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第9話」への応援コメント


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    ☆第6話☆
    【こんな姉なんかおらんわ】

     暁 一徹さん、おはようございます。

     毎度のことながら……。
     今回は特にですが、大変お待たせして申し訳ありませんでした。

      あと。

     先日は『物語の第15話』へのコメ返し、ありがとうございました。

     そちらへの返信と、もし、いただけるようであれば、今回のお話へのご意見へのコメ返しは『第16話』のほうでさせていただきますので、しばし、お待ちください。

      そして。

     前回からつづけてこの感想文を読んでいただいている『雪ひら』の読者さんがおられましたら、ありがとうございます。

     この部分ではじめて僕とお会いする方には、はじめまして。

     鑑ヶ原・水鏡(かがみがはら・みかがみ)と申します。

     気軽に『かがみん』って呼んでねっ☆


      ……さて。


     今回、(ようやく)『雪ひら』の『4人のキャラクターのメインルート』について、僕なりの『提案』とその『解説』をしていきたく思っています。

      ちなみに。

     その『4人のメインルート』とは、こちらになっております。
     

    ①妹・秋林和音(あきばやし・かずね)ルート
    ②同級生・笹森未羽(ささもり・みはね)ルート
    ③義理の姉・松倉澄美(まつくら・すみ)ルート
    ④クラスメート・藤村知弘(ふじむら・ともひろ)ルート
      

     なぜ、今回、このようなお話をさせていただくかと言いますと……。


     現時点での「この作品の一番の問題点」として、作者の暁さんもおっしゃっていましたが、

    『作品の土台が固まっていない』

     ことが、挙げられています。


     もともと、この『雪ひら』という作品は、

    『①妹の和音や、②同級生の未羽がメインルート』

     となって、進む予定のお話でした。

     その件につきましては「あらすじ」や「キャッチコピー」を見てもわかりますし、なにより、

    暁>>現時点ではやはり『妹(和音)ルートをメイン』に、「未羽ルートをサブルート」にして書いていきたいです。

     と、このように、作者の暁さん本人が『前回のコメ返し』でそのように明言なされていました。


      しかしながら……。


     現時点では、「あらすじ」にさえ登場していなかった『③義理の姉・澄美』がメインとなって、物語を引っ張っていくような展開となっております。

     また、そうなることによって、読者さんが、

    『物語の内容にブレを感じてしまっている』

     事態に陥っているということは、これまで挙げてきた『読み速の晒し企画』での、他の読者さんたちの感想をご覧いただければ、おわかりになられると思います。

      そこで。

     僕は、前回の【感想の第5話】で、

    「『物語の基本方針』や『着地点』をあらかじめ決めておいてはどうか」

     という、提案をさせていただきました。


      言うなれば、『作品の土台作り』ですね。


     さきほど書いた『4つのメインルート』とは、それらの『基本方針』を反映させたものです。

      ……当然。

     その、それぞれの「メインルート」には、さまざまな『長所』もあれば『短所』もあります。

     今回、それらの『提案』や『解説』をさせていただくことで、作者の暁さんの『作品創りの手助け』となればと思っております。


      以上、よろしくお願いいたします。





    【4つのメインルートについての『提案』と『解説』】

      さて。

     これから、それぞれのキャラクターの「メインルート」について解説していきますが……。


      その前に、ひとつお断りを。


     前回の感想文で、この「メインルート」については、

    『ギャルゲーなら……』

     という、例えかたをいたしましたが、これは必ずしも『恋仲になる』という意味ではありません。

     それだと「①妹・和音ルート」はともかく、「④クラスメート・藤村知弘ルート」だと、一部の(腐れた)女性読者の方たちだけが、ウホウホお喜びになられるだけの展開となってしまいます。

     もちろん、現時点ではそうするつもりはありませんが……。

      ただ。

     僕もただの「一般人」であると同時に、面白いことが大好きな『物書きのはしくれ』でもあります。

     ついつい筆があさっての方向に走って、



    「奏佑、オレ……。
      気のない素振りはしてたけど……。

     実は3年間、ずっと、お前のこと見てた……」

    「バカ、やめろよ、知弘っ……!
     お前のそんな太いの、俺のここに入るわけがっ……!?」

     めりめりめりめりめり

    「「…………ん゛んっ♡」」



     みたいな展開に(面白かったら)してしまうかもしれません。 
     
      しかし。

     あんまり図に乗ってこんなことばっかり書いてると、「カクヨム」は『R15』までなので、その規定に引っかかって、その文章を「削除」しなければならなくなる事態も起こりえます。

