第7話ぼっちオタクと強者リア充
書店での会計を済ませていた
友人(たぶん)の立花百合さんは、わたしを見て驚いていたな。
それが、不思議で可愛いと思った。
それからは、お互い沈黙で
帰路に就き、次の日。
「あっ!おはよう
「お、おはよう立花さん」
教室に先にいた蒲池さんがわたしに
挨拶しました。
周りにいたリア充さんは、
円状に歓談していたのでしょうか?
立花さんの複数の友人さんはわたしを
吟味な視線を向けます。
「わ、わたし・・・これで!」
「えっ?ま、待って蒲池。
放課後、一緒にわたしと遊ばない!」
「・・・わ、わたしと?」
机へ行こうとする足を止め
立花さんを見ます。
どうやら、立花さん自分の行動に
戸惑って目を泳がせ頬が
赤らめている。
え?そ、その反応されると・・・
「ユリ・・・ど、どうしたの?
いつもは、誘うことなんて
ないのに」
「やぁ、お、面白いなぁー
思ってねぇ」
友人の言及のようなセリフに
しどろもどろに応える。
そんな反応にその、友人はわたしを
目を短くして牽制の睨み。
こ、恐い!思い出した!ポニーテール
の立花さんの親友さんだ。たぶん。
「は、はい。放課後なら
「そ、そう。ありがとう」
「いえ、こちらこそありがとう
ございます」
まさか、お礼されるとは思わず
それが、スクールカースト最強で
降臨している立花さんなので
恐縮です
・・・少し大袈裟だと、自分でも
思っているけど、感情の気持ちはそうでした。
そして、放課後です。
「お、お待たせ。ごめんね
友達がヤバイぐらい長くて」
両手を合わせてわたしの机の前へ
謝罪する立花さん。
腰を上げる。
「そ、そんなことありませんよ!
わたしなんかのために
急いで話を無理に終わらせて
申し訳ないですよ」
後ろで、リア充の友人に遊ぼうぜ!
あの子をほっておいてカラオケ!
・・・背中を浴びるような
侮蔑と声。
振り向く勇気がなくずっと本を
向けていました。
「それ、やばくない?人を
簡単に価値をつけて」
と声音はいつもどおり。しかし
刃のように鋭い言葉に
息を呑むのが背後からでも伝わる。
「か、蒲池なに、どうしたの。
今でも泣きそうなんだけど?」
「ふぇ!?き、気のせいです。
わたしいつも目には潤っているん
です」
我ながら、言い訳が下手すぎる。
思考がめちゃくちゃだと、
いつもこうなる。
「まぁ、いいけど。
ほら行こう、行こう!」
「う、うん」
「ちょっと、待ったーーー!
わたしも同行させてもらうわ」
クールな声でしかし焦りを容易に
分かってしまうのは、
ポニーテールの親友さんでした。
「あー、スイも。なんかエモいよね」
「それな・・・じゃないわね。
エモくないから!」
「けど、ヤバみだったよ。
スイは、顔よりも声がエモすぎる」
「う、うるひゃい!」
ど、どうしよう。会話がまったく
わからない。
やばみ?エモい?なにそれ
「いい、わたしの名前は
監視―――じゃなく遊ぶわ」
今、監視って言っていた!?
「わ、わたしぃはぁ!・・・
おぉ、お見知りおきをぉぉぉぉ!!」
「あははは。恐いから、
ヤバみだから蒲池」
「あ、はい。こうして話して
いなくて緊張して」
「わたしのときは、そこまで
警戒していないのにねぇ」
「そ、それは・・・不思議となかったです。別の意味で緊張しましたけど」
想起すれば、顔や思考が熱くなる。
本当になんだろうかこれは。
「こほん。じゃあ行きましょうか。
ユリ、アキ」
い、いきなり下で呼びますか!?
あれ?普通なのかな。これが?
さあ、移動中にどこにいくか話を
して、喫茶店に決まりました。
主に立花さんや高橋さんが。
「やぁー、このパンケーキ
ちょー、おいしい!」
「マジ
で、出たー。高橋さんが
マジ卍と同意しましたけど、それ
どういう意味か分からない。
卍の意味には寺院を表す地図とか
で使われる他に混沌と意味がある。
辞書を引きそう書いている。
熟語では
入り乱れる。
(それが、少し現状が
そうなっています。
立花さんの白いウェーブの
ボブヘアーとスリムで容姿端麗。
高橋さんも負けず茶髪の
短く整ってツヤツヤで
ギャルの言動なのに品行方正で
お嬢様かなって錯覚する振る舞い
する。そのギャップもあって
魅力です。雰囲気もギャル風の
お嬢様です!
そのため、すごく目立って
他の人達の視線はまさに
店内は、卍巴と駆け巡るように
なっています。来客さんは、わたし
が座るテラスが別格に
見えるでしょう。
向かいに座る立花さん、
向かい斜に高橋さんで完成です。
わたしは、
「さて、ぶっちゃけ訊くけど・・・
ユリとはどんな関係なのかしら?」
「ブゥー!?」
「むぐっ!?」
高橋さん一撃必殺の言葉に
わたしはダージリの紅茶を吹き出し、
立花さんは、パンケーキに気道に
入ってしまい咳込む。
「だ、大丈夫?二人とも」
「は、はい。なんとか」
「ちょ、ちょっとスイ!
変なことを言わないでよ」
「・・・だって、エモすぎるから。
並ならぬ関係だって感じるわよ。
鈍いわたしだって」
「スイが、鈍いね・・・
迷惑だってぐらいヤバイ鋭さが
あると思うけど?」
「そ、そう・・・ふふ。
わたしが鋭いはともかく、
ユリは、鈍感よ」
「はーい?鈍感って言われても、
反撃にびっくりしたんだけど」
「ごめん、ごめん!」
二人とも本当に仲がよかった。
わたしが、その入るのが
「ねぇ、ねぇ。どう思う蒲池は?」
「わ、わたしですか立花さん!?
・・・そうですね。蒲池さん
鈍感だって、わたしも思いますね」
「わぁー、味方だって思ったのに」
「わ、わああ!?ごめん本当の
事を言って・・・」
「いいよ。友達なんだから!
中身のない嘘とか敬語とか
おかしいから」
立花さんの言葉が、満面な笑みで
わたしの謝罪に優しく否定をする。
意外な一面だった。
取り繕った関係を要求するような
空気しろとか思っていた。
「あれ?ねぇ、蒲池わたしに
すごーーーく、わるいこと
考えている?」
「い、いえいえ!
撤回します。立花さん鈍感で
「「けいがん?」」
「本質を見抜く観察力、洞察力のことです。・・・えーと、要するに
鋭いことですね」
立花さんが、首を傾げていたので
簡単に説明にシフトチェンジ。
「へぇー!物知りなんだ蒲池は!」
目をキラキラして見てくる。
や、やめてそんな純粋な眼差し!?
「た、大したことじゃないよ。
少し・・・難しいからね」
3人での喫茶店は、盛り上がる駄弁り
や
心地よくて楽しかったと
思いつかない清々しかった。
これが、青春ことかな?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます