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目次
雨の合間に
荒れる雨風の合間に入る休憩のように
少しだけ厚い雲に隙間ができる
息継ぎを許されたような気がして
わたしは束の間を貪（むさぼ）る
まだ雨は降るだろう
風もこの身に吹きつけるだろう
既に濡れネズミのわたしは
まとわりつく服を脱ぐこともできない
また、太陽（ひ）は昇るのだろうか
わたしはそれを見れるのか
信じたい気持ちと
諦めてしまいそうな気持ちが、せめぎ合う
それでもあと少しだけ
もうあと少しだけ
諦めてしまうには
わたしは往生際が悪すぎる
雨と雨の合間に
わたしはいつも迷っている
それでも雨が上がることを
今も諦めきれない
きっと最後まで諦めきれない
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