第9話 誰にも歳を聞いてはならぬ。


   両性体であろうと、差別してはならない。

   異教の信仰と言えど、否定してはならない。

   他族の文化や伝統を、排斥してはならない。

   かく、法に定め命を下すのはたやすい。

   だが、今は誰も従おうとはしないだろう。

   まだ、機が熟しているとは言い難い。

   ここ、新河岸に、私は融和の種をく。

   そう、混血こそ、希望のかなめである。


                      ――斎王三世 日記――



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――



 さてはて、一体どうしよう? 

 倫子には、伝手つても金もなく、逃亡先のアテもない。勿論、自殺か餓死を選択するなんて願い下げだ。このままおとなしく死刑判決を待つつもりはない。かと言って、無実を証明する目処めども立たない。どうすれば、道が開けるのか。

 そこで、倫子はハタと気がついた。自分が、元の世界に戻りたいとは、欠片かけらも考えていないことに。当然のように、ここで生きて行くつもりになっていたことに。最初はぞっとした異形の男の身体にもいつの間にか慣れて、『兄ちゃん』と呼ばれることにも抵抗を感じなくなっている。元の身体は癌にむしばまれて、どうせ未来はなかったから、未練を感じるまでもないのかも知れない。あるいは、この身体を借りているのが何かの間違いで期限つきだと思えばこそ、この一時一瞬いっときいっしゅんが、貴重に感じられるのかも知れない。

 癌と宣告された後もそうだった。愛息子の事故死から抜け殻のようになって、自殺を考えたこともあったというのに、乳癌と診断されてから、逆に鬱病うつびょうからは立ち直って、再就職することすらできたのだ。もっとも、フルタイムで働けたのは、わずか三年に過ぎなかったけれど。

 今度は、どのくらい時間が残されているのだろう。それに、リンが死んだ場合、倫子はどこへ行くことになるのだろう。

 考え始めると、らちもない不安と疑問にさいなまされてきりがない。また額が痛くなるだけなので、倫子は堂々巡りを強制終了させた。

(駄目だ、もっと前向きになろう。マイナス思考はマイナス人生だぞ。うん、お母さんのモットー通り、明るく、くじけず、たくましく!)

 にもかくにも、誘拐容疑さえ晴れれれば、何とかなるはずだ。リンが聖女狩りの一味だったとしても、それはもう今更どうにもならない。考えても無駄なことは棚に上げて、そのまま消えてくれることを期待する。最優先すべきなのは、怪我を治すことだろう。それから、仕事を探して、お金を稼いで、住む所を見つける必要がある。  

 倫子には一つだけ切り札があった。すでに死線を一度越えたという事実。空しい希望と増していく痛み。喪失感と絶望感。いまだに鮮明などん底の記憶。あの頃の苦悩に比べれば、どんな状況におちいっても、まだマシだと開き直れると思う。それに、どうせ、これは他人の人生。倫子にとっては、オマケのようなもの。やれるだけやって駄目ならば、あきらめもつくだろう。この際、そう割り切るしかない。

 倫子は、自主的にリハビリを始めた。獬豸は頑丈にできてると言われたが、確かに、物凄い治癒力だった。あれだけ酷かった痛みが、刻一刻と和らいでいく。闘病生活で何より励みになるのは、たとえ少しでも良くなっているという感覚だ。衰弱していく一方で、ベッドに寝たきりになった時を思えば、起き上がれるようになったというだけで、気分的に張りが出る。但し、ここにあるのは、スプリングの効いたベッドではなく、板張りの床に敷いたむしろだ。蛇足ながら、この筵、ゴワゴワちくちくして、かつての倫子だったら、とても横になっていられないほど粗悪な代物なのだが、獬豸のリンは一向に平気であった。つまり、ここの生活水準は、この程度のもので慣れているのだろう。

