未だ迷い慄く
哀しみというものを
わたしなぞが語っていいものか
苦しんだなどと
わたし程度で言えるものなのか
どうしたらいいのか
未だ迷い
どこまで感情というものを
この
出すことは許されるのか
わたしの哀しみや苦しみも
ほんとうにそう呼んでいいものなのか
わからないのだ
自分というものを
何処かで信じきれないのだ
未だ。
迷うのは
怖いからだ
自分が傷つくのが。
ああ、何という自己欺瞞
自己防衛という名の衣で覆って
言い訳にして。
わたしは今日も迷っている
わたしの在りどころに怯えている
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