思い思われ恋い焦がれ

@chauchau

しあわせです


 きっかけは些細なことでした。


「すみません、財布を落としましたよ」


 気まぐれの小さな親切


「ふぇ!? え、あ、あっ、ぁッ! ……アッ! あ、ぁいあり、ありがとごじゃまッ!」


 それがあんなことになるなんて


「いえいえ、失礼します」


 この時の僕は


「…………ふひ」


 思ってもいなかったんです。





 最初の違和感を感じたのは、学校からの帰り道でした。

 ずっと後ろから僕を見る視線を感じたんです。ですが、振り返ってみても誰も居ない。そのときはただ疲れているのかな? と思ったんですが、そこから毎日視線を感じ続けたんです。決まって大学からの帰り道に。

 それはもう怖かったですよ。さすがに僕は男ですので、痴漢とは思わなかったですけど、強盗とかそういうのはあり得ますので。もしかして狙いやすい相手なのか見定めているのか、と不安になりました。


 そこから僕の周りでおかしなことが起こり始めたんです。

 例えば、ある日珍しく大家さんがやって来たと思ったら怒るんですよ。「いったい何を捨てているんだい!」と。僕からすれば意味が分かりませんでしたよ。それはそうですよ、自分で言うのもあれですが、僕はゴミの分別に関してはそれなりに気を遣っていましたから。

 僕が困惑していると、見た方が早いと大家さんが僕を連れ出しました。その日は古紙・衣類の分別収集の日だったので動物が荒らすようなものは出ていない日にも関わらずゴミ捨て場が荒らされていたんです。それも、僕が捨てたゴミだけが。

 ああ、僕のゴミだと分かるのは目印があるんですよ。うちの大家さんの方針でゴミを捨てる時は適当な紙に自分の名前を書いて、入れたり貼っておかないといけないんです。正直めんどくさいしゴミは増えると思うんですが、今回みたいなことが起こったときの犯人捜しのためだそうです。

 だからこそ大家さんは僕が生ゴミなどをこっそりと捨てたんだろうと怒ったわけなんです。勿論そんなことはないので必死に弁解しました。最終的に納得されてはいなかったようですが、決定的証拠もなかったので僕は渋々許されました。ゴミ捨て場を掃除しておくように、ときつく言われた上で。

 掃除をして分かったんですが、あの日僕は読まなくなった雑誌と穴の空いた靴下、そして古くなった下着を捨てていたのですが、そのうち下着だけが無くなっていたんです。


 他にも、僕の周りの人に小さな不幸がよく起こるようになりました。

 コンビニバイトでよく一緒の時間帯になる女性、サークルで仲の良い女友達、大学の講義で一緒のチームになっている女性などなど。そうなんです、決まって女性ばかりなんです。

 一つ一つは大したことじゃないんです。ですが、どう見ても人為的なものばかりなんですよ。靴のなかに剃刀の刃が敷き詰められていたりだとか、座ろうとした椅子に瞬間接着剤が塗られていたりだとか、階段を降りようとしたときに後ろから押されたりだとかもあったそうです。

 幸い、大きな怪我を負った人はいませんでしたが、僕に近づくと不幸になるなんて噂は当然流れるようになりました。


 帰り道に感じる視線はこの間もずっと続いていましたので、このあたりから僕はもしかして? と思うようになりました。

 そして、そのもしかしてが確信に変わることがありました。


 手紙が届いたんです。

 A4用紙にびっしりと隙間なく「好きです」と書かれた手紙が。


 僕は確信しました。

 ストーカーにあっていると。


 それはもう溜まらなかったです。そして、許せませんでした。

 当たり前ですよね、ストーカーですよ? そんなの、我慢出来るわけがないじゃないですか。


 今まで僕が住んでいたのは安さだけが取り柄のぼろアパートです。こんなところでは安心出来ませんのですぐに僕は引っ越しました。最新の防犯防音が整ったマンションです。家賃は痛いですが、背に腹は代えられません。

 勿論友人にも相談しましたが、誰もが気味悪がってしまってむしろ僕から離れていってしまいました。





 女が、家の扉の前に立っている。

 マンション自慢のオートロック玄関も、他の住人が帰ってきたタイミングを見計らえば簡単に入ることが出来る。建物の防犯がしっかりしているという思いがある分、住人の意識はむしろ低い。


