第一章 名もなき悪魔の感情と器たるものの変化
死ぬ
事故や寿命、病気で死ぬのではない。戦い、意思をぶつけ合い、持てる力を振り絞った上で死ぬのだ。そもそも悪魔というのはこの世界に君臨すべき最強種なのだ。死ぬなんて想像もしたこともなければ、ましてや人間に負けるなどありえない、理解できない、受け入れられない。
死にたくない
無能とののしられ、下等種族の人間に敗北し、悪魔という種族の名や歴史をけがしたのだ。
そう思ったとき、名もなき悪魔に変化が生じた。
このままでは死ぬ、存在が消え、忘れられ、この世に生まれて来てないも同然の存在になるのだ。
そんなの嫌だ。その思いは悪魔であった魔力に影響を与えた。影響を与えられた魔力は誰にも気づかれることなく器たるものに吸い込まれていった。
この魔力は後に絶望と希望につながるのだがそれはまた別の話。
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・・上位悪魔を体に宿したことを確認。・・
・・完全な状態ではないのでまだ能力の開放はされません・・
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