 七日目の朝、ジャレンリーが巡回に来た時、倫子は狭い部屋の中でストレッチをやっている所だった。最近は、それぞれの足音を聞き分けられるようになっていたので、寝床に戻り、『まだ重病人です』とアピールすることもできたのだが、くだらない嘘をついたあげく、ばれるような羽目になったら、心証しんしょうが悪くなる。アンヤンの情報によれば、ジャレンリーは嘘を聞き分けられる凄腕の捜査官だそうで、わざわざ敵にまわしたくはない。そこで、そのまま立って出迎えることにした。深呼吸をして、息を整えながら。

 扉を開けたジャレンリーは、反射的に身構えて、右手で帯剣のつばを掴んだ。すぐにも左手でつかを握り、抜刀ばっとうできる体勢である。時代劇の殺陣たてを思い出すキレのある動きだが、それと実際に対峙たいじして切られる立場にはなりたくなかった。

(うわぁ、本気マジの殺気! 怖いよ、これは怖すぎるってば。温室栽培の大和撫子には刺激が強すぎます。そこまでで勘弁して下さい)

 どうやら、囚人が飛びかかって来るとでも思ったらしい。リンは体格が良く、長身のジャレンリーすら見下ろしているが、それだけで攻撃態勢と誤解されるとは。いつ暴れ回り始めるか知れない危険人物だと見なされているのだろうか。

 倫子は一歩下がって慇懃いんぎんに会釈をした。根性営業では土下座もするのがお約束だが、ピリピリしている今、派手な動きは逆効果となりそうなので。

 ジャレンリーの方も警戒しながらも、強いて軽い口調で話しかけてくる。

「もう歩けるようになったとは。随分と早いもんだな」

「おかげ様で、かなり回復してきました」

「それで、記憶の方も回復したのか」

「いえ、残念ながら、そちらは一向に」

「思い出すことができないのか。それとも、思い出すつもりがないのか。どっちなんだ?」

「できないだけです。思い出そうと努力はしているのですが」

「そうかな。本当に思い出したいと望んでいるとしたら、そんなに落ち着き払っていられんだろう。もっと悩んだり、焦ったりするものじゃないかね。だが、おまえの態度は全くの他人事で、たいして興味なしって感じにしか見えないな。リン」

 痛い所を突かれて、倫子は押し黙った。

 言われてみれば、そうかも知れない。リンフジカとは何者なのか、誘拐に関わっていたのか、一応興味はあるものの、心情的に切羽せっぱつまっているとは言い難い。はなから、リンフジカの記憶など、倫子には思い出せるはずがないと思い込んでいたので、余計に他人事の感覚だった。それとも、同じ脳を使って考えているのだから、倫子以前の記憶も残っていて、何かの拍子に、必要な情報を思い出すことができるようになるのだろうか。

 ジャレンリーが腕を組んだ。アンヤンとは比べ物にならないほどさまになっていてかっこいい。剣から手を放してくれたところが、より一層素敵ステキだ。

「どうだ、実は何も忘れてなどいなかった、と認めたらどうだ? それだけでは、別に罪にもならんぞ。新河岸は中立の立場だから、虹王領の武家や貴族の密謀には一切関わらない。どの家が、どんな理由で、お前をここに寄越よこしたのかは知らないし、知る必要もないと思っている。但し、おまえが聖女狩りの一味で、誘拐を目的として動いていたなら話は別だ。あるいは、単なる目撃者だったとしても、聖女様を無事取り戻すために、知る限りの情報を提示するのは義務であって、事情がどうあれ隠匿いんとくすれば厳罰の対象となる。おまえが秘密にしようとしていること以外に、打ち明けても支障がないようなこともあるだろう。たとえば、年はどうだ、話せるか。これは、お役目上の質問だぞ。侮辱しているわけでも、何でもないから、誤解するなよ」

