第25話 クール美人の着替えを覗き見る


涼葉「漫画楽しい。」


鈴木「鼻歌混じりに涼葉さんが、リボンを外して……。シャツのボタンに手をかけました。上を二つ外し、ブラジャーが見えてきました。それを少し押し上げる小さな胸。明彩さんよりは、小さな胸ですが、魅力的です。」


涼葉「エッチな漫画読んでたら、ひとりエッチしたくなった。」


鈴木「――エッチな漫画だったんですか?! パンツ脱ぎはじめてますよね! スカート捲って……そんなことおぉ。でも、正直、可愛いです。ドキドキして心臓の音が聞こえてしまいそうです」


涼葉「ん?」


鈴木「どうかしましたか?」


涼葉「誰かいる?」


鈴木「いません!」


涼葉「見られてる。……お姉ちゃん?」


鈴木「俺が隠れているクローゼットの方に、涼葉さんが近づいてきます……。俺、このままだと、死ぬ。ひとりエッチを覗き見した罪と不法侵入で殺される……。」


涼葉「そんなわけない……。」


鈴木「――あっぶぅ。……あれ?! 涼葉さんが一度部屋から出ていき、またすぐに戻ってきました。って――――手に、包丁持ってるんですけど!」


涼葉「いるなら、出てきて。今出て来たら、見逃してあげる。」


鈴木「嘘ですよね!? 刺す気満々ですよね! 変な汗が止まりません。でも、あんなセクシーな涼葉さんにだったら、刺されてもいいかも。ドMか。ってバカなの! 思わず1人でのりツッコミ……。俺、生死に関わるピンチで、テンパってます。」

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