応援コメント

第5話」への応援コメント


  • 編集済

    <おことわり>
     こちらの感想文は、もともと、『読み速』というサイトの『小説の晒し企画』に投稿を予定していたものです。
     しかし、『読み速』さんの「仕様の変更」により、感想文の掲載が『不可能』になってしまいました。

     そこで、それを「再編集」した上で、こちらの『カクヨム』さんの「応援コメント」のほうに掲載させていただくことにいたしました。

     極力、『今回、はじめてこのコメントを読まれた方』にもわかるような編集を施したつもりです。

     しかし、その『読み速さんの晒し企画』を読んでいないと意味が通りづらい部分も多々あるかもしれませんが、なにとぞ、ご了承ください。
     
     
    <ごあいさつ>
     作者の暁一徹さん、カクヨムでははじめまして。

     僕は『鑑ヶ原・水鏡(かがみがはら・みかがみ)』と申します。

     と、言っても「誰だお前?」と、言われそうですが、「読み速」さんのほうでは『勇者・ああああ』という名前で投稿しておりました。

     今回、こちらの「応援コメント」の欄を貸していただき、ありがとうございます。

     さっそく、延び延びになっていた【第3回】を掲載していきたいと思いますので、例によって長い話になりますが、おつきあいのほどよろしくお願いいたします。
     
     
     
    【第3話・「ムッツリスケベ」って中国語で『冷漠好色者』って言うんですね】 

     さてさて……。

     前回(第2回)は僕が、

    『これからの物語の根幹に関わる』

     非常に重要なことに気がついた。
     
     そう、書いたところで話を終えました。

     ずいぶんと長いことお待たせしてしまいましたが、今回は、そのことについて(やっと)語っていきたいと思います。

     その『重要なこと』というのは、実は、これなんです。
     
     
    >>身長は百七十センチに近く、日本女性にしては背が高い。
    >>スタイルは全体的にむっちりとしているが、肉はつくべき場所についていて余計な贅肉はほとんどない。
    >>メイクで作られたみずみずしいツヤ肌に同じくメイクで伸ばされた長いまつ毛。
    >>色付きリップクリームでピンク色にした唇は柔らかそうに見える。
    >>茶色のロングヘアはおしゃれにするように工夫されており、今日は一部の後ろ髪をアップして、一つのお団子にまとめた。
     (中略)
    >>その目はきれいでみずみずしい。そして、吸い込まれそうなほど底がない。


