男子「見えるって……、あなたは何者ですか？」

青年「う〜ん。世間的には、占い師ってところかな。まぁ呼び方は問題じゃなくて、ようは信じるか信じないか。これから起こることを見れば、君もこっちの世界を受け入れるしかないと思うけどさ。」

男子「こっちの世界って、なんですか？」

青年「そう焦りなさんな。念のために聞いておくけど、君の名前は？　多分、海に関係するものだろ？！」

男子「鈴木ですけど……。」

青年「あぁやっぱり、間違いないよ。この謎は単純さ。君は『スズキ』魚ってこと。で、あっちのお嬢ちゃんは、デカイぞぉ。」

男子「（全く理解出来ない……。）」

青年「ちょっと、イカを買ってきてくれないか？　なるべく新鮮なのを頼むよ。」

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