第8話 ー特殊な趣味ー

【弱いものをいたぶるのは毎度のこと最高だぜ。

 ぐへへへへ、なんていうかすっとするよなぁ?】


【まったくだ。

 落ちないように地道にいじめるのが最高だな】


 蒼は聞こえてきたばかりの敵の無線の音量を少し下げた。

背筋がぞっとして聞くだけで耳が腐りそうだった。

生理的に無理です。

蒼は鳥肌が続いているのを感じた。


(なんというか、また特殊な趣味を持った“核”の連中だな)


 私には分からない趣味だ、と《ネメシエル》はため息混じりに呟いた。

あなたに分かるわけないですよ。

ほとんどのものを一撃で吹き飛ばしてしまうように作られたあなたには……。

蒼は《ネメシエル》の呟きにそう返しておいた。

絞ったはずなのに敵の無線は変わらぬまま流れていた。

 元が大きすぎるのだろう。


【艦首レーザー砲発射――!

 ちぃ、すかしちまったぜ】


【何やってんだよ、下手くそ!】


【なぁ、沈めていいんだよなぁ?】


もうどれがどの艦の声か分からないじゃないですか。

苛立ちと低い男の声が蒼の頭の中を駆ける。


【当然だろぉ?

 ほらほら、沈め、沈め】


 これまた似たような声質の男が答えた。

少し飽きが入ったようだが、楽しんでいることに変わりはない。

蒼はこの時点で完璧に声を聞き分けることを諦めていた。

どうせ沈める敵艦です……。

 ちらっと確認したとき敵との距離はおよそ二〇〇〇にまで縮まっていた。


「……反吐が出ます。

 《ネメシエル》合戦準備!

 “五一センチ光波共震砲”一番から八番まで用意。

 距離一五〇〇になり次第発射お願いします」


 それと同時に蒼は《ネメシエル》の巨体を隠していたジャミングを解除した。

ジャミングは結構なエネルギーを食うため、戦闘時には切らないと武装の威力が半減してしまう。

ある程度の距離まで近づいたところでジャミングは解除。

いわゆる奇襲という奴が“超空制圧艦隊”の得意とする戦法だった。

敵のレーダーにはいきなり一隻の戦艦が空中から姿を表したように見えるはずだ。

味方には心強い援軍として。

敵軍には急に現れた戦艦として。


【なんだこの艦影は!?】


【俺の目がおかしいのか?

 全長一キロを超える戦艦なんてそんなわけが――】


【いや、俺のレーダーにも同じような物が――】


【まさか、《光の巨大戦艦》か――?】


 案の定敵は動揺したようだ。

今まで一糸乱れぬ動きで味方艦を追いつめていた四隻の動きが鈍る。

必然的に速度も落ち、逃げる味方艦との距離が開いてゆく。


「美しさの欠片もない艦ですね」


 蒼は“三次元立体パンソロジーレーダー”がキャッチする映像を視覚化していた。

 ヒクセスの文字が入った細長い船体に小さな前進翼が二つ。

端から見たらまるで太ったイルカだ。

にょきと突き出した艦橋が背びれ。

黄色く塗られた、レーザー砲の埋め込まれた艦首が口。

青い炎を吐き出す尻尾には当然だがヒレはない。


「本当にイルカみたいですね。

 全く、醜い事この上なしですよ」


あいにく蒼の美意識にはそぐわなかった。


「目障りです。

 五分以内で終わらせましょう。

 最終安全装置解除」


(了解。

 武装用機関五番の出力解放。

 ターゲットを指定せよ)


《ネメシエル》の淡々とした声と同時に視界にターゲットスコープが表示された。

いくつかの円と直線で構成されたそれの中央に敵艦四隻をそれぞれおさめる。


「第一、第二は中央敵予想旗艦を。

 第三から第八までは残りをそれぞれターゲットと認識」


(了解。

 プロセス承諾)

 

蒼の視界に入るのは四隻全ての行動。

逃げようと必死な艦もあればこちらに反撃してこようとしている艦もあった。


「ターゲット。

 目前連合軍艦艇四隻」


距離が千八百を切ったときだった。

 蒼の視界の隅に『入電』の黄色い文字が現れた。

戦闘から意識を逸らされた苛立ちを隠しつつ通信を受け取る。

発信源が味方艦となれば受け取らない訳にはいかなかった。


『み、味方か!?