     こちらは、第5話の『澄美お姉ちゃん』初登場のシーンですね。

     妹の「和音」の容態の急変に「奏佑」が学校から病院に駆けつけたときに、待合室で会った『澄美お姉ちゃん』のことをこのように描写しているのですが……。

     非常に丁寧で、きめ細かく出来ていると思います。

     実にエロさが良く表現できております……とは、(読み速での)第1回で書いた通りです。
     
      この点を踏まえまして……。
     
     次に見ていただきたいのは、『第11話』の「奏佑」と「澄美」が一緒に家に帰るシーンですね。
     
     
    >>ツッコミを入れるタイミングを逃していると、澄美は「エイッ」と俺の腕を絡めてきた。
    >>手に伝わる柔らかい感触は間違いなく胸の感触だ。
     
     
     僕からしたら、非常におっぱいおっぱいでうらやま死刑なシチュエーションなんですが……。

     そこへいくと、さすがはクールな「奏佑さん」です。

     そんな「澄美お姉ちゃん」に対して、このような『塩対応』を取っております。
     
     
    >>血の繋がりがないとはいえ、十年間以上もの間同じ屋根の下で暮らしていた姉だ。
    >>いまさらドキッとしたりしない。
     
     
     僕からすれば「ち〇ちんついてんのかてめェ」と言いたくなるような反応です。

     さすが「奏佑アニキ」、マジ、カッケーっスね(殺意)。
     
     
      ……と、それはさておき。
     
     
     もしかしたら、この時点でお気づきになられた方もおられるかもしれません。

     実を言うと、これこそが、

    『これからの物語の根幹に関わる』

     重大な問題だったんです。
     
     
      結論から言います。
     
     
    『男は興味のない女の人の容姿を、これほどまでに詳細に表現したりしない』のです。
     
     ひとことで言えば、表現が『丁寧すぎた』んです。
     
     これ、今後の展開を左右する、『非常に重要』なことだと僕は捉えております。
     
     
     冒頭でも書きましたが、当作品の舞台は「北海道・札幌市」です。

     なので、日本での例を挙げさせていただきますが……。
     
     
     夫婦にせよ、恋人同士にせよ、長いこと付き合っていくうちに、相手のことにだんだんと興味が無くなっていってしまうことがあります。

     嫁さんや彼女が、メイクや髪形を変えた。
     一緒にお出かけのときに、新しい洋服を着てきた。
     新しい料理を作ってくれた……など。

     悲しい話ですが、相手に興味が無くなることで、これらのことにまったく気が付かなくなってしまうということが、日本の男には良くあるんですね。

     これをキッカケにして、ふたりが別れてしまうというのもまた、よくある話です。

     日本では、このことは『倦怠期』と呼ばれています。

      それで、ですね……。

     だいたい、その原因っていうのが、

    『付き合いが長くなり過ぎて、特に相手にドキドキしなくなった』
    『相手の存在や、何かしてくれることが当たり前になってしまった』

     って、ことなんです。

      それを、踏まえた上で。

     さきほど挙げた「奏佑」の第5話に出て来た『澄美お姉ちゃん』の描写についてご覧ください。
     
     
      ……どうでしょうか?
     
     
    「十年間以上もの間同じ屋根の下で暮らしていた姉」の表現にしては、やたら『丁寧すぎる』と思いませんか?

      仮に……ですね。

     自分の立場で、親兄弟などの『家族』を文章で表すときに、こんなに念入りに、しかも、
     
     
    >>スタイルは全体的にむっちりとしているが、肉はつくべき場所についていて余計な贅肉はほとんどない。
    >>色付きリップクリームでピンク色にした唇は柔らかそうに見える。
     
     
     このような、『性的』とも思われるような表現を入れたりするでしょうか……って、ことなんです。

     それを考えると「奏佑」が、『家族』としか思っていない「澄美お姉ちゃん」のことを、このように感じるのはおかしくなってしまうんです。
     
     
     実を言うと。

     これこそが『一人称表現』における『最大の弱点』だと思っております。
      
    「一人称」の物語の場合、そのキャラクターの『性格』や『能力』、『知能』などに合わせた発言をしないといけないのですね。
     
     
     例え、素晴らしい表現が思い浮かんだとしても、それがその「語り部」となる『キャラクターの人間性』に沿った発言でなければ、

    「陽キャが突然、厨二病に侵された」
    「誰かと人格が入れ替わった」
    「バナナを踏んで滑って転んで頭を打った」

     等の特別な理由が無い限りは、『キャラクターの人間性』に『ブレ』が生じてしまうため、それを使用することができなくなってしまうのです。
     
     
      はっきり言います。
     
     
     作者の暁一徹さんは、これまで発表されてきた今までの『読み速さんでの晒し作品』の中でも、かなり高い『表現力』や『文章力』をお持ちです。

      確かに。

     一番最初のプロローグのときは、まだまだ日本語が不慣れな点がいくつか見受けられました。

     それとともに、おかしな表現もいくつか見受けられたのは、(晒し企画での)他の方のコメントにもあった通りです。

      しかし。

     それも物語が進んでいくにしたがって、日本語が次第に上達していっているというのが目に見えて分かってきます。

     おかしな表現も、それにつれてだんだんと無くなっていきました。

     最新話に関しては、僕よりも何倍も文章が上手いくらいです。

     これも、作者さんの日々の努力の賜物でしょう。

     それについては文句のつけようがありません。

      ありません、が……。

     しかし、この『澄美お姉ちゃん』の表現に関しては、作者さんのその能力の高さが完全に『仇』になってしまっているわけなんです。
     
     
    >>例えば私は奏佑くんを『姉に欲情しないとかあれこれ地の文で言い訳しつつも膝枕で姉の太股を堪能するムッツリ』と思っていますが……(以下略)
     
     
     こちらは、(晒し企画にあった)『4月13日11:14PM けのん』さんのコメントです。

     これなんか、その『問題点』を的確に突いていますよね。
     
     
     だって「奏佑」お前……。

     いくら『姉に欲情しない』とか言ってても、病院の待合室で「澄美お姉ちゃん」のこと上から下まで舐め回すように見とったやんけ!
     
     
    >>色付きリップクリームでピンク色にした唇は柔らかそうに見える。
     
     
     これなんか、絶対接吻(せっぷん)したいと思ってる人間の発想ですよ。

     少なくとも、「姉」に対してこう思う「弟」なんていません。

     気持ちはすご~く分かりますが、まったく、とんだムッツリ野郎ですね。

      おそらく……ですが。
     
     けのんさんもその部分に、すでに気がついておられたのかもしれません。
     
     
    >>欲望のままに行動するスケベキャラは作品に出ないと思います(4月14日作者さんの晒し企画でのコメント)
     
     
     もう、すでに出とるやんけ!
      しかも最初からァッ!!
     それも主人公ォォォウッツッツ!!!
     
