクーターのスピードは。

「あ、あれ………」

 恥ずかしがりやの藤子は勇気を振り絞って指を差した。

 指先を見る常夏と風華。上空にふっ飛んだゴキゴブリンは途中で姿を消したのだ。

「この前のイナゴの奴と同じ……逃げたんだわ!!」

 お菓子をダメにされた事を思い出して、歯を食いしばって消えた上空を見る風華。さながら悪鬼のように!!

「じゃあ……取り敢えず勝った……?」

 なにもしていない様に思うが、退けたと言うのなら、多少は貢献できたのだろうか?と、不安顔で。

「そーそー!取り敢えず勝ったんだよ、ジャパニーズウィステリア!!」

 スクーターで藤子に突っ込んでくる常夏。近付こうとしただけだが、馬鹿にできないのだ。スクーターのスピードは。

「あああああああ危…………っっっ」

 藤子はギリギリ常夏のスクーターアタックを躱す事に成功した!!

「なんて事なの!信じられないほど重傷を負っているわっっっ!!」

 幹部の一人、シロアリスは、瞬間移動で逃げられたとはいえ、ボッコボッコになっていたゴキゴブリンの身体を衝撃を持って眺めていた。

 打撲、骨折は勿論、下手をすれば内臓破裂の恐れがある程だ。

「手当だ!!手当てを急げ!!」

 幹部の一人、カメムシンの命令で、せわしく動く手下達。なんか「キー!!」とか言って敬礼した後動いていた。

 だが、その動きが止まる。そしてほぼ同時に全員が跪いた。

「ラフレシアン……なかなかやりおるわ……イナゴールに続き、ゴキゴブリンまでをも退けるとはな……」

 世紀末覇者の如くのマントを翻しての登場だった。そしてその顔には笑みが浮かんでいた。

 武人でもあるガイチューン将軍は、敵が強ければ強い程嬉しいのだ!!

「しかしガイチューン将軍!既に2人もやられていますわ!」

 流石に自分と同等の幹部が立て続けに倒されて、危機感全開のシロアリス。妙に焦っているい様にも見えた。

「このままではカンキョハカーイの名折れ!次はこの私が!」

 名乗り出るカメムシン。これ以上遅れを取る事は憚れる。

「良かろうカメムシン。次は貴様に……」

 続く言葉を言う前に。手下がガイチューンの前に片膝を落として報告をする。

 「ガイチューン将軍閣下!!ダニー様が到着されました!」

 その案内をした手下を払い除け、ガイチューンに平伏すダニー。

「待ちわびたぞ、ダニー」

 満足そうに頷くガイチューン。元々部下を路頭に迷わすまいと、倉倉町での決選を提案したのだ。その自分の臣の到着は安堵する事柄だろう。ダイオキシンの馬鹿が勝手に人事異動させて、訳の解らん僻地で農業に勤しめと命令しないとも限らないのだ。

「本土より只今到着しました…申し訳ないのですが手土産を忘れてしまいまして…代わりにラフレシアンなる小娘の首を将軍閣下に捧げとう御座います……」

 ダニーの目が怪しく光る。

 カンキョハカーイの為、ガイチューンの為。そして集った同士の為に、ラフレシアンの首を確実に取るとの決意を秘めて……!!

「いや~!快勝快勝っ!さっ、帰ろ。風華ちゃん、藤子ちゃん!」

 変身を解き、帰り支度をする常夏を叱る風華。

「今まだ朝よ!っても、また休校ね、この有り様じゃあ……」

 校庭も校内も、大量のゴキブリの死骸と、何とも言えない悪臭が漂っていた。

 そして意を決して顔を真っ赤にして、藤子が二人に向かって口を開いた。

「あ、あの、園芸部に……」

 恥ずかしいのを超我慢して、俯きながらだが頑張って、入部の意思を伝えようとしていた。

 少し藤子と話した風華が大きく頷く。

「あなたも目つきが悪いから誤解されていただけなのね……これから一緒に頑張りましょう」

 藤子に握手を求めた風華。

「そうそう、何かカンキョハカーイって奴等を倒さないと、臭い匂いから逃げられないみたいだしねっ!」

 常夏も握手を求めた。

「……………ありがとう………」

 嬉しくて泣きそうになる藤子は、涙を堪えるべく、ぎゅっと目蓋を閉じた。

「……怖いわ…」

「……スッゴい機嫌悪いみたいだよ…」

 藤子は目つきが悪いだけじゃなく、目蓋を閉じても怒っているように見えるのだ!!

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