 助けに来てくれた……んだよな?』


 回線を開くと同時に三十を超えたおじさんの顔と声が展開された。

頬には煤が付着している。

蒼は一度敵から視界を離し味方艦の損害状況を見てみることにした。


「ドッグスキズニブラ、損害状況を報告してください。

 モニターを共有、Gファイル形式で表示を求めます」


『り、了解。

 ちょっとばかし待ってくれ……いつつ』


おじさんが蒼の顔を見た瞬間頬が緩んだのはおそらく気のせいではないだろう。

“核”として蒼ほど幼い容姿で生まれたのはいないだろう。

おじさんの表情が緩むのも無理はないと言えた。

蒼はその髭面に一瞥くれると


「早くお願いします。

 ここは私が引き受けますので」


と半ば棒読みで避難を促す。

少し冷たくしすぎたか、と小さく後悔しつつも自分の不器用さを蒼は恨んだ。


『べっぴんさんに助けてもらうなんて幸せやの。

 すまんな!』


からからと笑うおじさん。

 それと同時にモニターに《スキズニブラ》の被害状況が表示された。

左舷が大破、甲板中破と満身創痍だったが機関だけは正常のグリーンだった。

蒼は少し安心して《スキズニブラ》の“核”に話しかけた。


「コグレ基地まで飛べますか?」


『ああ、余裕だ。

 まさかこんな大きな戦艦が助けに来てくれるとはな……。

 感謝してもしきれないよ。

 しかもべっぴんさん。

 天国だな、ははは……』


おしゃべりなおじさんは愛想も笑顔も素敵だった。

蒼も少しつられ笑いかけた。

 だが一秒後、その表情は固まった。

一本のピンクのレーザーが大破していた《スキズニブラ》を貫いたからだ。

思わず発射源を蒼は目で追っていた。

一隻の艦首から煙が昇っている。


【っしゃ、いっちょ上がり!】


 敵の通信と同時に、おじさんの――味方の乗っていたドッグ艦は大爆発を起こした。

おそらく艦内に積み上げられた資材に引火したのだろう。

予備機関などの設計図など燃えやすいものがあった可能性も考えられる。

全長二百メートルを超える船体が真っ二つにねじ切れ甲板に設置されていた三本のクレーンが土台ごと外れる。

艦の背骨である竜骨は一瞬で砕け、重さに耐えれなくなった船体がますますその亀裂を広げていく。

万能の守り “イージス”の消えた船体が、マッハを超えた衝撃波に弄ばれる。

溶接用の煙を出す煙突がごそりと剥がれ落ち凹みと穴で崩れた甲板に突き刺さる。

埋め込み式の艦橋が裂け、中から人型の破片がこぼれたのを蒼は見てしまった。

凹の形になっている船体の脆い部分が分離しさらに小さな破片となってゆく。

まるで彗星のように真っ赤に燃えて二つの大きな破片と分かれた《スキズニブラ》は一直線に落ちていった。

艦首は海へ。

艦尾はコグレ基地近くの海に突き刺さった。

尾を引く黒煙と白波を立てる海だけが、今起こった出来事を微かに残していた。


「そんな……!」


 蒼は愕然として言葉を失った。

火を吹いて目の前を落ちていった味方艦の姿が目に焼き付いていた。

ついさっきまでおじさんの笑顔を投影していた場所は砂嵐が支配していた。

通信終了、と表示された文字と同時にそれも消える。


(……味方艦ロスト。

 残念だが……作戦は失敗だ)


「このヒグルども……!」


 蒼は《ネメシエル》の失敗という文字を聞かないように声を出した。

力を持っていながらたった一隻の味方を救うことすらできなかった。

蒼は抗うことなく素直に現実を受け入れた。

兵器として生まれた性としていやでも身についた感情の隔離。

 このときも仲間の死より目の前の目標を速やかに殲滅するほうに気が向いた。

蒼は頭に上った血がすっと下に落ちてゆくのがわかった。


【ひゃっほー!

 さすが兄貴だぜ!

 一発で沈めやがった!!】


【兄貴さすがだなぁ………。

 俺もあんたみたいになりてぇぜ。

 エースによぉ】


喜びの声を上げる敵が憎かった。

死をもって喜びとす。

戦争の理不尽なところだ。

誰かが喜ぶとき誰かが悲しむ。


(蒼副長。

 距離一五五〇)


「了解。

 リミッター解除。

 出力最大へ」


 静かな蒼の言葉とともに《ネメシエル》の奇妙な模様の光がさらに強まった。

赤と青の模様が空にくっきりと浮かび上がる。

 艦首に刻まれたベルカの紋章も光を帯びていた。

最大船速のマッハ二に達した《ネメシエル》と敵との距離は一気に縮まってゆく。


【ふん、あっちはたかが一隻だ。

 野蛮なルシアどもの艦がどれだけでかくなろうと関係ない。

 俺達四兄弟は駆逐艦を操る恐怖の兄弟だってこと見せてやらにゃーならんな】


撃沈の判定を下した敵は笑いが止まらないらしい。


【へへ、兄貴、その通りだぜ。

 おいしくいただいちまいましょうぜ】


おいしくいただかれるのはあなた達の方ですよ。

敵の無線に突っ込みを入れつつ、蒼は無表情で目の前の四隻にタグをつけた。

豆のように見える敵艦の上にオレンジ色の矢印が表示される。


【しとめるぞ、散開!】


 《スキズニブラ》を沈め調子に乗った敵は再び群れ、ばらばらに散り始めた。

上下左右、四方向から《ネメシエル》を攻めるつもりなのだろう。

敵艦の艦首に埋め込まれたレーザー砲がピンクの光を放った。

矢となったレーザー光は一直線に《ネメシエル》へと向かって来る。


(高熱源接近。

 数は六)


《ネメシエル》からの報告を受け


「“イージス”展開、ピンポイント。

 過負荷率二パーセントまで許容」


蒼は“イージス”の展開を命じた。

《ネメシエル》に向かってくる敵艦から放たれた矢は束となり向かってきていた。

 だが、赤いダイヤモンド型と黒い渦巻状のが輝きながら行く手を阻む。

《ネメシエル》を初めとするベルカの艦艇が標準的に備えている“軌道湾曲装置(イージス)”の力だ。

エネルギーを集中させることにより敵の攻撃ベクトルを強制的に変更する。

機関の発生させるエネルギーの量により“イージス”の許容量は変わる。

駆逐艦ほどのサイズであれば戦艦の一撃で許容量はオーバーしてしまうだろう。

 しかし《ネメシエル》ほどの戦艦はそういうわけには行かない。

全長一キロを超えるだけあって被弾率は著しい。

そのため許容量を増やすために大型になればなるほど機関などは多めに積んでいるのが普通だった。

六本のピンクのレーザーは《ネメシエル》に当たることなく方向を強制的に変更させられた。

海に突っ込み、水柱を立てるものもあれば雲で散るものもあった。


(防衛成功。

 過負荷率一パーセント未満)


「上出来です」


【っち、“イージス”か!】


【第二斉射急げ!】


【許容量はどれほどなんだ、あの戦艦は!】


 再び集まり防御体制に入った敵へと突っ込んでゆく《ネメシエル》。

“パンソロジーレーダー”がキャッチした視界の端に対象物との距離が表示され次第に数を減らしてゆく。

一五四〇――、一五三〇――。


(俯角一五度。

 右へ二四度旋回。

 自動追尾装置にロック完了)


淡々と状況を報告する《ネメシエル》の声を聞きながら


「一撃でしとめてください。

 五十一センチ一番から八番まで――撃て!」


 蒼は反撃の号令を言い放った。

“超空要塞戦艦(ネメシエル)”の最上甲板に設けられた八つの六連装砲塔が六本のオレンジ色の光を放出した。

一本の光の周りをくるくるとまとわりつくようにいくつかの小さな光がついてゆく。

“共震”し合っているのだ。

 はじめは暗く、目立たないしない色だったものの、距離を重ねるうちに段々と輝きを増す。

距離一五〇〇は輝き――つまり熱が最高になる距離だった。

十万度を軽く超える熱で敵をぶち抜く。

ベルカの兵器の中でもっともポピュラーな艦載兵器だった。

もっとも口径などに威力は左右される。


【ふん、ルシアの“光波共震砲”か。

 “電磁防御壁”三枚程度で大丈夫だろう。

 ショックに備えろ】


敵は逃げなかった。

完璧なまでにベルカを舐めていたのだ。

昨日、まさに同じこの場で散って行った第十二艦隊のように。

オレンジ色の光が敵艦隊へと突っ込んでゆく。

 一瞬、敵のバリア“伝導電磁防御壁”と衝突して勢いは収まったかに見えた。


「さようなら」


 蒼が別れを告げると同時に連合のバリアは消滅した。

電磁場を形成して、エネルギーを吸収することが出来なくなったのだ。

四隻に設けられた“電磁場形成装置”が一斉に火花を散らし、ショートした。

阻むもののなくなった四八本の“光波共震レーザー”全てが壁を乗り越え艦隊を襲った。


【なっ……!?

 “伝導電磁防御壁”再度展開!

 最大数でだ!