      あっ、そうかっ!!

     だから、主人公の名前が『奏スケ』だったんですね!!(絶対違う)
     
     
      ……確かに。
     
     
     どうせ男子高校生なんざ、女の子の『顔と乳と脚と尻』しか見てない生き物です(暴言)。

      そう、考えれば。

     姉とは言え、高校生の「奏佑」が「澄美」に対して『性的なもの』を感じてしまうその気持ちというのは、痛いほどわかります。

      また。

     こちらを読まれている男性読者の皆さんで、『リアル姉』がいない方ならば、この気持ちはご理解いただけることと思っております。
     
     
     ただ、そうなると……。

    >>(胸を押し付けられたところで)いまさらドキッとしたりしない。
     
     この一文で、「奏佑」の『心情の整合性』が取れなくなってしまうわけなのですね。
     
     
    「そんなこと言ってるけど、ホントですかぁ……?

     本当は、男性機能に血が集まってきてるんじゃないですかぁ?」
     
     
     さきほど挙げた「澄美お姉ちゃん」の『性的な表現』を見る限りでは、どうも、そんなゲスいことを考えざるを得ないんですよね。
     
     
     
    【第4話・気弱なメガネっ娘……いいですよねデュフフ♡】

      しかし、ですね……。

     僕は、別に『細かい表現をするな』と、言っているわけではありません。

      例えば。

     こちらは『第1話』で出てきた、「奏佑」が好きな『同級生の笹森未羽(ささもり・みはね)』の表現になりますが……。
     
     
    >>名前は笹森未羽(ささもり・みはね)。
    >>学校では知らない人がいないほどの優等生だ。
    >>身長は一五五センチでやや小柄。
    >>スタイルは人並み程度だが、顔はよく整っている。
    >>飾りけのない清楚な顔立ちに、目印のような長いポニーテール。
    >>ちゃんと校則に従った着こなしはまさに優等生らしい。
    >>濡羽色の髪からか、それとも白い肌からか、彼女の周りには、いつもナチュラルな匂いを微かに漂わせてくる。
     
     
     この「笹森未羽」に関しては、主人公も『好き』だと言う感情があるので、ある程度細かい表現をしてもOKでしょう。

      むしろ。

     この前で挙げた「澄美お姉ちゃん」とは対照的に、その表現が細かければ細かいほど、「奏佑」が「未羽」のことを「興味深く見ている」、つまり、『好き』だという気持ちが読者さんに伝わると思います。

      ただ。

     いくら、細かい表現をしてもいいと言っても……ですね。
     
     
    『未羽のポニーテールの根元を結ぶリボンは、昨日は赤だったが今日は青の水玉模様になっている』

    『たぶん、シャンプーを替えたんだと思う。
     その、未羽の長い黒髪の匂いは、昨日までは甘い果物系の香りだった。
     今日は、ナチュラルなローズマリーの香りがする。
     俺は、そのかぐわしい芳香を、未羽に気づかれないように思う存分吸い込むことで一日の始まりを感じる』

    『その、すらりと伸びた白い柔肌の脚を包む、学校指定の黒のハイソックス。
     昨日履いていたものと比べて、ふくらはぎへのゴムの食い込みが若干強いように見える。
     確かに、見た目だけで言えば昨日のものと変わらないが、どうやら、毎日ちゃんと洗濯したものに履き替えているようだ、俺にはわかる。

      ただ。

     俺は、女の子は靴下は履き替えずにいて欲しいほうだが』
     
     
     とかまでやり過ぎてしまうと「奏佑」が「ムッツリ」を超えて、ただの『ヤバい人』になってしまうのでお気を付けください。

    「未羽たんデュフフ♡」とか言い出しそうですよね。

     なにごとも「ほどほど」が肝心なのです。
     
     
      あと……ですね。
      これは完全に僕の好みですが。
     
     
    「未羽」が『清楚な顔立ちの優等生』であるのなら、

    ・「メガネ」をした『学級委員長タイプ』
    ・「メガネ」をして腕に生徒会という腕章をつけた『生徒会役員タイプ』
    ・ハードカバーの本を抱いて「メガネ」をした『図書委員タイプ』

     で、あって欲しかったです。
     
     要は『メガネっ娘(こ)』ですね。
     
     
    「あっ……あのっ、あのっ……。
     だ、男子の皆さぁんっ……。
     図書室では、騒がないでくださぁいっ……!
     そ、そ、そんなことしたら、だっ、ダメですぅっ……!

