第18話 心話力者セイギの推理
竜眼族が誰しも持つ〈
端的に言えば、互いの間に流れる
これは、竜眼を持たない異種族が、心に抱く〈共感〉とは別物である。
〈共感〉は、相手の立場や感情を自分の経験から類推できる認知力と言える。
一方、〈共感力〉は、
それでは、神通力であるところの〈
他人の心を簡単に読み取れる力と誤解されているが、事実は異なる。
〈心話力〉は〈共感力〉で受信した情報を言語に変換できる知覚力に過ぎない。
〈共感力〉を持たない異種族の思考に同調するのは、上門の〈
知識と経験を積み、時間と竜気を費やして尚、翻訳できないこともある
――神通力学基礎講座 講師セイギ――
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セイギは、知的好奇心を刺激されていた。
あの三毛が、あそこまで打ち解けた態度をとるとは。学院でさえ、あの子を寮生活に
「あら、セイギ。珍しく楽しそうだこと」
背後から、パレヴァが声をかけてきた。共感力というのは、不便なものである。どんなに制御しているつもりでも、感情波が強まると
「待ち人、来たりぬ、だ」
これ以上追求されないよう窓を指し示すと、パレヴァの関心が外に向いてくれた。弾んだ声になって、足取りも軽く、セイギの隣へ歩み寄ってくる。
「聖リンフジカが? いらしたの?」
「あぁ、三毛が連れてきた。ジャレンリーが出迎えて、身柄を引き取るところだ」
「あら、良かった。それじゃ、厨房にお給仕の用意をお願いして来なくちゃ。いいわね。セイギ。審問は昼食会の後ということで?」
「その点は、既に了承済だと思うが」
「確認しただけよ。あなたって、白黒つけるまでは、落ち着けない性格なんだもの。食事しながらだって、尋問を始めかねないでしょ」
「私の心情を
「そんなこと言ってないでしょ。だいたいね。昼食会だって、人物評価の手段じゃないの。それも、あなた自身が考えたんじゃなかったかしら。審問と
「問題は、我々が、聖女狩りの首謀者をいまだに逮捕できてないという事実そのものにある」
「それは、私たちの問題であって、聖リンフジカには、関係ないわ。あなただって、わかってるくせに。神通力で、船頭のジェイガと潮屋の勝子が、偽証していると読んだのだから」
「超常能力で得た情報だけでは、罪を宣告することはできない。裏付けとなる物理的証拠、ないしは、信頼に足る人物の証言を要する」
「だからこそ、聖リンフジカの証言を取ろうとしているんでしょ。あの方は、証人であって、もう容疑者じゃない。それを忘れないでよ」
パレヴァは刺々しく言い放つと、足早に部屋を出て行った。
どうして神経を
原因の一つは、互いが有する超能力の質的な違いだろう。神通力者は、学院で理論を学び、制御力を訓練するのだが、霊能力者は、師匠について芸能を磨き、感応力を習得する。当然、物事の見方や考え方も異質なものだから、同じ物を見ているはずなのに、異なる思考回路を辿って、全く別の結論に到達することになる。世界観の違いというべきか。
二つ目は、性差によるもの。神通力者の男性体は、
三つ目は、種族比の違い。双方とも混血なのだが、猩々族の特質は発現しておらず、一割未満。セイギの種族比は、竜眼・獬豸で、七対三。パレヴァは、鹿蜀・風伯が、六対四。ここまで相反する組み合わせだと異種族のようなものだ。当然、成長速度も全く違う。二人とも、〈推定寿命二分の一〉にあたり中年期に相当するので、現時点では同世代に見えるだろう。ところが、今年、セイギは五十八歳。パレヴァはまだ三十二歳。親子程に年が離れている。
そして、最大の要因は、信仰の違いである。理教はその名の通り理を尊ぶ。力に