 緊急回避、両舷全速!】


敵の声が純粋な恐怖に覆われた。

艦列を崩した敵艦は、思い思いの方向へ逃げるため身をよじらせる。

 しかし時すでに遅しだった。

油断せずに回避運動に入っていたら助かっていたかもしれない。 

ようやく動き始めた敵艦四隻を“光波共震砲”のレーザーは遠慮なくぶち抜いた。

装甲など《ネメシエル》の誇る五一センチ大口径の前には無に等しい。

醜い鋼鉄のイルカ達はあちこちに風穴を穿たれた。

機関などの重要箇所を損傷したせいか次第に高度を下げてゆく。

黒煙を吐き出し、エンジンのとまりかけた敵艦に蒼は更なる追撃に出ようとした。

艦底についている“光波共震砲”が旋回を開始して痛手を負った瀕死の獲物を狙う。

くいとその砲身をもたげ、光を貯め始める。


【くそっ、ダメだ!

 落ちるぞ!!】


【弟よ!

 そんな――!】


いい気味です。

 蒼は落ちてゆく四隻の獲物から照準を外した。

追撃しなくてもあいつらは落ちる、と判断したためだ。

やがて一隻が艦内のミサイルか何かに引火して爆発。

残りの三隻も後を追うように海へと身を沈めた。

大きな四つの水柱が空へと伸びる。


「そんなところまで仲良しなんですね」


 同じような高さの水柱を眺め、蒼は《ネメシエル》を第一乾ドッグへ戻すため船体を回転させた。

コグレ基地の近くに刺さったままの《スキズニブラ》の艦尾が物悲しそうに《ネメシエル》を見上げていた。

五分ほど天へ通じる橋となっていた四つ水柱はやがて消え、小さな虹に変わっていた。






          ※






 戦闘終了から一時間が経過した。

《ネメシエル》をバックでドッグに入れたところで蒼は意識を司令室に置きっぱなしの体に引き戻した。

しばらく目も体も動かさずにじっとしている。

《ネメシエル》となっていた意識を体に完全に引き戻さなければならないためだ。

安全基準の三百を数えたところで蒼はそっと目を開けた。



「おかえりっす」


 蒼の視界に映ったのはにやにや笑う春秋の姿だった。

山吹色の瞳が蒼の顔を映している。

薄暗い司令室には春秋とフェンリア以外の人影が見えない。

蒼はただいま、と返事をしてきょろきょろした。


「マックス達は?」


「こっち。

 窓から外を見て」


フェンリアが窓際に立って外を指差した。

 約四階の高さにあるこの場所はブラインドを開ければ絶景が広がっていると聞く。

蒼はフェンリアに言われた窓際まで歩いていくとひょいと外を覗いた。


「蒼様、ブラインド開けて」


「あ、はい」


ブラインドを開かなくとも鉄の隙間に指を差し込み、開くことは出来る。

蒼は人差し指と中指を差し込み、間を空けた。

《スキズニブラ》の艦尾が落ちた所に、大量の小さな船が集まっていた。

数はおよそ二十といったところか。


「あれは何を……?」


「機材の引き上げらしいっす。

 ドッグ艦は大体、修理用の資材を積んでるっすからね」


水深がかなり深いので完璧に沈む前に全てを引き上げる作戦だろう。

蒼は一瞬だけ光景見ると目をそらした。

 救えなかったんですよね、私。

まぶたを閉じると思い浮かぶのは落ちてゆく味方艦の姿――。

おでこにしわが出来るほど強く目を閉じた。


「蒼先輩……」


蒼はぎゅっと急に後ろから抱きしめられた。


「ふぇ?」


困惑しながらも窓に反射した姿を見て誰か確認する。

春秋だった。


「俺はあなたが死ななくてよかったっす。

 ……本当によかったっす」


 なぜか春秋は涙目だった。


「なんですか、春秋。 

 もしかして泣いていたんですか?」

 

「……あたいはお邪魔かしら?」


「え、あの、フェンリアさん?」


 変なタイミングでフェンリアが変なことを言い出して部屋から出て行った。

一体何を言っているのか理解出来ないんですが……。

 涙目で抱きついたままの春秋をなだめる。

え、何なんですか、本当に。

困惑する蒼を置いてよく分からない二人きりの空間が形成される。


「え、え……?」


戸惑う蒼を慰めるように春秋は蒼の頭をよしよししてくれた。

 いや、違うんですよ、春秋……。

私はそういう意味で困惑してるんじゃ――。


「蒼先輩。

 俺は……その、手伝えなくてごめんっす……」


しばらくよしよしを黙って受け続けた後に春秋が口を開いた。

これが言いたかったのだろうか……?


「いえ、そんなことないですよ。

 大丈夫、あなたが悪く思うことじゃ……」


春秋に抱きつかれたまま蒼は必死になって弁解した。


「ただ私の力が及ばなかったからですよ」


「でも、その言葉は蒼先輩にも言えることっすよ。

 ドッグ艦は運がわるかったんす。

 蒼先輩が自分を攻めることじゃないっす」


「春秋……」


「どうしたっすか?」


「……とりあえず離れてください」






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