第20話 黒幕の武家、征二郎の最期

 

   九克教徒くこくきょうとにとって、主人とは、虹霓教徒こうげいきょうとにとっての愛人のごとし。

   れれば、ひたすらくす。

   誓えば、あくまで守る。

   いたらいたで面倒だが、いないと、断然、欲しくなる。

                 

                         ――信仰と文化より――



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――



 征二郎は、追いつめられていた。

 行商人に身をやつして、新河岸に入ることはできたものの、この三日というもの、全く動きがとれない。たかが大斎院の門前町とあなどっていたが、これ程対応が早いとは予想外で、罠に飛び込んでしまったようなものだった。渡し舟の襲撃を境に、四寮四室が大々的な捜索を展開している上に、配下の自警団が、地の利を生かした人海戦術で、怪しい余所者を探し回っているからだ。今や、外に出るだけでも危険な状況なので、隠れ家に潜んでいるしかない。

 かといって、事態が沈静化するまで、気長に待っている訳にもいかなかった。既に五日も登城していないのだ。伯父の葬儀を理由に、城代に内諾を得た期限は、七日間のみ。何としても、明日までには、荒神川を渡って、北上領へ帰りつかなければならない。たとえ当初の目的を果たせなかったとしても。

 そもそも、今回、新河岸へ来たのは、潮屋の勝子を殺すためだった。渡し舟の襲撃に雇ったごろつきが全滅したので、結局は、征二郎が後始末をしなければならなくなってしまったのだ。全くお話にならないほど無能な連中だった。あれだけ周到な計画を授けておいたのに、無様ぶざまに失敗するとは。報告する者が残っていないため、敗因は定かでないが、操船でも誤ったのだろう。ともかく、姪の友子を確保できなかったのは、この際仕方がないとしても、勝子が生き延びたことは問題だった。

 美笛屋の笛子を誘拐する前から、征二郎は危惧していたのだ。あれは勝子が押し切って強行したもので、高峰屋が美笛屋親子を招待することで、人の注意をひくなど愚策ぐさくだと思っていた。後ろ暗い裏家業を持っている以上、目立たぬことこそ、何より肝要かんよう。それなのに、あの馬鹿女は、征二郎の助言を聞きいれず、自ら墓穴を掘った。〈聴き耳〉の捜査官の疑惑を招いたようだと泣きつかれた時、征二郎は、勝子を切り捨てる潮時だと判断した。今までは、立身出世するための金蔓かねづるとして重宝してきたが、これでは、逆に重荷の足枷あしかせにしかならない。よしんば勝子がいなくとも、勝子の姉から軍資金は供出させられる。高峰屋としても、北上城との取引を失う訳にはいかないし、友子を人質にすれば、尚更、逆らえなくなるだろう。

 思惑通りに行けば、一挙両得で問題は解決していたのだが、最悪の結果に終わった。友子と勝子の兄、アツシが亡くなったため、勝子は、自責の念から、家族に襲撃を画策したことを告白しかねず、更に状況がこじれそうな雲行きでもある。

 こうなっては、早急に直接的な手段を講じるしかなかった。いつものように、出入りの薬売りに化けて、密会の段取りをつければ、後は毒を飲ませるだけですむ。事故にあったばかりでもあるし、容態が急変して高熱を出しても、怪しまれないとんでいた。仮に、疑いを持つ者がいたとしても、勝子の息が止まる頃には、北上領に戻るだけの時間的余裕がある、とも。

 誤算だったのは、勝子が既に監視下に置かれていたことだ。やはり、〈聴き耳〉の捜査官には、勝子の嘘など通用しなかった訳か。だが、泳がせているということは、聖女狩りの仲間については、割り出せていないに違いない。今なら、まだ間に合う。勝子の口を封じさえすれば、征二郎に繋がる糸を断ち切ることができる。