「年を聞くことが、どうして侮辱になるのですか」

 アンヤンに年を聞いたら、激怒したことを思い起こして、つい問い返してしまった。別に質問をはぐらかすつもりではなかったのだが、ジャレンリーは、倫子に答える気がないと判断したようだ。じっとにらんでいるだけなので、倫子は弁明を試みることにした。

「申し訳ありませんが、本当に、私は何もわからないのです。自分の名前も年も。ここのしきたりも、ここに来る前のことも。全く何ひとつ覚えていませんし、何を聞いても実感がありません。そう、確かに、全て他人事としかとらえられない。噂話を聞き流している感じなんです。それで、関心がない様に見えてしまうのかもしれませんが、私だって、今回の事件の解決は望んでいます。被害者を保護して、家族の元に連れ帰ることができれば、どんなにいいかと思います。今後同じことが起きないように、犯人全員を捕まえて厳罰に処す必要があることもわかります。もし、何か手伝えることがあるのであれば、協力を惜しみません。ただ、今の所、私の現実といえるのは、この部屋の中だけ。ここで目覚めた後、教えてもらえたことに限られます。情けないけれど、要するに、赤子同然なんです。ですから、どうか教えて下さい。なぜ、年を聞くのが侮辱になるのかを。私は、既に、アンヤン――一人の少年を怒らせてしまいました。同じ失敗を繰り返したくないのです」

 ゆっくりと穏やかに話す。しっかりと目を見つめる。相手の情に訴えながら、自分は感情的にならない。営業の鉄則だが、倫子は、特に、説得力のある話術が得意だと評されていた。本職の捜査官相手に通用するとは思えなかったが、少なくともにらむのはやめてくれたので良しとしよう。

 何故か、今度は値踏みするような目つきに変わっていたが。

「どうやら、俺は見当違いをしていたようだな。その喋り方からすると、おまえは、豪族の家人けにんでも、武家の槍持ちでも、商家の手代でもない。ただの理教徒にしては、学がありすぎるし、弁も立ちすぎる。摂理師だか伝道師だか知らんが、とにかく聖職者だろう。となると、新院うちは管轄外だ。学院にお任せするしかないか」

 ジャレンリーは、赤毛をかきむしりながら独り言のように呟いた。それから、おもむろに向きを変え、扉を顎でしゃくった。

「部屋の外に出てみるか」

「え、よろしいんですか」

「怪我もだいぶ良くなったようだしな。それに、いつまでも赤子のままではどうにもなるまい。見聞を広げる頃合ころあいだ」

「仰るとおりですが、その前に、一つお願いが……」

「なんだ?」

「ジャレンリー様は、何歳おいくつなのか、教えていただけますか」

 ジャレンリーは、文字通り赤毛を逆立てて、しばし固まった。怒り出すかとも思ったが、次の瞬間には爆発するように笑い出した。

「――ったく、なかなかやるじゃないか。おまえは、狙った獲物は絶対逃がさない性質タチだろう。手を変え、品を変えて、ふところにいれるまで諦めない。俺もそうだが、獬豸には珍しい狩人タイプだな。まぁ、勘所かんどころが良いのは認める。確かに、新河岸にいる以上、何にも増して知っておくべきことだ。話してやる。座れ、リン」

 部屋を出るかわりに腰を落ち着けて、ジャレンリーは説明してくれた。倫子はなるべく口を挟まない様、聞き役に徹していたが、それでも延々二時間はかかっただろう。その話を簡単にまとめればこうだ。


 何故、他人ひと年齢としを聞いてはいけないのか?