理教徒には、妥協ができない。迎合もしない。無論、実際には屈することも間々あるわけだが、仕方ないなどと正当化できない。自らが信じる道をとれなかった場合、罪の意識を抱えることになる。血族第一主義で、調和と協調を重んじる虹霓教徒には、まずもって理解し得ないであろう。そして、公平を期して言うならば、セイギの方も、虹霓教徒の心情を理解できているとは言い難い。特に、霊楽師であるパレヴァの言動は、予測がつかず、驚かされることが多いのだ。
心話力者なら、他人の思考など簡単に読み取れるものと思われがちだが、それは過大評価である。心話が可能なのは、竜眼を有する竜眼族が相手の場合に限ったことで、思考回路が異質な異種族に同調する翻訳力は、長い経験と高い技術を要する。心を読まれる方も、秘密を暴かれるようで不快だろうが、読む方とて、心の闇を覗くのは不快なものだ。竜気も
一方、任務であるが故に極限まで竜気を注ごうと、時として読み取れない場合もある。今回のように。
「私を知っているか」
この問いは、心話力者にとっては基本中の基本。尋問を始める際の下準備のようなものである。通常は、被疑者の意識がこちらに集中するので、読み取りやすくなるのだが、リンフジカには全く同調できなかった。一般的に、獬豸は思考が聞きにくい種族ではある。とはいえ、セイギは獬豸系混血であり、同種系というのは同調しやすいもので、今まで
前回は、パレヴァに尋問を早く切り上げられたせいもある。相手が怪我人だから手心を加えたのか、リンフジカだから潔白だと信じたのか。何れにせよ、今日は、ゆっくり時間をかけて攻略するつもりでいた。難題に挑戦する機会でもあるし、自らが立てた仮説も検証できる。無論、聖女狩りに関する情報を得るのが、最優先課題であり、リンフジカが無罪か否かを判断するのが、審問の目的ではあるのだが、興味深いことに変わりはない。
「あなたは、ジャレンリーを気に入っているんでしょ。彼って、信頼できる人なの?」
息せき切って戻ってきたパレヴァが、唐突に切り出した。眉間に皺をよせ、不信感も
「能力的にか。それとも、人間性がか」
「口が軽いのではないかってこと」
「機密保持に関しては、全く問題がないはずだが。何か気になる点でもあったかね」
「彼、階下で、ユウリは慈雨の内子なんだって、聖リンフジカに話していたのよ。他の奴には口外するなって、釘はさしていたけど。あんなに大きな声なんですもの、誰かに聞かれていたかもしれないわ。そもそもよ、今、そんなこと、聖リンフジカに話す必要があって?」
パレヴァの声には不快感が滲み出ていた。三毛の身を心配しているせいもあろうが、ジャレンリーに対する嫉妬もあるようだ。最初から、パレヴァはリンフジカを自分たち樹宗徒の神聖な〈樹魂〉として敬っており、ジャレンリーが、『リン』と呼んで、親しげな態度で接しているのが許せないらしい。異教徒の分際で、馴れ馴れしくするなと言いたいところなのだろう。
「あぁ。それは、私が依頼しておいたのだ」
「あなたが? ユウリの
「正確には、話してみて、リンフジカの反応を〈聴き耳〉で確かめておくように言ったのだ。彼が、宰慈雨の娘と知って三毛に近づいたのではないという確証を得るためにな」
「呆れた。あの方が、ユウリを誘拐するために新河岸に来たとでもいうわけ? それで、権現山まで登って行って、番蜂にも刺されず、のんびりユウリを待ち伏せしていたって。学院からいつ来るかもわからないのに。そんな馬鹿げたこと、あるはずないじゃない」
「たとえ可能性が低かろうと、考え得る事案は、全て調査検証の対象とすべきだ。例外を設けるのは、私の主義に反するものでね」
パレヴァは大げさな溜息をつくと、セイギに背を向けた。呆れ果てて顔も見たくないという意思表示なのかもしれないが、同時に、リンフジカを出迎えるために、精神状態の切り替えを図ろうとしているらしい。確かに、審問官同士が意見の相違で衝突している姿を被疑者に