 いや、実はもう一本、ここには別の糸が残っていた。最初に新河岸に足がかりを作る際から、何かと協力させてきた女、お良だ。無論、聖女狩りのことや、〈竜殺し〉のことは、何一つ教えてはいない。だが、お良は、勝子が出産する際に、産婆も務めたのである。北上城の内情も、ある程度理解している。聖女より格が二段劣る、雌狒々めひひであっても、勝子より遥かに頭が良い。恐らく、高峰屋と関係があり、大金が動いていることを察しているだろう。何よりまずいのは、征二郎の身元を知っていることだ。噂話に興じるような口軽女ではないが、捜査官に職務質問を受けたら、推測したことも含めて全て話してしまうに違いない。つまり、お良も残して行っては、禍根かこんを絶ち切れない訳だ。とはいえ、二人の女を両方始末して、その足で逃げるというのは難しかった。時間の制約さえなければ、何とでもなるが、今回は、勝子の方にまとしぼるしかない。

「若、ようやく海風が吹いて参りました」

 低く押し殺した声とともに、裏口の戸が開いた。外の様子を探っていた耕介が、戻ってきたのだ。この半年、この隠れ家を拠点に、征二郎の手足となって動いてきた下忍げにんである。ありふれた猿顔の小男で、新河岸でも目立たないため、勝子との連絡役も務めてきた。

「東風か、耕介」

「はい。少し南寄りですが、勝子様のおられる潮屋の別宅が、高峰屋の風上でございます。風が強まりそうですし、一刻程で日が暮れましょう。おあつらえ向きかと存じますが」

「それは重畳ちょうじょう。では、今から始める。予定通り、五千呼吸で、火をつけよ。良いな」

「仰せのままに」

「用意。三、二、一、行け」

 行けと言うと同時に、征二郎は、一、二、と頭の中で、数を数え始めた。同じ間合いで、耕介も数え始めたことだろう。夜叉族とは違って、生得的に時刻がわかる訳ではないが、子供の頃から共に訓練を積んだ二人は、こうして呼吸数を決めておくことによって、別の場所で同時に行動を起こすのに慣れていた。

 一礼して身を翻した耕介の背中に向かって、征二郎は激励の言葉をかけた。

「『試練こそ、賜物なり。九克を成し遂げし汝が、天界へ召されんことを』」

 耕介は、振り返ると、ニヤリと凄みのある笑みを浮かべた。氷室家子飼いの暗殺者としての本性が現れて、平凡な顔が一変する。

「『有難き幸せ。我が君が参られるところ、何処いずこなりへとおともつかまつる。たとえ、魔界へ降られようとも。何卒なにとぞお許しあれ』」

 九克教徒の武家の主従にとっては、出陣前の決まり文句ではあるが、とりわけ今回は、別れが現実味を帯びている。これから、耕介は、見張りの目をくぐって、高峰屋に放火しようとしているのだ。勝子の姉には、まだ利用価値があると思っていたが、心話力者の審問官が乗り出してきたとあっては、高峰屋の裏家業を探り出されるのも、時間の問題だろう。証拠隠滅を図るには、燃やしてしまうのが手っ取り早い。それに、火事になれば、耳目じもくはそちらに集中する。潮屋の別宅の監視も緩むはずで、その隙をついて、征二郎は、勝子を殺すつもりであった。後は、人々が逃げ惑うのに混じって、荒神川まで辿り着けばよい。その頃には、辺りが暗くなっているし、川岸で巡回している捜査官も、避難民が押し寄せてきては、いちいち臨検などしていられないはずだ。但し、一歩間違えれば、自分自身が焼死しかねない。耕介とて、万一捕まれば、火付けの大罪で、火刑に処されることになる。まさに、るかるかの大博打なのである。

 それでも、耕介に迷いは欠片もなかった。再度一礼すると、裏口をするりと抜け出て行った。征二郎は動かず見送った。今朝から出かける準備はできている。商家の奉公人を装い、質素なお仕着しきせ姿。持つのは風呂敷包み一つ。ふところに吹き矢。袖口そでぐちの隠しには、毒針を何本か忍ばせている。女一人始末するのに、両刀は不要だと思い、北上領にある自分の屋敷に置いてきていた。

