2021/4/6

入試の時季は毎度、イエズス会の布教活動が想起される。

……と日記のどこかに書いている気がするが、探すのは面倒、書いておく。


少数の(貴重かつ変わり者の)志願者に、あれこれ真剣な眼差しで質問を練り、入会条件を検討、考査して、でも例外を設けるなどして受入を容易にして。

辛くも加盟を承知させると、構成員としての活躍を期待し、たとえ構成員が少数となってもそれが精鋭なら良し、こちらの良さが世間に広まれば加入する者、入信する者は増え続けるから、当分、数より質で良いじゃ無いかと、おのれを誤魔化す。


内部では、構成員に与える教育の質で議論百出、ただ少なくとも本国の方式は最高水準なのだからと、一致するところは即ち数より質。とはいえ本国からは数も確保すべしと要請頻りなりで、やや困惑。


イエズス会は結局、国禁に遭って追放された。

大学は、追放されることはあるまいが、では何をどうするのが良いかは、歴史を見ても分からぬ。ただ、ヴァリニャーノがいう適応、現地化も、最終的には断念してしまったわけで、本国方式にこだわれば追放、いやここは解体されるだけか。

すくなくとも私は、現地化のほか考えていない。


日本語を本格的に教える機会を持つことができそう。

そして、アニメと歴史の講演の話も引き続いている。

その先は分からぬが、まあ、まあ、で進んで行こう。


……といった心境、三好長慶と重ねられている気がしている。

これで長編をものにできるだろうか。

 

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