この十日で、およその状況は把握できた。聖女狩りの首謀者は、北上城に仕える武家の男と思われるが、まだ身元はわかっていない。新河岸で聖女を物色するにあたって、内部情報を提供したのは、潮屋の勝子に違いない。今の所、この男と接触するのを待って、泳がせているところだ。動機は、軍資金集めと見ている。生家の高峰屋が、北上城と密接な取引関係にある上、勝子の息子を領主の嫡男とするために、相当の金子を使った節もある。
そこで疑惑が生じる。いくら石店とはいえ、たかが一商家が、
渡し舟の襲撃については、生存者が少なくて、不明な点が多すぎる。首謀者が同じ男だと仮定すれば、仲間の勝子が被害者に回った理由は二つしかない。口封じの対象になったか、もしくは、高峰屋から疑いをそらすための芝居だったか。船頭のジェイガは、どんな依頼でも、金額が折り合えば請け負うという悪評の高い男であり、襲撃を未然に知らされていて、勝子を助ける役回りだったようだ。だが、誰からの依頼だったのかは、本人も知らない。敢えて知ろうとしないのが、小悪党連中の不文律なのだから、吐かせようもない。
今日までに上がった遺体は、全部で十七体。身元の確認ができた被害者が十名だから、残りの七名は、襲撃者ということになる。もし太刀傷を受けた乗客がいたことに気づかなければ、単なる衝突事故と見なしていたかもしれない。それ位、双方の船とも
パレヴァは、結界周辺で誘拐を企てるなど、そもそも愚の骨頂というもので、その直前に発生した濃霧や海の如く荒れ狂った川波は〈御大〉による神罰だと断言した。とすれば、死にかけたリンフジカも、神罰の対象になったということになり、〈御大〉は〈樹魂〉を結界内に呼び戻すものという、再来者説と整合性が保たれない。理屈が通らないとセイギは思う。だが、霊能力者に論理を求めたところで無駄である。ただでさえ危うい協調関係が、更に悪化するのを避けるため、反論するのは控えておいたのだが、セイギ自身は、もっと合理的な解釈があるはずだと信じ、一つの仮説を立てている。溺死した獬豸の魂は、あの世へ旅立った後で、息を吹き返した時には、別の魂が宿ったのではないだろうかと。
つまり、リンフジカは、虹霓教樹宗の〈再来者〉ではなくて、理教でいうところの〈転生者〉なのではないかということだ。
そう考えるに至った最大の理由は、ジャレンリーの報告にあった。四日前の打ち合わせの後、パレヴァが退席してから、ジャレンリーはセイギに頼みがあると言い出したのだ。
「リンは、理教の教えにかなり興味を抱いておりました。特に、転生について知りたいようです。審問の後、彼が望むようでしたら、説明してさしあげて下さいませんか」
審問で無罪が確定しなければリンフジカの身柄は、即刻、典院の牢に送られる。当然のことながら、審問官に質問ができる状況にはならない。つまり、ジャレンリーは、彼が無罪になると言ったも同然なのであった。
「審問の後、かね」
『後』を強調して問い返すと、ジャレンリーは、言外の意味を完全に理解したまなざしでセイギを見つめてから、重々しく頭を下げた。
「はい。自分からも、お願いいたします」
その時点では、リンフジカの誘拐未遂容疑が晴れてはいなかった。セイギが船頭のジェイガを尋問して、彼は被害者だったと確認できたのは、一昨日の話なのである。それでも、ジャレンリーは、自分は無罪に一票を投じると伝えてよこしたわけである。目下の
正直言って、驚きが禁じ得なかった。パレヴァは、当初から盲目的にリンフジカの無罪を信じ、声高に主張をしているが、ジャレンリーは、〈聴き耳〉の感触を過信して、安易に結論を下すような男ではない。裏付けとなる客観的な証拠が得られるまでは、自分の判断すら疑う程、職業意識に徹した捜査官である。通常ならば、公平性に信がおける男なのだ。それなのに、今回は、被疑者を落とすのではなく、落とされてしまったかに見えた。