「征二郎さま」

 千八百十三呼吸目。そろそろ出かけようと、征二郎が立ち上った時、表口の方から、密やかな声がした。聞き慣れてはいるが予想外の声に、サッと緊張が走る。毒針を掌に隠し持ち、外の気配を確認してから戸を開ける。間が良いというのか、悪いというべきか。強ばった顔で、そこに立っていたのは、お良だった。

「これは、お良どの」

 お良を中に通してから外を見回したが、他に不審な者はいないようだった。だが、安心してはいられない。耕介が火をつける時間には、潮屋の別宅の裏に着いていなければ、機をいっすることになる。手早く針を刺してしまおうと思ったが、征二郎が振り返った時、お良は既に座敷へ上がりこんで、手の届く所にいなかった。日頃は行儀の良い女なのに、勝手に歩き回って、中を見回している。挙句あげくに、切羽詰せっぱつまった声で問いただしてきた。

「それで、レンヤンは何処にいるのですか」

 レンヤンは、お良の下の息子である。まだ三歳にもならないので、さすがに、殺害予定リストにも載っていない。

 きょを突かれた征二郎は、お良を殺すのを一時棚上げして聞き返した。

「何ですと?」

「レンヤンを連れてきているので、ここへ来るようにと申されましたでしょう? 一体どういうおつもりなのですか。この家を借りる名義をお貸しした折、これで、氷室家から完全に義絶して下さるとお約束いただいたはずでございます。それなのに、アンヤンにお会いになっておられたなんて。ましてや、あの子に、このような使いをさせるとは……」

「待て! アンヤンが、何と申したと?」

 聞き捨てならぬ責めの言葉を、征二郎は鋭く遮った。お良は狼狽したように口を閉じ、懐から文を取り出した。それをひったくるようにして開くと、アンヤンの筆跡で、指示した覚えのない伝言が、書き連ねられていた。

『おじうえが、母ちゃんに家までくるようにいってます。レンヤンは、もうつれてきていて、おいらもあとからいきます』

 ――はかられた!

 そう悟った征二郎は、風呂敷包みを掴んで裏口に走った。だが、時すでに遅し。裏と表の戸が同時に蹴破けやぶられ、匕首あいくちをもった十数人の男達が雪崩なだれ込んできた。隠れ家は完全に囲まれてしまっている。だが、この連中は、捜査官でも衛兵でもない。官憲とは真逆の犯罪者集団のようだった。とすれば、まだ突破できる可能性はある。

 征二郎は、勝機しょうきうかがいながら、相手の出方を待った。

「レンヤン!」

 お良が叫び声をあげた。取り囲んだ連中の後ろから、レンヤンが抱いて来られたのだ。猿轡さるぐつわをはめられて、胸が苦しそうに上下しているのを見て、お良が必死になって懇願する。

「その子は喘息ぜんそく持ちなのです。それでは息がつまってしまいます。どうか口の紐を解いてやって下さいませ。お願いでございます」

「いいだろう。こっちに来な、ねえさん。子供が生きるも死ぬも、あんた次第だってことをきもめいじて、おとなしくさせとけよ」

 口火を切ったのは夜叉族だった。鷹のような大きな爪を磨きたてているところをみると純血種だろう。手強い危険な種族と言われているが、所詮は両性体。虹王領では、み嫌われている賎民せんみんに過ぎない。それが、荒くれ男どもの上に立って、この場を仕切っているとは。斎法第一条は、犯罪組織にまで浸透しているのかと、征二郎は驚き呆れた。

 お良はレンヤンを抱いている男の側に駆け寄り、子供を受け取るや否や、首に匕首を突きつけられた。だが、お良がレンヤンから猿轡を外すのは、誰にも止められなかった。どうやら、この連中は、お良母子に人質の価値があるものと誤解しているらしい。

「さてと。それじゃ、とっくり話を聞かせてもらおうか、え、氷室征二郎さんよ」 ――名前を知られた!

