第1話 わたしの生活を見てもつまんないよ

(・・・あれ、あの人もしかして・・・)


走ると、どんどん距離が離れていく

白い可愛い人がわたしと同じ教室に

向かっているような。

そして、一年一組に入ります。


(まさかと思ったけど・・・・・

同じ教室だよ!)


まったく分からなかった。

わたしが人の顔を覚えるのが苦手で

・・・まぁ、他にも理由はありすぎて

置いとくとします。

教室に入るとあの人は茶髪のポニーテール

女の子と話をしてわたしを見ると


「あっ!」


指を差しこっちに走って向かう。


「君も同じクラスだったんだ!」

「あっ、はい。そう・・・みたいですね」


白いこの人は明るく話をしてくれて

わたしは戸惑いながらも答えます。


「ユリこの子は?」


すると、友人と思われるポニーテールの人が

尋ねます。


「ちょっと、ぶつかって知り合った!」


そ、そうだけど、その説明でいいの?


「ふーん」


あれ?この説明で納得・・・しているのかな

でもそれをくのは、失礼だよね。


「それにこの人は・・・あれ?

わたし達ってまだ名前を言っていないよね」

「は、はい!」

「別にそう緊張しなくてもいいのに。

わたしは、立花百合たちばなゆり

君の名前はなにかな?」


スゴく積極的アクティブな人で分け隔てなく話せる素敵な人だな。わたしに

屈託のない笑顔で可愛いし。


「・・・・・」

「んっ、どうしたの?やっぱり

どこかケガをした」

「だ、大丈夫です!可愛いのに性格も

キレイで素敵だな思って・・・」

「えっ!?キ、キレイ・・・・・」


白い彼女はわたしに頬を赤らめ見つめます。

わたしより少し身長あって

こう見つめられると、ドキドキが

鼓動こどうが高くなってくる。


「コホン、コホン」


し、しまったずっと見ていたのかな?

わたし・・・

半眼のポニーテールさん恐いどうして

わたしを睨んでいるのだろう。

とりあえず目を合わせないように

目を逸らしチラチラと見る立花さん。

か、可愛いすぎる!!

はっ、いけないです平静にならければ。


「わたしは、蒲池亜季かまちあき

よ、よろしく」


頭を下げ名前を言います。

変な名前だと立花さん思っているよね。

顔を上げると立花さんは言います。


「可愛い名前だね!」


わたしはおそらく初めて名前を

可愛いと言われました。

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