 静かに、鍵を差し込む。

 合鍵が作れないなんていうのは思い込み。やろうとさえ本気で思えば、作ってくれるところはあるものだ。


 開いた。


 ドアノブに手を掛けて、扉を開く。

 最新のマンションは、建付も良い。気をつけて開ければ、扉が音を出すことはない。


 迷わずに女は廊下を進む。HPを見れば間取りはある程度確認できる。どの部屋で寝ているかなどすぐに分かることだ。

 扉の傍で耳をそばだてる。規則正しい寝息。間違いなく寝ているだろう。


 さきほどよりも慎重に女が扉を開く。少しだけ、音が鳴ってしまう。

 女に緊張が走る。だが、聞こえてくるのは変わらない寝息の音。

 ほっと息をこぼした女は、すり足でベッドへと近づいていく。瞼を閉じている顔、初めて出会ったとき以来に近くで見る男の顔。


 ずっと眺めていたいけれど、起きてしまう前に事を終わらせなければいけない。女は、焦る気持ちを抑えて、持参した縄を取り出した。


 そして、縄を持つ女の腕を

 


「ひぃ!?」


「捕まえた」


 布団の下に隠し持っていたスイッチを入れて、部屋の明かりを付ける。お互い暗闇に慣れていたため視界がまばゆい。

 戻ってきた視界でやっと捉えることが出来た女は、いつか財布を拾ってあげた女性でした。


「ああ……、貴女だったんですね」


「あ、ぁあ、ぁああぁぁあ」


「馬鹿みたいな質問ですけど、これまでの行為は全部貴女がやったのでしょうか?」


 まさか僕の方から質問がくるとは思ってもいなかったのか、彼女は目を白黒とさせますが、半ばヤケクソ気味に叫びます。


「ぁ、あなたが優しくするから! そ、そう! あなたが優しくするからだからだから、わたしは好きになってわたしはあなたはを愛しているからこれは当たり前だからそれなのにあなたの周りには女が居てだからあいつらが悪い! わたしは当然のことをしただってわたしはあなたのことを愛していてあなたはわたしのことを愛しているからこれは当たり前だって愛し合っているから当たり前で当然のことをぜんぶわたしはしたまででだからわたしはあなたが! そうよ! わたしはあなたがすきあなたはわたしがすき大丈夫うまくやれるわたしとあなたならきっとしあわせになれるずっと一緒にいましょうわたしとあなたは一つになるのだってわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきだからこれは当然のことで当たり前のことで愛し合うわたしとあなたの間には誰も必要ないからあなたはわたしだけを見ていればよいしわたしはあなただけをみていればいいずっと一緒ずっと一緒にいましょうそれは良いのそれが当然なのだそうよわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきもうだめよにげようなんておもってもだめずっといっしょにいるんだからわたしとあなたはずっとこれからずっといっしょにいるのずっとずっとずっとずっとずっといつまでもいっしょにいるのわたしたちはもうひとつになってこれからずっといっしょだれもじゃまなんかさせないぜったいにゆるさないわたしとあなたのあいだにはいろうとするやつはぜんぶぜんぶぜんぶわたしがころしてやるあんしんしてぜんぶわたしがしてあげるあなたはもうなにもしんぱいしなくていいのずっといっしょにただわたしをあいしてくれたらいいのそれだけでいいのずっとわたしがいっしょにいるからもうそれだけであなたはしあわせになれるのだってわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすきわたしはあなたがすきあなたはわたしがすき!!」


「…………」


「ひ、ふひひ、も、もうだめよ。もう逃がさないから……、わた、わたしとあなたはずっといっしょに居るの、一つになるのよ。だめよ、ぜったいに安心してもう新しいおうちも、んぐぅ!?」