 新河岸が、混血の寄り合い所帯だからである。


 混血の場合、必ず猩々族の血が混じっている。どの種族の血を、どの位の比率で引いているかによって、成長速度が違い、推定寿命も変わってくる。個体差が大きいので平均などは取れないのだが、猩々族の血が濃いほど、早く年をとり早く死ぬ傾向にある。当然のことながら、短命であれば、生活上の全ての面でマイナス要因となりる。だから、皆、自分の種族比は、個人情報として口外したがらない。一方で、就職や結婚の際に年齢を偽るのは罪になるし、身分や地位の高い相手から聞かれる分には、仕方がないとされている。つまり、直接年を問うのは、相手を見下しているか、結婚の申し込みをする時に限られるわけだ。同等の立場の場合は、喧嘩を吹っかけたり、馬鹿にしたりとニュアンスが微妙に変わるが、何れにせよ、敵対宣言に等しい。

 ジャレンリーが、『侮辱しているわけでも、何でもない』と念押ししたのは、あくまで職務質問だという意味で、アンヤンが激怒したのも、初対面で頭から馬鹿にされたと思ったからなのだ。尚、捜査官に対して年齢を尋ねるなどというのは、暴言もいいところで、その場で殴り倒されていても文句が言えなかったようだ。

「自分から年齢を告げれば、逆に、忠誠とか愛情の証となる。友情という場合もあるが、何れにしても、唯一無二といえる信頼があってのこと。非常にまれで、語り草になるほどだな」

「そうだったのですか……。それは、本当に大変失礼なことを申し上げました。アンヤンにも、改めて謝っておかないと……」

 恐縮した倫子が頭を下げると、ジャレンリーは怪訝けげんそうな声を出した。

「ふむ。アンヤンというのが、おまえが怒らせた相手か……。ここに、そんな名前の奴がいたかな」

「水や食事を持ってきてくれる少年なんです。雑用係なのでしょうか」

 倫子の説明に、ジャレンリーは、ポンポンポンと膝を打った。三回も。

「あぁ! と呼ばれてる見習いか。雑用係などと言ったら、余計に怒らせるぞ。頭の回転が速い分、小生意気こなまいき餓鬼ガキだろう」

「あの子が、見習い? 薬師様のですか」

「いや、医療生といって、医師の見習いだ。薬師は、あくまで虹霓教の聖職であって、異教徒はなれない。だが、新河岸には、理教徒や九克教徒の方が多いから、新院二寮では、外科を専門とする異教徒の医師も養成しているんだ。薬草の育て方までは教えないが、薬の調合ぐらいはできるようにな。医寮生になるには資格試験があるし、優秀な連中が集まってくる。あいつは入ったばかりの下っ端だから、雑用をやらされているだけで、いつまでも給仕役に甘んじているタマじゃなかろうよ」

 と言うことは、アンヤンは、医学部合格を果たした学生のような身分なのだ。確かに、知識は豊富だし、打てば響くように回答をくれる。ただ、話し方があまりにも子供っぽいので、有能なエリートというイメージにはそぐわないだけで。

「それにしても、あのはなぱしらの強い奴に年齢としを聞くとは……。いやはや、さぞかし見物みものだったろうな」

 ジャレンリーは苦み走った笑いを浮かべた。表情に柔らかさが出ると、なかなかの男前に見える。二枚目の殿様役は無理でも、渋い浪人役ならば務まるくらいに。

(うーん、この顔の濃さでは、丁髷ちょんまげは似合わないわね。やっぱり、洋画で刑事役かな。それより、記憶を失ったスパイの方が合うかも。復讐する殺し屋とか、24時間闘う男も捨てがたいし……)

 想像しているうちに緩んできた口元を隠しながら、倫子は軽く咳払いした。

「それはもう、すさまじい剣幕でしたね。また、口をきいてくれるようになるまで、しばらくかかりました」

「暫く?」

「えぇ、その日は、ずっと、けんもほろろで」

「ほう。たった一日で、怒りをいたのか」

「いえ、何かにつけて、いまだに怒らせています。大目に見てくれているようですけど」

「よく手懐てなづけたもんだ。あいつは、炎摩系には見えんが……、九克教徒だったかな」

 炎摩族というのは、耳が尖っている種族だ。ダークエルフを狂暴にした感じで、悪評高い九克教徒らしい。何をって、炎摩と言うのかはわからないけれど、イメージ的に良い気はしないし、ジャレンリーの様子もおかしい。急に目を泳がせて、口髭をなで始めている。そこはかとなく挙動不審だ。

