第2話:入学式
――凛音目線――
「君たちがこれから我が校で活躍していくことを期待して…―――」
校長の長い話を聞き流しながら、ずっとこれからの生活やあの人のことで頭がいっぱいだった。
そう…黒軍騎馬兵団の一年生として大和高等學館に入学した。
「黒軍へようこそ!そこで班を決めようと思う。」
なんだか『班』というものを形成して訓練とかを共にするらしい。各学年最低1名、各班だいたい5・6人ぐらいでくじ引きでその番号の席にいって対面するらしい。いい先輩達の班がいいな…。
手に汗と番号の書かれた紙を握り、番号の席にいくと…。
「お!この班??」とメガネをかけてやけにニコニコした女の先輩がいた。
「はい!」私の声に反応して振り返る。その人は…
「凛音なんで!?」
「蒼桜にい!蒼桜にいの班なんだ!」
「あれ?蒼桜先輩の妹ですか!?!?」と言うのはオレンジのパーカーを学ランの下に着ている先輩。
「妹じゃなくて幼馴染なんだ。なんでここに?」
「騎馬隊所属になりました!
これから楽しくなる予感がする!
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