 我慢の限界が来た僕は、彼女の唇にキスをしました。

 ああ、もう……。



「……え?」


 どうしてでしょうか。

 せっかく僕が喜んでいるのに彼女は呆けた顔をしています。


「ずっとずっと、それこそあなたから手紙をもらってからずっと待っていたんですよ、それなのにあなたは全然姿を現してくれないから心配で心配で!」


 彼女は想像していた通り、いえ、それ以上に美しい。

 ああ、僕はなんと幸せなのでしょうか。だって、そうでしょう? これほど美しい人に愛してもらえるなんて男としてこれほどの幸せがあるでしょうか。


 視界の中に彼女がいる。その幸せを自分から捨てるのは断腸の思いでしたが、泣く泣く僕はベッドから出て玄関へ向かいます。


 鍵を閉める。


 特注して頼んだ扉です。なんといっても特別なのは内側から別の鍵を掛けることが出来るということです。これで、もう大丈夫。


「すみません、戻りました」


「え、あ……」


 彼女は固まってしまっておりました。きっとこれから始まる新しい人生に思いをはせているのでしょう。


「貴女から手紙を受け取ったとき、僕は嬉しくて溜まらなかったんです。でも、同時にとても、それはとても許せなかったこともあるんです。なにか、分かりますか?」


 ふるふると彼女は首を横に振ります。その姿はとても愛らしく、いつまでも見ていたい気持ちにもなってしまいますが、同時に悲しくもなります。だって、僕の考えていることを彼女は分かってくれていないのですから、こんなにも僕は彼女を愛しているというのに。いえ、これはきっと僕の愛が足りないからなのでしょう。それも仕方在りません。僕らは愛し合っているとはいえ、直接会話したのはほとんどこれが初めてのようなものです。ここから二人の愛が始まるのです。いきなりすべてを求めるのは無理というもの、理解ある男にならないといけませんね。


「どうして僕の下着だけだったんですか?」


 一歩前に進む。彼女は一歩下がる。不思議ですね、彼女も近づいてくれると、ああ、なるほどダンスでしょうか。彼女はとてもお茶目なようです。


「靴下も雑誌もあったのにどうして下着だけだったんですか? 僕は貴女のすべてがほしいのにどうして僕の下着だけしか取らなかったのですか? 僕の靴下には魅力がありませんでしたか、僕の読んだ雑誌には興味が沸きませんでしたか。それはきっと愛が足らないのではありませんかいいえ貴女の愛を疑っているわけではないのですですがとても不安になりましたし許せることではありませんだってそうでしょう僕は貴女のすべてが知りたいのに貴女はそうではないなんてあり得ませんしあり得てはいけないそうですよねそうですねありがとうございます」


 彼女の瞳がきょろきょろと動きます。なんと可愛らしいでしょう。ですが僕のことをみない瞳に意味などあるのでしょうか。ありませんね。抉りましょうか。ああ、そうすれば彼女の瞳をずっと僕のモノに出来ます。そして僕の瞳を彼女にあげましょう。これはなんて良い考えだと思いませんか。


「それに僕の友人に色々してくれましたね。勿論怒っていますよ。だってそうでしょう? どうして彼女たちは生きているのですか。僕が彼女たちに優しくしたのが許せなかったのでしょう? それは本当に申し訳ありません。貴女のことを思えばどうしてあんなことをしてしまったのかと反省がつきませんが、ですが同時に思うのですよ。どうして貴女は彼女たちを許せるのでしょうか。僕であればどうでしょうか。貴女が僕以外の男に、いいえ違いますね。そもそも男女で分ける必要がありますかありませんね。僕以外の人間です。僕以外の人間に貴女が優しくしている姿を見たらどうなるでしょうか。はい、勿論そうです。貴女が今後そのような愚かな真似をする女性なわけがないことは知っております。ですがここはあえて仮定ですからね、気分を悪くしないでください。その仮定を考えてみましょう。僕はどうするでしょうか。許せるはずがありませんね、その相手をどうしましょう。その相手に生きている価値はありますでしょうかないですね。だから殺すのが当然なはずですでも貴女は殺さなかったきっと貴女は優しいのでしょうそんなところもとても素晴らしく惚れてしまいます。ああ、いえ惚れておりますので惚れ直してしまいますですが。それは不満にもなるのです。僕はもしかしたら独占欲が強いのかもしれません」


 彼女が部屋を出て行ってしまいました。きっと鬼ごっこがしたくなったのですね。ますます彼女が好きになります。知れば知るほどに彼女に恋をしてしまいます。見た目に反してなんとお茶目なのでしょう。