「アンヤン自身は、まだ決めていないようです。親御さんは理教徒だそうですが」

 倫子が知っている範囲で答えると、ジャレンリーの視線がサッと戻って来た。 

「親は理教徒か。ふむ。そう聞いた時、おまえは、どう感じたんだ、リン」

「え?」

「理教徒に入信させたいと思わなかったか。あるいは、自分は理教徒だという気がしなかったか――というようなことだ」

「いえ、そういったことは全く感じませんでした。ただ、理教の教義は、もっと良く知りたいと思いましたね。獬豸は、ほとんどが理教徒だということですし、それに……」

「それに、何だ?」

「前世の罪を今生で償う、という教えには、興味をひかれまして。転生とは、どういったものなのか、教えていただけませんか」 

 正確には、倫子のように、前世の記憶をもっている者がいないかを知りたい、ということなのだが。理教の教えは、前世があることを前提にしている。とすれば、転生してきた者が、他にもいるかもしれない。少なくとも、先例はあるのではないかと思う。

 頼み方が前のめりになっていたのかも知れない。ちょっとばかり気負い過ぎていた自覚はある。引いた様子のジャレンリーに、すっぱりお断りされてしまった。

「やれやれ。九克教徒の俺には、完全な専門外だ。セイギ様に伺ってみるんだな」

「え! セイギ様、にですか」

 凍りつくような瞳の主を思い出して、倫子はたじろいだ。

 いくら営業で鍛えられていても、苦手なタイプはある。あの取り付く島もない、高飛車たかびしゃな態度の人物は、そのさいたるものだ。

「うむ。セイギ様は理教徒だし、比較宗教学の権威でもある。少々気難しい所がおありになるが、公平な判断をされる方だ。摂理師を紹介していただけないか、御相談してみろ。明日、二回目の審問が終わった後にでも」

 そうだ。今日で療養観察期間が終わる。明日は八日目。また審問官三名の尋問を受けることになる。そこで、どんな判決が下されるのだろう。一気に、不安が戻り高まっていく。

「私は、どうなるのでしょう……?」

 弱音がポロリと落ちた。

 ジャレンリーが黙って立ち上がる。立場上、話せる訳がないだろうし、倫子も答えが返ってくるとは期待していなかった。

 だが、扉の前まで行ってから、ジャレンリーは立ち止まり唱えた。それまでの軽い口調とは打って変わって、重々しくいかめしいともいえる声音で。

説克争せっこくそう――九克教、第五の教えだ」

「せっこくそう? どんな意味ですか」

「無暗に争い無駄に血を流すのではなく、ずは味方につくよう交渉し説得せよ――人としての最大の武器は、剣や弓ではなく、能弁のうべんだという意味だ。おまえには、間違いなく、第五の才がある、リン。その力を使いこなせば、切り抜けられるだろう。明日は、俺達に、自分が犯人の一味ではないと納得させてみることだな」



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     【 造語解説/九克教の九つの教え 】



1. 技克位ぎこくい・・・地位を求めるよりも、技能を磨き続けろ。


2. 鍛克病たんこくへい・・・病にかからぬように、心身を鍛えろ。

  

3. 戒克欲かいこくよく・・・常に自戒して、欲望に流されるな。


4. 志克家しこくけ・・・与えられるものに甘んじず、志を高く持て。


5. 説克争せっこくそう ・・・能弁の才を磨き、無駄に争うより説得せよ。


6. 貫克迷かんこくめい・・・迷い惑わされず、信念を貫き通せ。


7. 我克祖がこくそ ・・・出自にこだわらず、自我を確立せよ。


8. 備克危びこくき・・・危難を想定して、常に備えろ。


9. 潔克失けっこくしつ・・・失ったものに未練を持たず潔くしろ。 

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