     そうならないように「エロい部分」は、なるべく「控えめ」に表現するようにいたしますので、よろしくお願いいたします。





    ①妹・秋林和音(あきばやし・かずね)ルート

    「ソウスケ、カズネ、イッショ。
      ユミモ、スミモ、イッショ。
     ズット、ズット、イッショ……」



      さて。

     それではさっそく『妹・和音ルート』について『解説』していきたいと思っているのですが……。


     またかよと思われるかもしれませんが、その前に、ひとつ、お詫びを。


     その『解説』についてなのですが……。

     最初はまず、各ルートの『長所』から挙げて、次に『短所』を提示し、そして、それについての『改善点』を提案していく形を取ろうと考えていました。


      ……しかし。


     作者の暁さんの、今までの返信や構想などを見ていくにあたって、この『和音ルート』には、ある『致命的な欠点』があることがわかりました。

      そして、それは。

     もしかしたら『和音ルート』自体が消えて無くなるかもしれないくらいの『根本的な欠陥』でもあります。

     ですので、今回はちょっと真面目なお話になりますが、よろしくお願いいたします。

     
      さて。


     さっそく、その『致命的な欠点』についてお話いたします。

     その『欠点』なのですが……。


     暁さん、あなた、もしかしたら「和音」というキャラに対して『あまり興味がない』のではないですか?

      もしくは。

    「和音」というキャラを『どう扱ったらいいかわからない』のではないですか?


     僕自身も、暁さんに対して『とんでもなく失礼なこと』を言っているという自覚はあります。

      しかし。

     今までの暁さんの「コメ返し」などを拝見させていただくにあたって、どう考えてもそうとしか思えないような反応がいくつも見られたのです。


      まず。
     『和音に興味がない』という点について。

     
     今まで、暁さんには僕の「感想」や「(勝手にキャラを拝借した)小話」に、さまざまなコメントを返していただきました。

     その中には、失礼にもほどがあるような駄文もあったことと思います。

     しかし、そんな駄文にも、暁さんには丁寧にコメントを返していただき、非常に感謝しております。


      ……ただ、それだけに。


     そんな丁寧にコメントを返される方なのに、こと「和音」というキャラに対してだけは、『物語の主人公のひとり』であるにもかかわらず、ほとんど言及されていなかったんです。

     この一点は、以前から非常に気になっておりました。

     暁さんが「和音」についてコメントされたのは、プロローグでの読者さんからの感想で、


    ・渡会 宏 2019年7月27日
    >>和音ちゃんが可愛い(*´ω`*)

    ・作者からの返信 2019年8月7日
    >>かわいいですね!


