希薄な輪郭
存在することの いたたまれなさ
自己の希薄な輪郭
指先でそっとなぞる
まだ大丈夫
わたしの確認作業
小動物の様な怯え
滲んで溶けていきそうになるから
輪郭線をひきなおす
存在することを確かめるように
自身の境目に爪をたてる
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