鰯父の龗子
第184話 登場人物と月海の紹介
登場人物
人間たち
万代 刀和 (マンダイ トワ)
この物語の主人公。
小柄で小太りの優しい性格をしており、何事も喧嘩しない穏やかな性格。
この物語の主人公で相棒のヨミとは師弟のような関係。
能力は「仁将」
玉響 瞬 (タマユラ シュン)
中肉中背のショートカットの少女で胸は大き目。
水泳部に所属していたので、スタイルがすごく良い。
快活な性格をしており、姉御肌なので後輩からも慕われるクラスの体育会系女子。
向上心が高く、自分の可能性を試してみたいと思っている。
相棒のアカシと共に晶霊将になっている。能力は「高速」
オト=トコヨノ
ヒョウ柄に黒い白拍子と平安系ギャルの姿の少女。
一人称が『あたい』で男っぽい喋り方をする。
言葉遣いが男っぽいとよく怒られているやんちゃな少女。
男女の恋愛に興味津々で恋バナが好き。
ツクシ国にあるリューグ郡を治める郡司のお姫様で相棒はトヨタマ。
金剣町の友達
久世 英吾
嘉麻 一石
九曜 圭人
大上 悠久
刀和と瞬が元々住んでいた町の友達。
彼らは彼らでドラマがあるのだが、それはまた別の話。
彼らの話は密接にこの話に繋がってくる。
ツツカワ=
西海八州を束ねる
野心家でもあり、都へ戻る機会を伺っている。
非常に才気に溢れており、名君の器と名高い。
アント=トコヨノ
オトの父親でツツカワ太宰の近侍。
非常に頼られている。
ライン=セーワ
武闘派貴族でカマクラ団セーワ家の次期頭領候補。
野性的な顔立ちをしており、その見た目通り快活な性格をしている。
ラインのお付き
サダカゲ=アツイ
髭面のむさくるしいおじさん顔の青年。
スエム=オモテベ
狐目の厳しいお姉さん。
キンタ=ヤマセカ
金太郎カットの太った男の子。
アミ=ワタセ
狸顔のほんわかお姉さん。
皇都ヤオエの人々
ハミ=
エーエン=水江宮の内親王妃で黒髪お団子ツインテールをしている。
背が低い割には胸が大きく色気がある。
何やら様々なことを策謀しているようだが……
ジュニ=ミドー
ハミの妹で柔和な笑みを浮かべた穏やかな笑顔の美人。
ハミの命令で様々な策謀を行っている。
ムー=ミドー
ハミの妹で金髪巨乳の無言美人。
何故か刀和のことが好きになった。
モミジ=ゲンス
アルビノ爆乳美人に見えるが、御年63歳の白髪美人。
能力は「淫乱」で経験人数の数だけアウルが増える。
この能力の関係でかなり淫蕩な性格をしており、ヨルノースで最強の戦士の一人となっている。
ウス上皇
南海の太宰に赴任した名君名高い元神皇。
政争に敗れて左遷されたが、新しくローリエと言う若い后を作って今が幸せ。
ヱキトモ=セーワ
ウス上皇を支えるセーワ家の武士。
都でも有数の武勇を誇る。
モチトモ=トーカ
三摂家トーカ家の者で、ウス上皇を内政面で支える文官。
一応、晶霊士だが、特に戦うことが無いのでそれほど強くはない。
晶霊たち
ヨミ
『黄衣の剣士』と呼ばれる剣豪で『当代随一の剣士』と呼ばれている。
女好きで飄々とした憎めない性格の爺さん。
何故か刀和を気に入り、相棒にしている。
何やら秘密を抱えているようだが、それは明らかにされるのか?
