第7話 天気雨
最近暑いですね。
今年の梅雨はなかなか雨が降りませんね。
しとしと雨ばかり降る年の梅雨に天気雨にあったことがあります。
同じ町でも天気が違うところがありますよね。
出発した時は雨でも家に帰ったら地面が濡れてない、とか。
あっちの方は天気が悪いの、と姑が教えてくれました。
車で五分ちょっとの所です。
そこには斎場がありますが、まさか天気が悪いから建ったわけでもないでしょう。
私はある日そこを車で走ってました。
するとさあーっと雨が降ってきました。
細かくてシャワーみたいだな、と思い走っていると急に雨がやみ雲が切れて青空が広がりました。
驚いた私は思わず窓から地面を見ると雨が降った所とやんだ所の切れ目がはっきりみえました。
まるで誰かがじょうろで水をまいてちょうどそこで水が切れたかのようにくっきりと雨の線がついてました。そのまま走って来てしまいましたが惜しいことをしました。
カメラがあったら写真が撮れたのに・・・いやまだ携帯も持ってない時代の話です。
そこを通るたびに姑の「あそこは天気が悪いの」という話を懐かしく思い出します。
この流れだと亡くなったようになってしまいましたが姑はピンシャンして毎日元気にしてます。元気すぎるほど元気です。
今の人はキツネの嫁入りとか言っても分かるのかなあ、なんてふと思いました。
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