      もしくは。
     『第8話』での感想文のコメ返しで。


    水鏡>>(和音の容態が急変して病院に駆けつける)この役目は、義母の「由美さん」におまかせしてもいいかもしれません。

    暁>>私もそういうつもりです。
    >>(奏佑と由美の)二人の間に若干わだかまりがあります。
    >>もし和音を通じてそれがなくなったらいいと思います。


     いろいろと探してみましたが、たったこれだけだったんですね。

      しかも。

     これ、「和音」というキャラの『中身』については、「かわいい」ぐらいしか触れていないんです。

      確かに。

    「和音」というキャラは『主人公のひとり』であるにもかかわらず、登場したのは、現時点で「全19話」中、たったの『3話』だけです。

      もちろん。

     たったこれだけしか登場していなかったために、おのずと、作者の暁さんが「和音」について語る機会がほとんどなかったんだろうな、というのは良くわかります。


      ……しかし。


     この、感想文の順番は前後いたしますが、『第15話』の感想欄で、暁さんへのコメ返しを書かせていただきました。

     そのとき、僕は、

    『奏佑が、和音にねこ耳をつけたら』

     という内容の小話を掲載させていただきましたが、それに対してもまったくの『無反応』でした。

      また。

     これだけではなく「和音」に関しては、僕は、

    『反抗期になって兄の奏佑に暴言を吐く』
    『後述のアメリカ海兵隊員のボブ兄貴と微笑ましい英会話をする』

     など、いくつか小話を書きましたが、それらに対しても、まったくの『ノーリアクション』だったのです。

      これは。

    『どんなキャラの話をしてもなんらかの反応があって、その裏設定まできっちり創り込んである』

     暁さんという方からすれば、とても信じられないことです。

     その「なんらかの反応」が特に強かったのが、主人公「奏佑」の義理の姉の「澄美姉」で、以前、『第8話』の感想欄で「澄美姉」を『海外留学』させてはどうかという提案をさせていただきました。

     僕はそのとき、それをテーマにして、

    『澄美姉がアメリカ海兵隊員のボブに寝取られる』
    『まったく、澄美のボディは最高だゼ! HA―HA―HA!!』

     という小話を書いたのですが、そのときの暁さんの反応が、


    暁>>いやいや。奏佑的にも読者的にも(ボブは)悪いやつじゃないんですか!? 
    >>そんな展開は一部の人を除いてだれも望んでいないんです!


      と、非常にアツいものでした。

     この物語の今の時点では「奏佑」と「澄美姉」が付き合っているわけではないので、「寝取られる」という表現は適当ではないのかもしれませんが……。

      まあ、それはともかく。

     この「澄美姉」というキャラに対しては、作者の暁さんの『愛』がひしひしと感じられたわけですね。

      しかしながら。

     なぜここまで、暁さんは「澄美姉」に対しては思い入れが強く、「和音」には興味がないのか。

     それを裏付けるものを、先日、発見いたしました。


      それは、暁さんの『Twitter』です。


    「2019年5月14日」の暁さんのツイートの内容は、このようなものでした。


    嫁募集
    ・20代
    ・黒髪ロング
    ・カエル顔
    ・Dカップ
    ・170cm以上
    ・太め
    ・動物好き
    ・ピアスNG

    身長は170cm以下でいい!
    《注》原文をそのままコピペしております


      ……さて。

     ここから読まれました読者さんには、不親切で大変申し訳ありませんが、「感想欄での文字数の制限」の関係上、それぞれの「キャラの容姿」については『物語の本編』のほうから確認していただくとして……。

      次に。

     この『嫁募集項目』をですね、本作品のヒロインの『和音・澄美・未羽』、この3人がどれだけ満たしているのか当てはめてみます。

     なお、当てはまった項目には、それぞれのキャラの「頭文字」をつけさせていただきました。



    ①20代     澄  ‐  ‐
    ②黒髪ロング    ‐  未 ‐
    ③カエル顔    ? ? ?
    ④Dカップ    澄  ‐  ‐
    ⑤170cm以上 澄  ‐  ‐
    ⑥太め      澄  ‐  ‐
    ⑦動物好き    ? ? ?
    ⑧ピアスNG   澄 未 和

     

     ③と⑦に関しましては、物語中にそれとわかる表現がなかったので、どのキャラも該当しませんでした。

      また、⑧につきましても。

     耳なり鼻なり舌なりに「ピアス」をつけていたら、おそらく、暁さんのきっちりとした作風であれば、そのような表現を書かれていたように思われます。

     しかし、こちらもそういう文章がなかったので、これに関しては『全員該当する』という扱いにいたしました。


      さてさて……。


     それを踏まえてみると……どうでしょうか?

     なんと「全8項目」中『5項目』も「澄美姉」が当てはまりました。

     そりゃあ、他のキャラとは「思い入れ」が違いますよね。

     だって、言うなら自分の『嫁』だもん。

      また、ですね……。

     この「澄美姉」というキャラクター、主人公・奏佑の「義理の姉」なのですが、それゆえか、これは本編のここより先のお話になるのですが、

    「ふふふ、甘えん坊なんだから~」

     と、そんなことを言って、夜にベッドの上で「奏佑」の頭をなでなでしながら「ひざ枕」をしてあげつつ、優しく「奏佑」の相談に答えるなど、『姉属性』の王道を行くキャラでもあります。

