第25話

件名: ラノベのこと


 佐久間様


 こんにちは、久しぶりです。元気ですか? 元気なら良し、元気じゃないなら、あの彼女に元気を出させてもらってください。

 この前は、RINEで生存確認をしてくれてありがとう。俺はちゃんと生きてますよ笑  ここで生存報告をしておきます。横山さんたちにも伝えておいてくださいね。

 俺は今、実は、実家に戻っています。少し精神的に参ってしまったことがあって(これは後で書きます。)、京都を離れていることにしました。本当はそれだけ伝えればいいかと思っていたので、RINEで連絡しようと思ったんだけど、君にはラノベの件で世話になっているし、今後のラノベ制作に関わることでもあるから、きちんと伝えるべきだと思いました。だから、RINEでは、長文を送るには少し不便があるので、こうしてPCメールで送っています。ぜひとも最後まで読んでください。


 佐久間には、いつだったか話したことがあると思うけど、俺がイラストを描き始めたのは、大学に入ってからで、それまでは、絵を描くことは、小中学生の美術の時間のときくらいでした。しかも絵を描くのは苦手で、高校では美術を選択しなかったんだよね笑 だから、大学でイラストを描いたときは、かなり久しぶりだったのです。

 イラストを描く以前は、一度、小説にチャレンジしたこともありました。これはけっこうあっさり挫折しましたが笑 2、3作書いてみたところで、あ、自分には才能がないな、と直感したのです。佐久間には、分かってもらえるかどうか分からないけれど、芥川賞や直木賞などのすごい(すごい!)賞を取っている作品と比べたとき、自分の小説での表現の稚拙さ、単純なのにいびつな構成と内容の浅さ、こういうものが全て「つまらない」につながっていて、どれだけ努力しても、これ以上は、上手く、おもしろくなることはないんだろうなと、自分の将来での辿る道全てを見通したような気分になりました。

 今思えば、俺は、芸術に関して才能がなかったのです。保育園の年長組のとき、アルバムの裏表紙に、各自、自由に絵を描くことになっていたのですが、俺はそこにいろんな動物を描こうと思っていました。当時、保育園に小屋のようなものに運ばれて、リスなどの小動物から馬などの比較的大きな動物まで、様々な動物がやって来たことがありました。そのとき、その動物たちにえさをあげたりしてとても楽しかったのを覚えています。そして、うさぎをなでたりして、そのふかふかした感触に、人とは少し違う感触がする、動物ってこんな感じなんだと興味を持っていました。あいにく自分の家では、動物を飼っていませんでしたが、彼らのことをずっと覚えていて、彼らを描こうと思ったのです。

 しかし、彼らをうまく描くことはできませんでした。どうしてもいびつな形になってしまうのです。顔の部分も顔の部分も足も、全部自分が見たものとは違うのでした。何回も練習したけれども、結局うまくは描けず、いびつなもののまま提出しました。そのときから、自分は絵を描くのが下手なんだなと思うようになって、いつまでもそう思い続けていました。そして、それ以来、絵を描くことを避けるようになっていました。


 俺が、再び絵を描きたいと思うようになったのは、大学に入学して最初の一般教養の講義として取った西洋美術史の講義でした。その先生によれば、ルネサンス期以降の絵には、何かしらのメッセージが隠されている、そのような絵について描かれたモチーフなどを使ってそれを読み解いていく、ということでした。実際に、あの有名な「モナ・リザ」の絵などを題材にしながらさまざまな考えの説明を受けて、興奮したことを今でも覚えています。自分でも、メッセージを読み解いてみたいと思うと同時に、自分でも何かのメッセージを込めた絵を描きたいと思うようになりました。

 こうして俺は、ふたたび絵と対峙することになったのです。ところが、今絵を描いてみると、昔、あれだけ絵を描くのがイヤだったのに、今は全くそんなことはありませんでした。むしろ楽しいと感じました。昔よりも物をよく見て描くようになったからかもしれません。相変わらず形はいびつだったけれど、それなりにその動物に見えるのでした。

 イラストUPのアカウントを作ったのもそのころです。人に見られる可能性があった方が緊張感を持って描けるかなと思ってとりあえず作りました。コピー用紙に動物の絵を描いてスキャナで取り込んで投稿していました。俺は絵を描くことに夢中になっていったのです。

 それから少しして、絵を描くのはいいが、いっこうにクオリティが上達しないことに気づきました。また絵を見てもらえないというのも、若干不満ではありました。それなりに見れるものになったとはいえ、下手なことには変わりなかったのですが、見てすらもらえないのかと思いました。そこで、悪魔に魂を売るようなことはしたくなかったのですが、人気のありそうなキャラクターの絵を、特に著作権上の問題がなさそうなものから選んで描くことにしたのでした。またインターネットで絵の練習方法について検索して、どうやらデッサンをすべきらしい、との情報を得ました。そこで、俺はスケッチブックを買ってきて、特に練習になると言われていたりんごのデッサンをすることにしました。

 やはり人気のキャラクターには力があります。俺のイラストは相変わらず下手なのに、それなりに他のユーザからイラストを見てもらえているようでした。それと同時並行で、俺はただひたすらりんごを描いていました。デッサンをする、とはいえ、誰かに教わるわけでもなく、我流でやっていたので、「デッサンもどき」と呼んだ方が適切だと思います。デッサンもどきをやっていると、特に自分のイラストが変わったようには感じなかったのですが、イラストの見方が変わったような気がします。ここの線がこうなっているな、ここに影をつけているのか、どうやって影をかき分けているのだろうか。これは他人のイラストを見るときも同様です。他方で、他人のイラストの中で、これは実物を見て描いてないなと思うものも目につくようになりました。明らかに体のバランスがおかしかったりするのです(まぁ強調したい場所などがあるのかもしれませんが。)。自分のイラストだけを見ていると気づかなかったかもしれませんが、そのような視点で自分のイラストを見ると、やはり、身体の構造が雑になっているように思えるのでした。

 とはいえ、人物デッサン(もどき)なんて簡単に引き受けてもらえるものではありません。そもそもイラストを描いてるなんて、当時は誰にも言ってなかったのです。そうとはいえ、石膏なんて持っているはずがありません。結局、俺は、りんごをひたすら描くことにしました。「りんごデッサン(もどき)耐久レース」と名付けて、とりあえず、1か月で100回描くことを目標にしました。

 勉強に関する議論で、よく、人は、量より質だと言います。しかし、俺はそうではないと思います。しかし、一日2,3時間集中して勉強して満足しているようでは、他のライバルには勝てません。なぜなら他のライバルは、集中して一日10時間も15時間も勉強しているからです。彼らと対等に競うには、少なくとも一日8時間とかそれくらいの時間の勉強量を確保することが必要なのだと思います。

 イラストに関していえば、これは競争している分野が少し違うと思いますが、美術高校に通っている人たちや、美大に通っている人たちが、競うべき相手になる、少なくとも自分が競争相手と想定すべき人たちになるのだと思います。彼らが毎日何時間も絵を描いている時間があることを考慮すれば、俺のような才能のない者が一日一つりんごのデッサン(しかも、もどき)を描いて満足しているようでは、全く追いつけないわけです。

 だからこそ、一か月という比較的短い期間でそれなりのデッサンもどき量を確保するために、りんごデッサンもどきを100回描くと決めたのですが、結局その目標を達成はしたものの、イラストの上達に実感が湧きませんでした。むしろ、以前より自分の悪い部分が目立つようになった気がします。それでも、「100回デッサンもどきをしたくらいでイラストが上達したら苦労はしないわな」と考えなおし、なんとか続けたのでした。

 その後、結局りんごは一日一個のペースで描き続けたわけですが、今年の5月に入って、すごい方法を思いついたのです。それは、アイドルの写真を模写するという方法でした。もっと言えば、AV女優の写真を模写すれば、(女性に限定されますが、)身体の形がどうなっているかを見ながら練習することができます。とても参考になりました。インターネット上に落ちている画像を利用するのは少し気が引けますが、写真集等を買ってしまえば、問題ありません。著作権だって、特には問題ないだろうし、そもそも俺は絵を描くのが下手なので、同じものには見えないだろうと思いました。結局、最近までそのような写真を利用してイラストの練習をしていました。ただ、今でもイラストを描くのがうまくなった気はしないのですが……。


 話は戻りますが、今年の4月の話です。俺は掘り出し物を見つけるのがうまいのですが、当時、小説GOで掘り出し物を探っていたときに見つけたのが、「タイツのお姫様」だったのです。内容に絶句しました。当時はニーソ派に所属していたので、タイツ派ばかりが優遇されているこの物語には、イラっとしました。しかしながら、作者のタイツが好きという気持ちがまっすぐに伝わってしました。これほどまでに愛しているのかと思いました。それほどまでに表現されている小説というのは、今まで読んだことがありませんでした。俺は、その物語をついに読み切ったのでした。あのとき思い切って君に話しかけてよかったと今でも思っています。

 しかし、君と共同制作をしようと話を持ち掛けたにもかかわらず、日に日に自分のイラストが下手であることが目立つように思えてきました。君に物語をいろいろ考えてもらって、その文章を読むたび、胸が躍り、興奮したのです。確かに物語ができていくところに少し舞い上がっていたのかもしれません。だけど、あのときのあの気持ちはそれだけではなかったと今も思います。やはり君の文章に力があるのだと。人の感情を揺さぶる何かがあるのだと。

 そのような君の物語を見るたび、それと対比して自分のイラストが下手であり、釣り合っていないのではないかと思いました。そして、君が、何も俺のイラストを見ずに了承したわけではないだろうと思うと、彼の信頼に答えなければと思う反面、その彼の信頼に応えられないと苦しくなったのです。だから、以前君が、俺のイラストがだんだんうまくなってきてるというようなことを言ってくれたときは、本当にうれしかった。冗談かもしれなかったけれど、それで、もう少しがんばれそうな気がしたのです。


 だけれども、やはり限界です。俺には、芸術の才能がなかった。これは初めから分かっていたことでした。今までだましだましやってきたけれども、俺はいつまでも、このまま変わることはないのだと思います。それが、君の彼女の木村さんの指摘によってはっきりと気づかされました。

 君と木村さんが並んで歩いているのを見かけたのは、確かお盆明けくらいだったと思うけれど、その後、俺は、君の彼女と何度か会ったことがあります(君には全く言わなかったけど、これは浮気とかではないので、彼女には怒らないであげてくれ。あと、ここで彼女が言ったことをいくらか引用してるけど、君に苦情を言っているつもりはない。ただ、いくつか君に関することも含まれているから、それだけは最初に忠告しておく)。1回目は、今年の9月に入ってすぐくらいの頃でした。俺が、鴨川デルタでベンチに腰かけていると、隣に彼女がやって来たのです。彼女は、隣に腰掛けるなり、いぶかしんでそちらを見ている俺にこう言いました。

「君、佐久間君の友達の、高山くんやんな」

 おれが、まぁそうですがと気のない返事をしていると、彼女は、木村なんとか(名前は、覚えていない。)だと名乗ってこう言ったのです。

「君が佐久間くんとラノベ?作ってるんやっけ? そういうのキモいんやけど、止めるように佐久間君に言うてくれへん?」

 俺は、少し頭にきました。いくら友人の彼女とはいえ、自分たちのやっていることをけなすのはひどいことだと思います。また、キモいと感じるのはその人の勝手ですが、それを人に押し付けて、止めるようにさせるのも、納得がいきませんでした。

「いや、別に好きでやっていることだからいいでしょ。俺も、佐久間も」

 俺がそう反論すると、彼女は、食い下がってきました。

「いや、やからキモいんやって。分かるやろ? 面白くもないし、大して読まれもしないものを作ったってしょうがないやん。なのに自分たちだけで面白い面白いって言い合って。そんなことになんの意味があるん?」

「誰も読まないって言ったって、やっぱり誰かが読んでくれるかもしれないし、それに、作ってるときの充実感は、何にも代えがたいものがあるんだよ。最後まで作り終えたときの達成感とか。そういうのは部活とか、そういうものと一緒でしょ」

 俺は、彼女の言葉にそう反論しました。しかし、俺が反論しているときに、ちょうど風が吹いて、木々をなめるように揺らし、そのときの音で俺の言葉は空中で分解されて彼女にまで届かなかったようでした。

 彼女の言葉で、俺は、やはりラノベを制作するのをやめようかとも思いました。彼女の言葉が正しいというわけではないけれども、誰にも読まれないものを自己満足で作っても虚しいだけではないかとやはり思うのです。しかし、俺のイラストはともかく、君の今回の物語には、評価されるべきところがあると思いました。具体的にはどこか分からないけれども、しかしながら、ここでやめてしまえば、もともと俺が言い出したことだから、君が最後まで書くのをやめてしまうのではないかと思いました。だから、俺は、彼女の言葉を跳ね返して続けようと思ったのです。


 ですが、、9月中旬頃に、また、木村さんに会ってしまいました。場所はやっぱり鴨川でした。俺が鴨川に来るのを知ってて待ち伏せしていたのかもしれません。

「高山くん、イラスト描いてるんやろ。前、佐久間くんから聞いたんやけどね。一回見て見たけど、君の絵は下手やな。ゴリラかと思ったわ」

 彼女は、クスクス笑っていました。今回は、前回よりも柔らかい雰囲気かなと思っていたのですが、完全に俺のことをあざ笑っていました。能ある鷹は爪を隠すとはよく言ったものです。他方で、俺は、今まで自分の中でしか検討したことのなかった、「絵が下手」という事実をはっきりと、しかもいきなり眼前に突き付けられたような気がしました。彼女がその言葉にどれだけの意味をこめていたのかは分かりませんが、俺にとっては、窃盗を犯して今まで逃げのびてきた犯罪者が、突然現れた私服警官に逮捕状を突き付けられたようなものでした。別に彼女の意見が全てであるわけではないから、彼女のその言葉だけで、俺のイラストの良しあしが、少なくとも世間的に見た良しあしが決まるわけではありません。しかし、俺が、今まで自分の中で他人の声を想像してどう評価されているのかを考えていただけに、彼女が世界中の俺のイラストに対する評価を代弁しているかのように聞こえたのです。

