時は人が操作できないものの一つである

運は人が操作できないものの一つである

生死は人が操作できないものの一つである

様々に人が操れない存在があるのだ

君たちにも出来ず、我々にも出来ない

自由にできるとすれば神ぐらいなものだろう

いや、人でもそれを己の自由に歪めることが出来るかもしれない

時間という概念は人が作ったようなものだ

日が暮れたから夜、日が昇ったから朝

逆だったかもしれない、そんな分け方などしていなかったかもしれない

運も細工を入れることによって多少の歪みを生み出すことができる

世界的に奇術師はそういったものを意図的に生み出し大衆へ奇跡と称して印象を植え付ける

このように運も操作できると言っても過言ではないかもしれない

先の中で生死はもっとも操作できるものかもしれない

行為をすれば人を生み出すことが出来る

殺害はもっとも簡単な命の終わらせ方だ

思っている以上に人が操作できるものは多いのかもしれない

そのせいで神を名乗る者が多くなる

ああ、この世界の行く末はいかになるや

私は行く末を見ることはないだろう

これを見た君達へ行く末を見届けることを祈る

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい