問題解決?
隕石衝突の未来を予知したあの日から、2週間後。
華宮家の5人のきょうだいは、地球を危機から救ったヒーローと世界中から賞賛され…はしなかった。
たしかに地球を隕石衝突の危機から救いはしたが、一族の子供が超能力を授かるという華宮一族の秘密は、部外者にバレてはならない。
そんな華宮一族の掟とも呼べるルールに乗っ取り、あくまで隠密に行動していたからだ。
「隕石、意外とチョロかったなー」
またいつものように生徒会室でふんぞり返る春樹。
「まあ世界中から讃えられなくても、自分の周りの人からちやほやされれば十分だよねー」
「いつも通りでも、だいたいのことは叶うもんねー」
呑気にスナック菓子を頬張る千里と百花。
「またいつもの日常が戻って良かったわ」
穏やかな笑みを浮かべる万莉。
「僕も…ちょっと自信がついたかも」
普段は見せない明るい笑顔の公樹。
愉快な日常は、終わらない。
余談だが、春樹たちが隕石の衝突を食い止めた手順を記しておく。
まず、春樹が隕石に微笑みかけ、隕石を指示に従うように仕向ける。
次に千里が隕石の動きを止め(サイズ的に止めるの結構パワー使ったんだよね!by千里)、
そして公樹が隕石の緊張を解き心を通わせ、最後に全員の力を振り絞って隕石を粉末状にした。
これを終えた後、百花がありったけのご馳走を出してパーティーを開いた。
万莉の能力が使われていないように思えるが、彼女は完全記憶能力でこの出来事を忘れないようにすると同時に、念写能力で映像として記録していた。
5人が助け合って、隕石の衝突を防いだのだ。
5人が隕石の衝突を防ぐことに成功した直後、春樹が放ったセリフがある。
「華宮家に生まれたからには、世界くらい救わないとな!」
華宮家に生まれたからには 植物うどん @move-on-plant
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