     その『第15話』における「ひざ枕シーン」の詳細さは、


    >>坂井令和(れいな) 2020年4月19日
    >>膝枕いいですよね。

    >>座っていると太ももの肉はつぶれて広がり、付け根あたりがより柔らかくなってくる。
    >>この感触がとても好きだ。←詳細でうけました!いいですね


     と、ほかの読者さんからも、感想欄でつっこまれていたくらいです。

     だって『第15話』の冒頭から「417文字」にわたって「奏佑」が『澄美姉のひざ枕』のすばらしさについて延々と語っているんですよ。

     これも、暁さんの『姉属性への思い入れの強さ』を表す証明になっていると思われます。

      また。

     その『姉属性』に対する「思い入れ」の強さは、暁さんの今までのコメントの、いたるところから感じ取ることができました。

     それが最も強く感じられたのが、こちらのコメントです。


    暁>>赤の他人ならともかく、(姉が)弟に裸を見せつけるくらい大したものじゃないです。
    >>というか姉たるものは弟に裸を見せるべきです。
    >>これが姉の義務です。

    >>冗談はさておき……


     それ、ただの「痴女」やないけ、というツッコミはさておき。

     これも感想文の順番が前後してしまうので恐縮ですが、こちらは『第15話』の感想欄での、暁さんの僕へのコメ返しの一文です。

     僕はこちらのコメントから、非常に強い「思い入れ」というものをビンビンに感じ取りました。

     どんだけ『お姉ちゃんスキー』なんですか、あなた。

      しかも、ですね……。

     今まで挙げてきたこれらのこと、悪く言うなら「ただの妄想」かもしれません。

      しかし。

     良く言えば、これは『イメージトレーニング』でもあります。


     これが、どういうことかと言いますと……。


     常日ごろから、上に書いたような、

    『キャラに対する妄想(イメージ)』

     を、繰り返していくことによって、物語を書くとき以外にも、

    『こういう状況なら、このキャラはこういう反応をするだろう』
    『こちらがこう言ったなら、このキャラはこんなことは言わずに、このような返事をするだろう』

     と、「シミュレート」する訓練に、自然となっているのです。

      これを。
      個人的には『反応の取捨選択』と呼んでいます。

     それが、そのキャラに対する『練り込み』、または『掘り下げ』にもつながっていくわけなのですね。


      たとえば、ですね……。


     これは僕の考えなのですが、さきほどの暁さんのコメント、

    暁>>というか姉たるものは弟に裸を見せるべきです。

     このあたりからイメージしていくとすれば、

    『奏佑、脱衣所でお風呂上がりの澄美姉に出くわしてドッキリ♡』

     と、いったような状況が思い浮かびました。


     たいがい、こういった場合、

    「ごっ、ごめんっ!!」

     って言って、あわててドアを閉めるのは男の「奏佑」のほうです。

    「んもぅ……。

     ダメだよ、奏佑。
     女の子が裸でいるところをのぞいたりなんかしちゃあ……♡」

     って、ドアを少し開けて、いたずらっぽく、くすくす笑ってくるのは女子の「澄美姉」のほうです。



    ☆今日のゆかいな小話☆
    【お風呂場で、バッタリでビックリそしてドッキリはラブコメの王道】

    「まったく、もう……」

     脱衣所のドアから顔と肩だけ出しながら、澄美姉は、俺にくすくす笑いかけて言う。

    「しょうがないなあ……。
     奏佑ったらほんとにスケベ、略して奏スケベなんだから……」

     「うっ、うるせえな……」

     澄美姉から目を逸らしながら、そう答える俺。

      ……しかし。

     澄美姉のタオルを巻いた頭からは、甘いシャンプーの香りが、俺の鼻をそっとくすぐるように漂ってきている。


     俺はそんな風呂上がりの澄美姉に、ふと、目をやってみた。

     
     熱を持っているのか、吐息をはぁっ……と吐き出している、紅(あか)い、小さな唇。

     つやつやで、ほんのり桜色に染まった、きめ細かい肌。

     ドアで、肝心なところが見えるか見えないかのギリギリのラインのところで隠れている、その大きな胸の谷間には、つっ……と、ひとすじの汗が流れ落ちている。

      そして。

     さっき、一瞬だけ目に入ったんだけれど、洗濯カゴの中には、薄い青色のお揃いのブラジャーとパンツが、今日もまた、そのまま入れてあった。

     数えたことはないけれど、たぶん100回以上、

    「あのなあ、澄美姉……。

