第7話 じたばた
お父さんに告知をすると決めた。それで良かったのか、揺らぐ。電話をかけるたびに泣く母。何でお父さんが、、、。わたしがなったら良かった。そういう母の精神状態も心配だった。
今の病院は近いということで選んでいたので別の病院にも話を聞いたらどうかということになり、その話を進めた。インターネットで色々調べると、他府県には大きな病院があるが県内には、あまり選択支はなかった。他府県にはきっと父は行かないだろうと思い、県内で病院をあたった。
病院に電話すると、相談窓口があり、対応してくれ、相談日が決まった。
相談日、病院で対応してくれたのは事務員みたいな人だった。医者か看護師に話を聞くつもりでいた私達は拍子抜けし、不安に感じた。
話した内容も一般的な治療のことばかりで、父はどうなのか、それが知りたい私達にはイライラしかなかった。父について聞きたければセカンドオピニオンでということだったのでその手続きをすぐに進めたかったが今行っている病院に資料提供をしてもらわないといけないと言われ、まずはその準備をした。
セカンドオピニオンの資料が先方から届き、それを今の病院に持って行って必要な資料と紹介状を準備してもらい、それが出来上がりしだい先方に予約をとって、やっと話を聞ける。病院に電話をしてそれぞれの予定を調節。資料届け、もらい、届け。
このタイムロスがまた、いらだった。人の命をなんだと思ってるねん。
病院にも都合があると冷静になれば分かるけど、そんな余裕、あるわけない。
本当にじたばたするしかない日々。
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