第6話、自己紹介と海へ

松永「さて、四人ともそろったことですし自己紹介をしていきましょう」



アズラッテ「それでは自己紹介します。私はアルガナ学園の生徒のアズラッテと言います、よろしくお願いいたします」



ツヴァイ「俺様は十字八剣の一員、ツヴァイと言うぜ、覚えてくれよ」



ディライ「私はディライだ、以上」



松永「ちょっと、ディライっち。それだけだと物足りない、ほかにも自己紹介をしてくれ」



ディライ「お前はだからいつも名前の後にっちとつけるのをやめろ」



松永「でもなんだが何となくいいじゃん。それに仲が良くなれそうだし」



ディライ「一体、どこでそんなことが良いと思ったのだが」



松永「アズラッテちゃんとコノハっちのやり取りを見てそう思ったから」



アズラッテ「さりげなく私とコノハっちの仲を松永さんは知っているのですか」



松永「もちろんですとも、逆に知らないほうが少ないかもしれませんよ」



ツヴァイ「すまない、話がついて行けないだが。俺様を置いて行くな、わかりやすく話をしろ」



松永「このアズラッテちゃんとその友達のやり取りから来た」



ツヴァイ「それは分かったがそれよりもこれからどうするつもりだ。戦えそうなやつが俺様、合わせて二人しかいないが・・・」



松永「まあ、何とかなるよ。それよりもそろそろ採ってきた食糧で夕食しない、食べながらでも話をしよう」



アズラッテ「賛成ー、お腹が空いて困っていたところだし」



ツヴァイ「まあ、確かに食べながら考えるのもありだな。今日は疲れたことだし、早めに睡眠したいしな」



ディライ「私はどちらでも構わん」



松永「なら夕食をしながらでも話しますか。では、支度をしてきますね」



ツヴァイ「お前、料理ができるのかよ」



松永「ツヴァイさん、舐めてもらって困りますね。こう見えて料理には自信があるのですよ。その代わりに戦いには自信がありませんですけど・・・」



ツヴァイ「そうか、でも気にするな。戦闘は俺様が頑張るから、後方支援を頼むぜ」



そうして料理を完成して四人は特に話せる内容が少なかったので話せずにいたが松永がなんとか沈黙の空間になることは避けたのであった。



松永「三人とも何かしゃべりませんか、楽しいこととか。これからのこととか」



ツヴァイ「そう言われても、特に今は話す内容が」



松永「なら無理やり作ります、しりとりをします、まずは無人島」



アズラッテ「・・・え、私、そう・・だ、海」



ツヴァイ「しょうがないからやるか・・・なら耳」



ディライ「・・・・実」



松永「みが連続に来ている・・・港」



アズラッテ「・・・トナカイ」



ツヴァイ「・・・・椅子」



ディライ「・・・・墨」



松永「先ほどから俺はみから始まる言葉しか来ないのですか、三人ともそんなに私のことがうざいのですか。未確認生物」



アズラッテ「そんなつもりはないよ、ツアー」



ツヴァイ「そうだぜ、特に考えなしでやっているしな、朝」



ディライ「・・・・刺身」



松永「ディライっち、お前だけは絶対に考えて言っているだろう先ほどからみから始まる言葉しか来ないだが、民族」



アズラッテ「すごいディライさんは頭が良いのですね、車」



ツヴァイ「ある意味、一番気合が張っているじゃないか、マント」



ディライ「・・・・・富(とみ)」



松永「・・・・もうみから始まる言葉が思いつかないよ、そこまでにして追い詰めたかったの、ディライっち」



ディライ「早く、終わらす最善の手だと思ったまでよ。言っても変わらないなら実力で終わらすしかないと考えた結果があれだ」



松永「(´・ω・`)」



ツヴァイ「あいつの心がわかりやすい。でも、まあ楽しめたよ・・・うん」



アズラッテ「そうだよ、ディライさんが頭が良かっただけだよ」



松永「そうだね、ここは気持ちを切り替えて真面目な話になるけど・・・この島から別のところに向かってみないか」



ツヴァイ「本当に急な話だな、どうしてだ。家とは言えないが小屋がある以上無理に動く必要がないだろう」



松永「・・・まあ、普通ならそう考えるよね。でも、この島は危険が多い上にディライやツヴァイさんと敵対する人物がいる恐れが高いからできる限りここから離れたい」



ディライ「そうだな・・・この話は賛成だが、真面目に話せるなら最初から話せ」



ツヴァイ「ともかくこの話は賛成と俺様そう考える。いろいろと知っているお前が危険と判断したなら一日でも早く離れる必要はあるな・・・だが」



アズラッテ「でも肝心な筏とか船はどうするつもりなの」



松永「それに関しては私の方で何とかするから気にしないでくれ。能力であっという間に作って見せるから」



ディライ「なら方針は決まったな、一日でも早くこの島から出て安全な場所を見つけると言うことだな」



松永「なら私は夜間の間に筏を作ることにいたします。こう見えて夜目が良い人で明日の朝までには何とか完成して見せるよ」



アズラッテ「すごい、本当にそんなことが出来るの」



ツヴァイ「普通なら無理な話だがこいつがそんな無理なことを平気で言うような奴には見えないから恐らくは・・・」



松永「ならそうと決まれば早速作り始めますね。さて、今日は夜更かし覚悟かな」



それから松永急いで筏づくりを始めたがやはり大きなものに作るのは時間がかかり完成した時には陽が登り始めそうな時であった。とりあえず完成したことは完成したので少しばかり仮眠をした。




アズラッテ「あの松永さん、眠そうですね」



松永「それはそうだ、夜更かしをして体力もかなり使ったことだしな」



ツヴァイ「それでもすごいことだと俺様はそう思うぜ。一日もかからずにい方だを完成させるとは驚いたぜ」



ディライ「やればできるではないか、普段からそうすればいい物」



松永「それだとつまらないでしょう。それでは食料も積んだことだしそろそろ出発でも致しますか」



ディライ「確かにな、では筏を漕ぐ者は松永にツヴァイ、ラプトで頑張ってくれ」



アズラッテ「大きなトカゲちゃんは漕ぐことが出来るの」



松永「まあ、口に大きな木の棒をくわえてうまく漕いでくれている」



ツヴァイ「まあ、これでよいよい」



松永、アズラッテ、ツヴァイ「「「海に向けて出発ーー」」」



ディライ(・・・・私は本当に大丈夫のであろうか)





続く



















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