     こういう下着とかは、ちゃんと洗濯網にまとめて洗濯機に入れといてくれよ」

      って、言ってるのに。

     澄美姉は「はいはい」とか聞き流して、反省する気は全くない。

      ……いや。
      って、いうか、むしろ。

    「ねえ、奏佑。
     お姉ちゃんの脱ぎたてパンツ……頭から、かぶってみてもいいんだよ。
     奏佑なら許しちゃう♡」

     とか、なんとか言い出す始末。

      バカ言うな。

     そんなことしてるとこ、もし誰かに見られようもんなら俺の人生終わるわ。

    「……ねえ、奏佑」

      と、そこへ。

     ふいに、澄美姉に声をかけられて、俺はあわてて答えた。

    「なっ、な、なんだよっ……?」

     「奏佑……」

     澄美姉はさっきよりも、もっと、熱っぽい息を吐き出すようにして、俺に言う。

    「お姉ちゃんの裸(こと)……。
      もっと、じっくり見てみる……?」

    「ばっ、ばかっ……!?
      からかうの、よせよっ……!!」

     澄美姉は、いつもこうやって俺のことをからかう。

     俺は、どうしてもまともに見られないけれど。

      ちら、ちら……と。

     少しづつ、澄美姉のほうに目をやりながら言った。

    「そ、それに、さ……。
      そういうのは、もっと、ほら……。

     大切な人だけに、見せるべきだろっ……!!」

    「たとえば?」

     「たとえば、その、ほら……。

       アレだよ、アレ……。

       か、かっ、か……。

      彼氏、とか……」

    「あたし、今、彼氏いないもーん」

     スネるように、ぶーと頬をふくらませてみせる澄美姉。

      そっか……。
      澄美姉、今、彼氏いないんだ……。

     って。

     なんで俺、ほっとしてんだっ!?

     べっ、別にっ、澄美姉(コイツ)に彼氏がいようがいまいが、俺には関係ないだろっ!?

    「奏佑……」

     「なっ、ななっ……なんだよっ!?」

     あたふたしている俺の左腕を、澄美姉は、ドアから少し身を乗り出して、きゅっ……と掴んできた。

      ……ってか。
      澄美姉、それ以上こっちに来ちゃダメだ!!

     大事なとこがいろいろ見えちゃうだろ!!
      それ危(ヤバ)いからっ!
     ヤバいやばいヤバいやばいヤバいっ!!!

    「……あのね、奏佑」

     そんなことを考えていると、澄美姉の俺の腕を掴む力が、きゅぅっ……と、強くなったのを感じた。

      気のせいか。

     澄美姉の手も、声も……。
     さっきよりも、ずっと、熱っぽくなったような気がする。

    「あたしにとって、奏佑は……。

     とっても……とっても、大切な人だよ……。

      だから……」

     そして、澄美姉は。

      その、熱く潤んだ瞳で……。

     俺のことをじっ……と、見つめながら、言ったんだ。

    「だから、お風呂場(こっち)で……。

     お姉ちゃんのこと、もっと、いっぱい……。

      見てくれたら、うれしいな……♡」





     ……ああ^~、いいっすね^~♡
     えっちぃお姉ちゃん、最高でございますですね。

      そして、なにより甘酸っぱい。

     僕、こんな展開が大好物なのでございます、はい。


    暁>>というか姉たるものは弟に裸を見せるべきです。


     この、暁さんの考え自体は、否定するつもりはありません。

      ……ただ。

     注文をつけるとするなら、裸を見せるのはいいのですが、そこにちゃんと『女の子の恥じらい』のようなものが欲しいわけです。

      今回の「澄美姉」の例で言えば。

     お姉ちゃんとして、なんとか弟の「奏佑」のことをリードしてあげたい。

      でも。

      裸を見せるのは……。
      やっぱり、ちょっぴり恥ずかしい。

     そこのところの、ドキドキと高鳴る心音が、つないだ手から伝わってくるような……。

     積極性はありながらも、やはりスパイスとして『羞恥心』は欲しいわけですね。

    『羞恥』こそ、人類の生み出した『エロスの極み』なのです。

     このような描写がさらに詳細にできれば、実に『最高のワンシーン』になると断言いたします。

      ちなみに。

     僕の場合、このあたりの「イメトレ」は脳内で『3分』で余裕でした。
      仕上げには『3日』かけましたけど。


      ……と。


     まあ、ここは、僕の「妄想コーナー」ではないので、ここまでにしておきまして……。


    (以前の、良くできたキャラは勝手に動くという僕の発言を受けて)