 征二郎は表情も変えず、身動き一つしなかったが、背中は冷や汗をかいていた。他に何を知っているのか、誰にどこまで聞いたのか、知る必要がある。耕介ではないはずだった。耕介ならば、拷問を受けたとしても、口を割るわけがない。ましてや、征二郎を裏切るはずもない。とすれば、情報を漏らしたのは、勝子か、アンヤンか。

「拙者に、何用なにようだ」

 征二郎は武家の威厳を込めて尋ねた。

「ハハン。変わり身がうまいな、あんた。商人のなりが板についてるぜ。たいしたもんだ。口をきかない限り、マジでわからねぇ。俺らが、いくら血眼ちまなこになって、それらしい侍を探し回っても、見つからなかったわけだ」

「何用かと尋ねておる」

「本題に入れってか。簡単にすむ話さ。質問は、一つっきり。レダンは、どこにいる?」

 ――レダン?

 名前のようだが、征二郎には、まるで聞き覚えがなかった。てっきり攫った聖女達の居所を聞かれると思った。そうでなければ、縄張りを荒らした責を負わされるのかと。だが、これは予想外の質問だ。

「左様な者は知らぬ」

「名前を言ってもわからねぇか。じゃ、詳しく教えてやる。時は三ヶ月前。所は二丁目の志木屋。あんたが子守を殺して、典子様を攫ったときのことだ。罪をおっかぶせようと、若女将の元愛人に、身代金を要求する文を書かせただろう。そいつの名がレダンさ。あんた、その後、奴をどうした?」

 そう言われて、征二郎は思い当たった。賭け事好きの優男で、屑のような遊び人。ちょっと脅しただけで、縮み上がって、言うがままに文を書いた。その後、どうしたか。当然決まっている。始末したのだ。

 夜叉は見透かしたように一人頷いた。

「そりゃ、生かしておくわきゃないよな。あんたのくちからいって。使い捨てたんだろ。けど、亡骸なきがらはどうしたんだ? 川に流したのかい。それとも、何処かに埋めたのかい」

「知らぬ」

 嘘ではなかった。あの件は耕介に任せたので、遺体をどうしたかまでは知らないのだ。

「知らぬ存ぜぬは通らねぇんだよ、新河岸じゃな。いいかい。ここの表看板は、大斎院だが、裏を仕切っているのは、俺ら、闇組なんだ。で、今まさに、その頭が怒り狂ってるのさ。何が何でも息子を探し出せ。もし死んだのなら、亡骸を取り戻して、殺した奴を引きずって来い。可愛いレダンに手を下した奴は、絶対に許しゃしねぇってな。親心ってやつだ、わかるだろ? いや、九克教徒のお武家には、わかんねぇか。あんたらは、血を分けた子すら間引まびく人でなしばかりだもんな。けど、姐さん、あんたの方はわかるよな。理教徒らしいが、子供らは可愛いんだろ。腕の中にいるその子が殺されたりしたら、そりゃあ腹がたつよなぁ。違うかい?」

 話を振られたお良は、蒼白になって、レンヤンを庇うように抱きしめた。あまりに力が入りすぎたのだろう。いきなりレンヤンが泣き出した。ワーンと耳をつんざく声に、一瞬、敵方全員の気が取られる。

 その一瞬の隙を逃さず、征二郎は捨て身の行動に出た。夜叉に向かって投げ針すると同時に、床を転がって一人を倒し、壁際にある一枚の羽目板を叩き割った。耕介が準備していた仕掛けが動き、天井数ヶ所から、目つぶしの粉が、降り注いでくる。咳き込み、右往左往し始める敵何人かを、懐から出した吹き矢で仕留め、更に床を転がって土間に降り立つと、その勢いのまま表口を抜け出た。予想通りに、見張りが一人いたが、毒針を刺して走り過ぎる。

 だが、そこで追いつかれた。

「畜生! 俺らを舐めくさりやがって!」

 背後から飛びつかれて、首を絞めるように腕が回された。振りほどこうとしたが間に合わず、夜叉の黒光りする爪が、眼前に迫ってくる。

 ――目をやられる! 