      ……あっ。

     ごめんなさい……。
     私が……いちばん……騒いだりして……。
     ごめん、なさ……い……」
     
     
     責任感が強いんだけど、気は弱いので、怒った後にしょんぼりしてちょっと泣いちゃったりする感じだと実に良し、です。

     こういう押しに弱そうな女子は、僕、とっても大好物なんですねデュフフ♡
     
     
      ……まあ、それはともかく。
     
     
     このままだと、暴走して自分の性癖を語るだけになってしまいそうなので、話を戻します。
     
     とりあえず、さきほどの「澄美お姉ちゃん」の描写の件なのですが……。

     もし「奏佑」が「澄美」のことを『家族』だと思っているのであれば、このような表現になるのではないでしょうか。

     ちょっと、一例を挙げてみますので、参考にしてみてくださいね。
     
     
    >>名前は松倉澄美。苗字が違うのは血が繋がっていないからだ。

    >>もともと、10年以上も同じ屋根の下で暮らしていたが、〇年前に東京の医科大学に通い始めたことがきっかけで、札幌(ここ)を離れて上京し、一人暮らしを始めている。
    ※現時点で「澄美」の年齢がわからなかったため『〇年前に』としてあります。

    >>身長は、170ある俺とほぼ変わらないから、女の中では高い方だと思う。
    ※こちらの「奏佑」の身長も、設定に合わせて変更をお願いします。

    >>なんでも、東京では勉強のかたわら、そのスタイルを生かして、アルバイトでグラビアアイドルなんてやってるらしいのだが……。

    >>まあ、今はそんなことはどうでもいい。

    >>今、なによりも大事なのは(妹の)和音の容態だ。
     
     
    「えっ……たったこれだけ?」

     と、思われるかもしれません。

     そうです。
     たったこれだけです。

      しかし。

    『家族』に対しての表現であれば、これぐらいで「あっさり」終わらせていいと思います。

      それに、なにより。

     この『第5話』の病院のこのシーンでも、「奏佑」の一番の関心は「澄美お姉ちゃんの容姿」ではなく、『妹の和音の容態』にあります。

     そういう意味でも、この非常時に「お姉ちゃんのスタイル」について事細かに説明しようとするのは、ちょっと『不自然』になってしまうのですね。

      ……あとは。
     
     
    >>特に(澄美の)下半身はスカート一枚で色白な太ももは丸出し状態。見るだけでこちらまで寒くなる。
    >>俺は澄美の足に視線をやる。かかとの高いブーツだ。
     
     
     作品内でこのような表現がありましたが、こんな感じで、

    『澄美がこういう行動をとったから、俺はそこに目をやった』

     と、いう具合に、動作に合わせて「容姿の表現」を混ぜ込む形を取っていくと、文章も自然な仕上がりになるのではないでしょうか。

      要するに。

    「澄美お姉ちゃん」に関しては、弟の「奏佑」の『感覚』や『立場』から考えてみれば、『他人事』のように書く必要性がある、と、言う事なんですね。
     
     
      ……ところで。
     
     
     ここまでの僕の提案に、このコメントを読まれている皆さんの中にも、

    「いちいち細けえこと言ってんじゃねえよ。
     どうでもいいじゃねえか、そんなこと」

     と、思われた方もおられたかもしれません。

     もし、そのように思わせて、閲覧者の方を不愉快な気分にさせてしまったとしたら、それに関しては申し訳なく思っております。

      確かに……ですね。

     僕もこの作品が、今の「小説投稿サイト」では主流である、

    『異世界に転生してバーン!』
    『チート魔法で敵キャラたちをドカーン!!』
    『美少女たちとハーレム作っていや~ん♡』

     みたいな「勢いで読ませるタイプ」の作品であったなら、いちいちこんな細かいことは言いません。

     僕が問題視している「表現」についても、

    「ああ、なんかエロいこと書いてんなー」

     で、終わりです。

      むしろ。

     今まで長々と書いてきた指摘なり提案なりは『野暮』ですらあります。
     
     
      しかし……ですね。
     
     
    >>この作品は、主人公が植物人間だった妹との同居生活を通じて、進路や恋愛への迷い、そして姉が上京したことによる寂しみなどの困難を乗り越えることをテーマにして……

     こちらは、『読み速さんの晒し企画』冒頭に掲載されていた、作者さんによる当作品の解説文の一部です。

     要は、この作品のテーマは『人間ドラマ』なわけです。

      そうなると……ですね。

     今回、例として挙げた『奏佑と澄美の関係性』のように、そこのところに『ブレ』が生じてしまうと、『物語の土台』自体がガタガタになってしまう恐れがあるのですね。
     
     
     ですので、なるべくこういう「設定」や「物語の方針」に関するところは、早いうちに『修正・統一』しておく必要があります。
     
     
     さきほど挙げた「勢いで読ませるタイプの作品」なら、そういう「雑」な部分も『味』になったりとかもするのですが、本作品のように『人間の心情を細かく描くタイプの作品』であれば、