    暁>>(澄美姉は)本当に困るくらいに勝手に動き出すんですね。
    >>この弟思いのエッチなお姉キャラは。


     それもすべて、暁さんの日ごろの「イメトレ」の成果の賜物だと思われます。

     物語の中からも、その成果が如実に表れているシーンがいくつも見受けられました。

     さきほど挙げた「ひざ枕」もそうですが、


    ♡「澄美姉」の「奏佑」への『弟ラヴ』な行動一覧♡

    ・病院での帰り道「奏佑」と腕を組んでおっぱい押しつけてイチャつく
    ・「奏佑」が義理の母の「由美さん」と仲良さそうに話しているのを見て「むぅぅ……」と嫉妬する
    ・「奏佑」のスマホの待ち受け画面に自分の写真を設定して「彼女で~す♡」的なイタズラをする
    ・「奏佑」の部屋に枕を持って「来ちゃった♡」と、突撃訪問
    ・「奏佑」の弱いところを指でつんつん攻撃
    ・ベッドの上で、ひざ枕しながらいろいろと「奏佑」の人生相談をしてあげる
    ・ベッドの上でイチャイチャと押し相撲する
    ・最後は赤ちゃんのように「奏佑」に甘えさせながら、そのまま抱き合って、ふたりで寝落ち


      ……って。

     (いい意味で)ひどいですね。
     (いい意味で)『姉属性』に対する『欲望と煩悩と妄想』全開じゃないですか。
     さすがは『圧倒的正妻オーラ』を放つ『嫁候補』と、言ったところです。





      ……大変申し訳ありません。

     本来ならば、この項で『和音ルート』について詳しくご説明しなければならなかったところなのですが、「澄美姉」とのイチャイチャを書いていたせいで『文字数制限』を大幅に超えてしまいました。

     だから筆にまかせて書くなとあれほど言ったのに。

      ですので。

     このあたりのところは、また『次回の感想欄』に掲載したいと思っております。


      そんなわけで、つづきますよ。

    作者からの返信

     久しぶりです、かがみんさん。またコメントをくれて、ありがとうございます。もう、わたしがなかなか作品を更新しないせいか、もうかがみんにフラれたかと毎日布団の中で泣いていました。よかったね、また付き合ってくれて。

     返信したい(ツッコミたい)ところがたくさんありますが、今回はこの作品のキャラ(ヒロイン)作りや思い入れについてメインに書きたいと思います。

     この作品に登場するヒロインといえば、妹の和音、同級生の未羽、姉の澄美この三人です。和音はあるアニメキャラを参考に、未羽と澄美は現実の誰かを参考に作品に取り入れます。

     では一体誰を参考にしたかと言うと、端的に言いますと、未羽と澄美は二人とも私の初恋の人から生まれたキャラです。そんなわけで、この話を続けるにはその初恋の人を少し話さなければなりません。

     私の初恋の人はとびっきりかわいくて幼い顔をしている人でした。見た目は儚いほど綺麗で、胸もそこそこあって、外見に関しては本当に申し分のない人でした。しかし、学生時代の私は結構むっつりで、そんな素敵な彼女なのに、なんか何か物足りないなぁと思っていました。

     それはエロさ、つまり彼女の雰囲気があどけなさ過ぎで色気を感じないというわけです。それがむっつり気質だった私は年上の姉に憧れ始めたきっかけだと思います。

     そして、その初恋の人に、私はもう一つ不満なことがありました。それは性格のことです。彼女はとてもわがままでマイペースな女でした。私の言うことを聞かないし、いつも私の意に逆らいます。私の理想と言えば、おとなしく、落ち着きのある、もっと控えめな女性です。決してそんな明るく振る舞う元気な馬鹿ではありません。