 そう思った瞬間には、もう右目に激痛が走っていた。まるで、火箸で突き刺された如く。それが丁度、五千呼吸目。折しも耕介が火をつける時間だった。

「おじ上!」

 子供の甲高い叫び声にかぶさるように、ドスのきいた制止がかけられた。

「やめろ! ジャギ。まだるんじゃねぇ。頭の指示を忘れたか。吐かせるのが先だろ」

「――糞っ!」

 忌々しそうに腕が放されたが、あまりの激痛に、もはや逃げるどころか、息をするのも苦しい。

 ――これまでか。

 征二郎は、覚悟して、毒薬を仕込んである奥歯を噛み砕いた。喉と目と、どちらも焼けつくようだった。たとえようもない痛み。甲乙つけがたい酷い痛みだが、そう長くはかからない、はずだ。

「こいつ、ほんとに侍かよ、ヴァン。やっとうは持ってなくて、吹き矢や投げ針を使ったんだぞ。目つぶしの粉まできやがった」

「何? それじゃ、手下の方じゃねぇのか」

 髪がわし掴みにされ、手荒く顔を上げさせられた。左目も血が沁みて霞んでいるが、後から現れた方も、夜叉族なのは見てとれた。

 その背後に、女と子供がとらわれていることも。

「猿顔の小男でもねぇし、甥っ子とは、まるっきり似てねぇツラだな。どうなんだ、勝子様よ。この男前が、氷室征二郎なのか、えぇ?」

「そ、そうです」

 そうか、やっぱり、裏切者は勝子だったか。疑問が解けて、征二郎は妙に安心した。

「それならいい。中に連れ戻して縛り上げろ。ぱだかにひんむいてからな。他に得物えものを隠し持ってないか、あらためるんだぞ。いいな」

「あぁ。けど、女と子供らは、どうする?」

「みんな、裏の蔵にでも押し込んでおけよ。移動させるのは、暗くなってからだ」

 暗くなる頃には、どうせ、みんな終わりだ。身体が運ばれるのを感じながら、意識が薄れていく。征二郎は目的は達成できると満足した。

 そして、最期に、一人悪態あくたいを呟いた。

「『死なば、もろとも。魔界まで』」



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――



   【 解説/神通力じんつうりき横八門よこはちもんの基礎知識 】



1. 神通力の種類には、横八門(ごんしんそんこんけんかん)の方向性がある。


2. 艮門系ごんもんけいは、艮門波ごんもんはを出力するだけなので、男性体でも中性にならない。


3. 艮門波は、竜眼で送受信する竜気りゅうきのことで、弱い下艮門かごんもんを共感波とも呼ぶ。


4. 何れの出力門に適正があるかは、生得的に決まっているが、制御訓練は必要。


5. 七門系しちもんけいはそれぞれ偶数門から発現するが、神通力者と呼べるのは中門ちゅうもん以上。


6. 偶数門を二つ使える神通力者だけが、間にある奇数門の力をひらくことができる。


7. 各八門の中門と上門じょうもんの代表的な能力は下記の通り。 

 

第一門 北東・・艮門ごんもん……感知力、交感力。


第二門 東・・・震門しんもん……心話力、翻訳力。


第三門 南東・・巽門そんもん……遠話力えんわりょく、暗示力。


第四門 南・・・離門りもん……隔視力かくしりょく、予知力。


第五門 南西・・坤門こんもん……瞬動力、隔動力かくどうりょく


第六門 西・・・兌門だもん……念動力、浮動力ふどうりょく


第七門 北西・・乾門けんもん……変換力、変動力。


第八門 北・・・坎門かんもん……透視力、録画力。

               

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