 そのとき、俺は、何も言い返せませんでした。彼女の評価は、自分の、自分のイラストに対する評価と同じであり、その信用性を裏付ける補助証拠でした。俺が黙ったままうつむいていると、彼女は、少しの間俺の隣に座っていたようでしたが、俺が動かないのを見てどこかに行ったようでした。


 彼女の言葉で、俺は完全に参ってしまいました。今まで、なんとかかき集めて形にしていた自信が彼女の一撃によって全て吹き飛ばされてしまいました。できれば、もうこのまま、ラノベ制作を止めたかった。しかし、俺が言い出したことだから、俺が止めるなんて言ったら、君には申し訳ない。そんなことをぐるぐると考え続けて、ずっと部屋の中にこもっていました。

 その後少しして、色んな人が俺を尋ねてくれましたが、全く会いませんでした。俺の彼女の斉藤さんが来たときでさえ、俺は玄関の扉を開けませんでした。人と会うのが怖かったのです。また嘲笑されるような気がして怖かったのです。だけど、あの人は、扉が開くのを待つこともなく、その扉の開いた隙間からねじ込むようにして鉄の塊を押し込み、俺の心に最後の一撃を食らわせたのです。


 それは、10月に入ってからのことでした。夜12時頃に布団に入って寝ようとしたとき、ふと下宿の前の廊下を歩く音がしました。音はだんだん俺の部屋に近づいてくるようで、そして、その音は俺の部屋の前で止まりました。俺は怖くなって布団にくるまっていたのですが、部屋の前で足音が止まってから、少しの間辺りが静かになっていました。どうしたのだろうと思って玄関の方をのぞいたら、そのとき、パタンという音がして、何か紙が玄関の扉の郵便受けに入れられたようでした。

 最近まで誰かが俺を尋ねに来てくれていたとき、その人が手紙等を持ってきてくれるときもあったのですが、そういうものは一切読んでいませんでした。しかし、このときは、少し気になってしまって、郵便受けに近づき、今入れられたものを手にとってしまったのです。そこには、こう書いてありました。

「あなたのイラストのせいで、この物語が台無しになります。はよ止めたら?」

 俺は、なぜあのときだけ手紙を読んでしまったのか、いまだに分かりません。読むべき手紙は、おそらくほかにいくらでもあったはずなのです。しかし、俺はあれだけを見てしまった。今思うと、あのときは、優しい言葉よりも、むしろ俺の、自分の絵が下手だという思いと同じような意見を求めていたのかもしれません。そしてこのときの手紙の内容がそのような意見だと予想していたのだと思います。これは、君には非合理的に思えるかもしれません。しかし、その手紙に書かれた言葉によって自分の意見を裏付けられるわけで、そういう利益があるのだから、どんなに自分を傷つけるものと分かっていて読んだとしても、ある意味で、利益を求めた合理的な行動だと思うのです。

 その手紙は、誰からのものなのか書いてありませんでした。しかし、今までさんざんラノベ制作や俺のイラストに何かを言ってきたのは木村さんだったし、届けられたのが、人が今まで来ることのなかった夜の時間帯で、俺の友人であるとは思えなかったことから、この手紙を書いて届けたのも木村さんではないかと推測しています。


 ここまで木村さんの話を中心に述べてきましたが、結局のところ、俺の心が完全に折れただけなのです。彼女自身が何かしたというよりは、俺が自滅していったのです。だからこそ、最初に述べたように君に苦情を述べているわけでもないし、彼女への怒りを込めたものでもないのです。


 これまで半年くらいの短くはない期間で、一緒にラノベを制作しようとしてきていて、君の物語はもはや完成間近だというのに、こんなことを言うのはよくないとは分かっています。言うならばもっと早く言えという気持ちももっともだと思います。だけれども、俺は、もう本当に限界で、これ以上イラストを描くことはできないと思うから、このまま続けたとしても、やっぱり無理だと思う。

 そのうち気持ちが落ち着いたら実家から戻るつもりではあるけれども、もう君に会うことはないだろうし、サークルにも顔を出すことはないと思う。

 ここまで、俺のアホな提案に付き合ってくれて本当に感謝しているし、ここでは伝えきれないくらいの気持ちだけれども、本当に申し訳ないけれども、これで、俺のラノベへの関与を止めにしたいと思います。言い訳ばかりで申し訳ないけれども、許してほしい。


 高山拓人

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