     では、なぜそんな女が私の心を掴んだというと、それは、彼女が自分本位になるのは私の前だけでした。本当はちゃんと思いやりがある人で、時々損をしちゃう優しい女です。それに、彼女がイタズラするのは大体してもいい時で、私を悲しめるイタズラは決してしません。だから、その『あなただけが特別です』と言わんばかりの態度に、私は恋に落ちました。

     ここまで来て、恐らくかがみんさんもお気づきになったでしょう。そうですね、実は未羽と澄美は二人とも私の初恋の人と理想の人との組み合わせです。

     未羽は初恋の人から見た目を、理想の人から性格を。対して、澄美は初恋の人から性格を、理想の人から見た目を、という組み合わせです。
    こうなると、未羽と澄美の行動パターンは作者の私にとっては簡単に思い浮かぶのです。未羽ならとにかく作者の好みに合わせて行動すればいいし、澄みならそもそも初恋の人そのものです。

     余計な話になりますが、最初は未羽への思い入れが強かったです。澄美への思い入れが強くなりつつあるのは、恐らく初恋の人とはもう会えなくなったのが原因です。

     では和音の行動はリアルの何かを参考にしたでしょう。その答えは何も参考にしていませんでした。私には妹がいますが、彼女はとても元気な人で和音のように植物人間だったわけではありません。なので、彼女の行動すべては私が想像力を絞り作ったものです。

     一応見た目と性格は『ごち〇さ』の『チノちゃん』と『メ〇ドラ』の『カンナちゃん』をバクったのですが、バクりはバクりなのでさすがに行動パターンまで掴めるわけがありません。

     そういうわけで、私が「和音」というキャラに対して『あまり興味がない』、と言うより、「和音」というキャラを『どう扱ったらいいかわからない』、と言った方正しいと思います。まあ、実際のところ、澄美ほど興味がないでしょと言われたら認めざるを得ないのですが……

     それに、今は出番少ないですが、和音を書くシーンに私は結構気合を入れていましたよ。特に第十話に和音が奏佑の顔に触れて何かを言おうとするシーンは私のお気に入りです。

     キャラの作りと思い入れについてはここまでです。あとはツッコミです。
     
     >>「バカ、やめろよ、知弘っ……!
     お前のそんな太いの、俺のここに入るわけがっ……!?」

    奏佑はウケだったんですね。私知りませんでした。

    >>「和音」というキャラを『どう扱ったらいいかわからない』のではないですか?

    よく気づきましたね。理由はわかりませんが、とてもうれしいです。


    >> 僕自身も、暁さんに対して『とんでもなく失礼なこと』を言っているという自覚はあります。

    本当のことだし、決して失礼なことではないです。むしろちょっとだけ水臭く感じましたよ。

    >>『奏佑が、和音にねこ耳をつけたら』

     という内容の小話を掲載させていただきましたが、それに対してもまったくの『無反応』でした。

    本当はとてもかわいいと思いましたよ。返信しなかったのはロリコンやミミフェチだと勘違いされたくなかっただけです!

    >>『反抗期になって兄の奏佑に暴言を吐く』
    『後述のアメリカ海兵隊員のボブ兄貴と微笑ましい英会話をする』

    ここはね、私はただ『ボブ』の存在を知りたくなかっただけです。いやもう、うちの和音に手を出さないでくれる? このモブボブめ!

    >>「2019年5月14日」の暁さんのツイートの内容は、このようなものでした。

    よく去年のツイートを発見しましたね。幸いなことに私は変なツイートをつぶやいたことがありません。

    >>また、⑧につきましても。
    耳なり鼻なり舌なりに「ピアス」をつけていたら、おそらく、暁さんのきっちりとした作風であれば、そのような表現を書かれていたように思われます。

    奏佑はピアスNGと言うほどじゃないですが、どちらかと言うと女にピアスをつけてほしくないです。未羽はピアスをつけないですが、澄美は時々つけます。

    >>【お風呂場で、バッタリでビックリそしてドッキリはラブコメの王道】

    かがみんのゆかいな小話(『ボブ』以外)はいつも楽しく読ませていただきました。本当にうまいですね。私もそういう風に奏佑とヒロインの恥じらうところをうまく書きたいですが、読者をドキドキされる力はやはり足りていないです。


    さて、ツッコミはここまでです。返信を楽しみにしています!