    『あのとき主人公はああ言ってたのに、今回の話では主人公はまるで違う態度を取っている』

     みたいな事態になってしまうと、読者さんをいたずらに戸惑わせることになってしまって、それはいずれ『物語の致命傷』にもなる危険性を孕んでいたりするわけです。

     物語がかなり進んだところで、こういう『作品のブレやキズ』に気がついたりなんかすると、

    「第5話では主人公は『A』って言ってたけど、第32話で『B』って言ってたからこれを『A』に修正して、その上で、前後の文章のつながりも手直しして……」

     と、言った感じで、あとあと修正が大変になってしまいますし、また、それがキッカケで作者さんが、

    「ああ、もう、めんどくせえ、やーめた」

     と、作品を書くこと自体を放棄してしまう、いわゆる『エタる』というやつですなのが……。

     残念ながら、そんな事態になってしまった作品を『読み速さんの晒し企画』の中だけでも、僕は今までいくつも見てきてしまいました。
    ※なお、この『修正が大変でエタる』件については、この前の「読み速さんの晒し作品」である『マインドブレスレット』の感想の後半部分でも述べておりますので、よろしければ読まれてみて下さいね。
     
     
      確かに。
     
     
     これが「仕事」とか言うならともかく、投稿サイトの小説は、基本『無料』で作者さんに書いていただいているわけです。

     それなのに、すっかり気持ちの萎えてしまった作者さんに、それでも『完結まで作品を仕上げろ』と言うのは、なかなか酷な話だと僕は思っています。

      ……とは言え。

     おそらく、どの作者さんも、最初はきちんと『完結』させることを考えて、作品を書き始めていることと思います。

     少なくとも『途中でブン投げてもいいや』みたいな感じで、作品を書き出す方はおられないと思います。

     作品を書く人間であれば、誰だって『エタり』たくはないはずです。
     
     

     ……すみません。

     このあと、駄文がまだまだダラダラとつづくのですが、

    『本文を10000文字以内で入力してください』

     と、出てしまったため、連続して掲載することができなくなってしまいました。

      ですので。

    【第5話】は『第6話』の感想として投稿させていただきます。

     
      そんなわけで、つづきます。

    作者からの返信

    鑑ヶ原・水鏡さん(それとも勇者・ああああさんの方がいいかな)、こちらでははじめまして、ですね。また詳しいコメントをいただけてとてもうれしいです。

    澄美お姉さんの表現への指摘は分かりましたが、ここは少し反論をさせてください。確かに姉のことをエロい目で見る弟なんてあまりいないですが、奏佑の場合は少し違うと思います。作者の私がうまく書けていないせいで、読者さんが気付かないかもしれませんが、実は「奏佑はちょっとしたツンデレで独占欲が強い男」という設定でした。特に澄美お姉さんの前では素直になれず、言動が乱暴になり態度が刺々しくなる傾向があります。姉のことを多少異性として意識をしていることに、今の奏佑はまだ気付いていないので、彼の言動にはちぐはぐなところがあります。つまり軽度のムッツリだったんですよ、奏佑の野郎は。

    もちろん上に書いたのはあくまで作者の設定です。それを読者さんに伝えられないなら何の意味もありません。なのでここはじっくり考えさせて改良させてください。改善案の一つとして、姉の容姿を描写する時は控えめに書くつもりです。さりげなくエロい表現を入れるのってそれはそれでアリかもです。

    鑑ヶ原・水鏡さんはどうやらメガネっ娘が大好きなようですね。メガネと言えば赤メガネ一択です、個人的には。せっかくの提案ですが、残念ながら今回は却下させていただきます。その理由はメガネっ娘が私の好みじゃないからです。嫌いわけじゃありません。単純に好きじゃないです。なぜなのかは知りませんが、リアルならこそこそ好きなのに(特に赤メガネ)、漫画やラノベの話になると、メガネっ娘に抵抗があります。

    更新が遅いですが、この作品を途中でやめるつもりはありません。必ず最後まで頑張ります。