学院では、これを『
危ないと感じたセイギは、単刀直入に尋ねてみた。
「君は、彼に惹かれているという自覚があるかね」
「正直な所、あります。人間的に、ですが」
「性的魅力は感じないと?」
「自分は男色家ではありません」
「だが、彼は獬豸だ。女性体にもなり得る」
「セイギ様。赤毛といっても、獬豸とみれば、襲いかかる男ばかりというわけではないのです。それだけは、どうか信じて下さい」
セイギは、それ以上、追求するのをやめた。ジャレンリーは、上手く言い逃れたが、彼に好意を抱いていることは認めた。自覚しているのであれば、まだしも良い。恐らく制御もできるだろう。感情にしろ衝動にしろ、後は当人が処理するしかない個人的な問題である。
だが、その会話の際に、ある記憶が浮上してきたのだ。セイギの個人的な問題として。
幼い頃に、封印された記憶。今となっては、知る者もほとんどいない過去。
「御縁あって、今生でも、お会いできました。来世でも、必ず再会できるでしょう。この先、何が起ころうと、私がそう信じていたと――それだけは、どうか信じて下さいませ、若様」
最後にこう言って、御家騒動の
もう一つ確かなのは、乳母は獬豸の女だったということである。そして、セイギの身を託され、数ヶ月の間、匿い守ってくれた、乳母の弟、エムも理教徒の獬豸だった。その彼も、結局は追手に殺された。セイギの目の前で。血まみれになりながらも、死力を尽くして、敵の暗殺集団と刺し違えてくれたが故に、セイギは生き残れた。
あの壮絶な最期の姿は、決して忘れられない。
何十年、何百年経とうとも、忘れようがない。
たとえ死んだとしても、忘れるべきではない。
あの日、セイギは、魂に刻み込まれる傷もあるのだと、身をもって知った。神経が焼け切れかける緊張に晒され、頭の中を
同時に、獬豸に対する畏敬の念が、心に
一つの人生を終えて、次なる命として誕生する際、原則として、記憶は消去される。ところが、強烈な感情が長く続いた場合――それが、愛情であれ、苦悩であれ――その想いは、心から魂へと浸透して行く。それを〈
恐らく、乳母は、セイギと他生の縁があったと信じており、前世の借りを返すために、我が身を投げ打ったのだと思う。だから、負い目を感じる必要はない、これで縁が切れるわけでもないのだと伝えたかったのだろう。
セイギ自身は、今生において、まだ、縁を感じる相手に会ったことがないが、もし、転生したエムに再会することができれば、絶対にわかると信じている。そして、この次は、エムを助ける立場になれるよう望んでもいる。
かくの如く、理教徒にとって、転生こそが教義の要である。生きとし生けるもの全てに共通した、ありふれた現象なわけだ。ただ、
ではリンフジカは、どうなのか。
複数の証言によれば、彼は瀕死の状態で発見され、川岸に引き上げられた。息が
混血児の機嫌をとる、獬豸の男――
愛想良く世間話に応じる、獬豸の男――全くもって、信じがたい。
虹霓教月宗の聖職たる鐘つきをかって出る、獬豸の男――理教徒にとっては、自殺行為だ。権現山の銅鑼の音は、霊力の増幅装置で、至近距離で浴びれば無事ではすまない。
獬豸は、極めて結束が固く、秘密主義に徹しているため、その種族的特徴は、観察し推測することしかできずにいる。ただ、喜怒哀楽を露わにすることを恥とみなす文化であり、怪力揃いでありながら、武力ではなく、談合で問題を解決する慣習であるのは間違いない。仕える主人に対しては、犬の如く従順で、決して裏切らないと定評もある。まさしく、理教徒の