 では、男として彼女に付き合うのが責務だと僕は思います。きっとこれが良い彼氏であり、ひいては良い旦那へとつながっていくことでしょう。

 サイドテーブルに忍ばせておいたプレゼントを取り出して、僕は彼女の後を追います。

 玄関に逃げていた彼女は必死に扉を開けようとします。逃げ場の無いほうに逃げるなんて彼女は鬼ごっこが苦手なのでしょうか。そんなところもとても可愛らしい。


「なんで開かないの!? 開けてッ! だれか、だれかッ!!」


「つかまえた」


「ひぃぃぃいいいぃぃい!!」


 彼女の腰を掴み、抱き寄せます。彼女は全身を用いて距離を取ろうとします。ああ、なんということでしょう。彼女は恥ずかしがり屋さんだったのです。にも関わらず僕に会いに来てくれた。これほど嬉しいことがあるでしょうかありませんね。

 本当を言えば、ずっと後ろから見てくるだけで声を掛けてくれないことにも不満はあったのです。ですが、その謎が解けたいまむしろ彼女を好きになる要素となります。誰しも恥ずかしいという感情はあります。僕だってそうです、偉そうなことを言いつつ彼女が会いに来てくれるまで待つしか無かったのです。でももう違います。彼女がここまで勇気を見せてくれた今、僕が頑張らなくてどうするというのでしょうか。


「助けてッ! いや、気持ち悪いっ! いや、いやぁぁあ!!」


「ああ……、そうですね。夜にお風呂に入ったとはすでに三時間が経過しておりますし、貴女を待っている間ドキドキして汗をかいています、これは失礼しました」


 僕としたことがなんと最低なことをしてしまったのか。汗臭い男なんていうのはマイナスポイントでしかありません。ですがそれをきちんと教えてくれる彼女の優しさに僕は甘えることにします。すぐにお風呂に入らなければ、ですが、その前に、


「貴女に渡したいものがあります」


 離した途端に扉にくっつく彼女。なんと可愛い仕草でしょうか。きっと子猫の真似でしょう。

 そんな彼女に僕は小さな箱を差し出します。


「貴女に何を渡せば良いか悩んでいたのです。プレゼントほどセンスの問われることはありませんからね。ですがきっと貴女も喜んでくれると思って準備しました。そして先ほどの貴女の言葉を聞いてそれは安心しました。だって貴女も僕と同じ気持ちだったのですから」


「……なに、なになになんなのっ!」


「考えたのです、ずっと一緒に居るということはどういうことかを。そして、究極の愛とは何かを。そして僕も貴女と同じ結論になりました、そうです、ひとつになるのです。そのために」


「……? ッ!? ぃ、やぁああぁぁぁぁあああぁぁあ!!」


 彼女は僕を突き飛ばし、リビングのほうへ走っていってしまいました。

 このプレゼントをそこまで喜んでくれるとは用意した甲斐があります。突き飛ばされた拍子に床に落ちてしまった僕の薬指を拾い、僕もリビングへと向かいました。


「来ないでっ!? 頭おかしいんじゃ無いの!?」


「さあ、食べてください。これで僕と貴女は一つになります。さあどうぞ遠慮しないで」


「いや! いやいやいや! 来ないで、来ないでっ!!」


 彼女の様子がおかしい。

 どうしてでしょうか。さきほど彼女も僕と一つになりたいと言ってくれていたのに、この反応は予想外です。きっと僕が間違えてしまったのでしょう。ですがどこを間違えたのか、


「ああ、なるほど」


 僕は彼氏失格です。

 こんな簡単なことに気付かないなんて。それは彼女もあんな反応になってしまうでしょう。

 まだ間に合うでしょうか。まだ取り返しがつくでしょうか。大丈夫ですね、だって彼女は優しい人。なにより僕と彼女は愛し合っているのです。時にはぶつかることもあるでしょう。そしてそれを乗り越えるのが愛なのです。


 僕は台所に向かいます。

 そして包丁を手に取りました。


 ああ、まったくもって恥ずかしい。

 どうしてこんなことに気付かなかったのでしょう。

 彼女は、僕を食べたかったのではない。


 彼女は、僕に食べて欲しかったのです。

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