キャラが真っ黒とかコナンの犯人か!「シャドーハウス」

あるところに豪華なお屋敷シャドーハウスで貴族の生活をしている人たちがいました。

その人たちは全身影のように真っ黒で、体から垢のように出る煤を掃除するために、「生き人形」と呼ばれる使がお影さまたちの世話をし、顔の表情の分からない彼らの為に、なんと!

「代わりに表情を作る」という仕事をしているのです。


え?なにその設定。

独特の設定と可愛い子供たち

そして謎多き洋館。

これがこの作者、ソウマトウの持ち味なのです。


一人一体の生き人形を持ち、まるで寄宿学校のように暮らしているシャドーの少年少女たち。大人はこの館にはおらず、「お披露目」と呼ばれる試験にパスしたものだけが成人になれるのです。主人公エミリコは元気で明るい生き人形。主人であるケイトさまの「顔」としてくらしながら館の謎に迫っていきます。


私ソウマトウさんの前作「クロ」も大好きで、少年少女が困難を乗り越えていく話とか洋館とか、もう大好きなんですよ!「クロ」は洋館で猫と一人暮らしする少女の話だったんですが、さらにお話しが大きくなって寄宿舎?しかも大人になる試験?!登場する子供たちがそれぞれの持ち味を生かして難題をパスしていくのが素敵。

試験のお話しってどうしてこんなに面白いんだろう。

「ナルト」の中忍試験の回とか、「ハンター×ハンター」のハンター試験、「宇宙兄弟」の宇宙飛行士試験とか。自分が受けるのは嫌だけどね。


きっと決められた設定の中で納得がいく結果が出るのがきもちいいのね。

勿論試験が終わった後も謎だらけで、まだまだ面白いです。



今月10日からアニメも始まるそうで楽しみ。

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