そんな彼らだが、唯一つ、鉄壁の理性が剥がれ落ちるほど凝り固まった偏見を持っている。それが、炎摩に対しての生理的な嫌悪感、延いては、赤毛の男全般に対する強烈な拒絶反応なのだ。歴史的に見れば、警戒するのも当然といえる。今でこそ、炎摩族は少数種族だが、この地を支配していた時代には、獬豸の女子供、時には、少年すら問答無用で
「赤毛を見たら、声を出すな」
幼い頃から、そう叩き込まれて、獬豸は育つらしい。炎摩は、獬豸特有のかすれた声を好み、性的に興奮する。つまり、声を聞かせなければ安全だ、という理屈である。これは虹王国に限ったことではない。世界中どの国に住む獬豸だろうと、子供達に同様の教育を授けているはずだ。そのようにして、数百という世代を重ねた伝統、種族全体に
リンフジカは、ジャレンリーを質問攻めにしたようである。赤毛をものともせず、腰を据えて長々と。勿論、完全な記憶喪失なのかもしれない。あるいは、理教の聖職者という可能性もある。ジャレンリーは、そのように推測していたが。確かに、布教に携わる伝道師か、異教徒との
つまり、リンフジカの方も、ジャレンリーに好意を示したのに違いない。
赤毛を敬遠せずに談笑できる、獬豸の男――これは、あまりにも、想像を絶している。獬豸に
「彼には、第五の才があります」
まして、九克教徒に、こう言わしめるとは。獬豸としては、異例中の異例、突然変異だ。
かのリンフジカ大院長は、
ジャレンリーによれば、彼は理教について知りたがっていると言う。
よかろう。問われたならば、教えてやることにしよう。理解できるまで。
その代わり、こちらも、疑問に答えて貰うことにする。納得がいくまで。
「今日の審問は、学院が主導する番だな」
セイギが声をかけると、パレヴァが不審そうな顔で振り返った。
「わかってるわ。どうして、念を押すのよ」
今回ばかりは、君に邪魔して欲しくないからだ。君が正しいか、私が正しいか、確認できるように。
だが、セイギは本心を語ることはせず、ただ皮肉っぽく笑ってみせた。
「なに、確認させてもらっただけだ」
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【 解説 /
1. 炎摩族・・・・先が尖った細長い耳を持っている人族の総称。長身で筋肉質。
子犬のような垂れ耳で生まれ、単性化した男だけ立ち耳になる。
純血種は、鮮血色の髪、黄色の猫のような目。六本指。
聴覚に優れている。狩猟種族で生肉を好み、極めて戦闘的。
2. 成長固定型・・両性体で生まれ、六歳前後で、男か女へ単性化する。
力が強く優れている者だけ男になると信じられている。
3. 討伐対象・・・一旦
今はいくつかの隠れ里に潜み、山賊や密猟を
4. 九克教徒・・・・父親が認知した赤子に焼き印を押して、炎の洗礼を
母親が虹霓教徒で改宗させられない場合は認知しない。
5. 社会規範・・・男尊女卑に基づいた父権制で、強者がハーレムを作る。
弱肉強食、下克上を旨とする実力主義で、
兄弟の跡目争いを制した息子が、父親に挑戦して家長になる。
6. 恋愛事情・・・炎摩の女は、声が良くて強い男に群がり、歓心を買おうとする。
一人の女を巡って男同士が争えば、ほとんどが殺し合いに至る。
炎摩は衆道を好むため、少年を巡る男同士の闘いもある。
7. 結婚生活・・・一夫多妻制で、妻妾別居。夫は妻妾の住まいを渡り歩く。
正妻は優秀な息子を産んだ炎摩族の女の中から夫が決める。
女の浮気は許されないので、発覚すれば
但し、夫が怪我等で稼げなくなれば、妻妾から逆に見限られる。
8. 成人性別比・・・女性60% 男性40%
※単性化した時点では、男の方が多いが、少年の死亡率が高い。
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