時が止まった剣『
アカシ=スマ
目の上に青いアイシャドウの入った美人晶霊で、槍と弓の名手。
トヨタマとはライバルでもあり、親友でもある。
バランスの取れた戦士として有名で瞬と相棒を組んでいたが、晶霊将になった。
トヨタマ=ワダツミ
オトの相棒でリューグ校尉カザナミの娘。
メンバーの中では常識人で突っ込み役に回ることが多い。
アカシ同様に弓と槍が得意でライバルであり、親友でもある。
ホーリ=ワダツミ
ワダツミ団の本家筋の青年でツツカワ太宰の相棒であり、
非常に優れた指揮官でもある。
都では一時期ヨミに師事したこともある。
カザナミ=ワダツミ
トヨタマの父親でリューグ校尉。
アント同様にホーリの近衛を務めている。
トーノ=カマクラ
ラインの相棒で歴戦の猛者。
非常にやんちゃな晶霊でもあり、都でも一、二を争う猛者だった。
ラインの父親が戦士を辞めたのをきっかけにラインの教育係として相棒を務めている。
フキアエズ=ワダツミ
ホーリの弟でホーリに何かあった時の代わりになる晶霊。
飄々とした人柄で誰とも仲良くする。
タマヨリ=ワダツミ
トヨタマの妹で姉と違って喧嘩っ早い。
度々、ヨミとトーノと喧嘩しており、アカシに対して「お姉さま」と慕っている。
トーノの四天王
トーノの付き人晶霊で直参の部下。
シマン
コバルトブルーの肌を持つ女晶霊でサダカゲの相棒。
ウブメ
弓を得意とする女晶霊でスエムの相棒。
ゲンジツナ
銀色の肌に黒いラインの入った男晶霊でアミの相棒
カイドウマル
体の大きな男晶霊でキンタの相棒。
ナイシノス
モミジの相棒でモミジ同様に淫蕩な性格をしている。
ヨミを追ってホーリ大毅の客将になる。
南海の晶霊
タトク上帥
ウス上皇の相棒で政争に敗れて南海に左遷された晶霊たちの神皇である前元帥。
シュンテン=カマクラ
ヱキトモの相棒で『必中』と『非遁』の二つ能力を持つ。
ヱキトモ同様に都で有数の武勇を持つ者。
アクサフ
モチナガの相棒の晶霊。
戦場では後方支援を担当することが多く、シュンテンに小ばかにされやすいことを気にしている。
用語説明
月海レオリス
とある惑星の周りを土星の環のようにぐるりと囲む月。
内部には大気があるのだが、重力が非常に少なく、そのため、海生生物が大気中を泳ぐような世界になってる。
内部は12の聖晶霊の名前に分かれており、その一つ一つが非常に細長い。
天氷河
天井部分にある分厚い氷河でここから太陽の光が入っている。
天氷河はレオリスの外側部分にあるので一定の太陽の光が入るようになっている。
また、この天氷河に近づくほど寒くなり、遠くなるほどあったかい。
断崖壁
レオリス内部の壁に当たる部分でここに穴を掘って暮らしている生き物も多いのだが、日が当たりにくく、通行に不便なため、人があまりいない。
アオウナバラ
ヨルノース皇国のある土地の名前。
ヨルノース皇国
九地五十七州に分かれる大国で人間の『神皇』と晶霊の『元帥』によって統治される皇国。
内部には様々な不安の種を抱えている。
晶霊
晶物と呼ばれる生物とはまた別個の進化と遂げた知的生命体で10m近い大きさの巨人。
見た目がウル〇ラマンのような姿で瞳が無い。
この世界では軍を担当しており、基本的に人間は戦わない。
相棒
晶霊がお腹の袋に人を入れると何故か『アウル』と呼ばれる『気』のような謎の力が使えるようになる。
そのために、人と晶霊がコンビを組むことを相棒と呼び、相棒を為した晶霊と人間のコンビを晶霊士しょうれいしと呼ぶ。
晶霊将
相棒同士の信頼が深まった時に特殊な『能力』を身に着ける。
特殊な能力を身に着けた晶霊士のことを晶霊将と呼び、位の高い戦士になる。
官位
人間と晶霊の官位はそれぞれ対になっている。
中央においては
神皇=元帥
上皇=上帥
となっており、文官は人間側の官位に合わせて、武官は晶霊側の官位に合わせる方式。
そして、地方においては
太宰=大毅
国司=小毅
郡司、荘園代官=校尉
となっている。
また、これとは別に称号のような物もある。
服
この世界では移動手段が『泳ぐ』なので泳ぎやすいように袖は広く、下の方が帯になって腰で結ぶように出来ている。
また、男女とも袴のようなズボンを着ているが、こちらも股の間を糸で繋いでおっり、バタフライのような泳ぎ方をする。
狩衣
平安時代に使われていた貴族の狩り用の服だが、今でいうカジュアル服。
『単』と呼ばれる上下のシャツとズボンの上に『水干』と呼ばれる上着を着ている。
厳密に言うと狩衣とは違うのだが、勝手に言葉が翻訳される都合上、そう訳されている。
泳ぐ関係で庶民もこの狩衣を着ている。
白拍子
巫女さんのような服でこちらは女性用。
狩衣同様に泳ぐことに特化している。
『白』と書いてあるが実際には色んな色や柄の服が合って相当カラフルである。
狩衣との大きな違いは上の服を袴に入れる点。
移動に泳ぐ関係で庶民もこの服を着ている。
直垂
平安、室町時代の武士の正装。
今の羽織袴に近い作りになっているが若干異なっている。
すぐに戦いやすいように平常時でも泳ぎやすく設計されている。
衣冠束帯
儀式用の正装で儀式の際は必ずこれを着る。
モーニングやタキシードのような儀礼用の正装で官位によって着る服が細かく定められている。
服の構造自体は『狩衣』と変わらないが、色々と重ね着をしており、『別裾』と呼ばれる長いひらひらが腰から伸びている。
直垂
武士用の服で、今でいう羽織袴のような服。
動きやすいと評判の新しい服。
水干と単が一体になったような服。
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