第19話 『好みの女?料理ができて気が利いて、言葉遣いのいい金のかからない女。』
〇神 千里
『好みの女?料理ができて気が利いて、言葉遣いのいい金のかからない女。』
「……」
朝風呂を堪能してリビングに行くと、じーさんが俺の出たテレビ番組を見てた。
…大画面で。
…大音量で。
…野々村さんと、篠田も一緒に。
「…何見てんだよ。」
俺がリモコンで音量を下げると。
「ああ…千里。篠田に録画しておいてもらったのを見ている。一緒にどうだ。」
じーさんは、口元を緩めて言った。
「…何が悲しくて、こんな茶番…」
歌番組ならともかく…やたらとプライベートな事を掘り下げて聞かれた、トーク番組。
出たくない。と言い張ったのに、朝霧さんが。
「アホやな。ナッキーの言う事は聞いといた方がええで?あいつの戦略は、ホンマ間違いないねん。」
自信満々に言うから…渋々出る事にした。
出たはいいが、聞かれたのは…
『好みの女性は?』
『オフの過ごし方は?』
『彼女はいますか?』
『結婚観を教えて下さい』
…ぐったりだった。
それらには適当に答えて、音楽の話題にだけ本気で答えたが…相当つまらなかったのか、カットされている部分が多かった。
…俺の仕事は歌う事なのに。
だが、その番組始まって以来の視聴率だったらしく。
もしかしたら、そういう約束でも取り付けていたのか…その局の、新しいドラマの曲を依頼された。
…タイアップは大きい。
売れるためには、嫌な仕事も受けなきゃいけないって事か…
理解したいような、したくないような…
「料理が出来て、控え目な可愛らしい女性とは、知花さんにピッタリだな。」
じーさんが笑いながら言った。
…勝手に変えるな。
ちょっと違うぞ。
まあ…確かに出しゃばったりはしない…控え目で可愛い…とも言えるが。
「知花さんの都合のいい日に、またうちで食事をと誘っておいてくれ。」
「…はいはい。」
テレビを消さない三人に首をすくめて、俺は二階に上がる。
さて…スーツは…
「……」
部屋に入ると、すでにシャツとスーツが並べて置いてあった。
…篠田め。
さらには…
「…駒田理髪店13時…」
おい。
何勝手に予約してる。
しかも、駒田理髪店って…ここの裏にある、じーさん御用達の散髪屋じゃねーか。
刈り上げしか出来ねーって噂の、駒田理髪店じゃねーか。
「……」
前髪をかきあげて、溜息をついた。
…気を抜くと、高原さんの言葉を思い出す。
ソロでやる気はないか。
…考えた事もない。
確かに、足りない事の多い奴らだが…俺はそれでも一緒にやって来た。
何かが…ズレ始めて来ている気がする。
俺だけが認められても…嬉しくない。
ベッドに座って溜息をつくと。
「…坊ちゃまがマリッジブルーですか?」
いつの間にかドアを開けて覗いていた篠田が、眉間にしわを寄せてそう言った。
〇森崎さくら
「さくら、今日は顔色がいいな。」
そう言って、なっちゃんは…あたしの頬をゆっくりと…撫でるように洗ってくれる。
毎朝の…お風呂。
あたしは、今日も…なっちゃんに…後ろから抱きしめられるような形で…バスタブに浸かってる…
もう…何年?
こうし始めて…何年かな…?
最近…あたしの中に…変化があった…
ずっと…一緒にお風呂に入って来たのに…
今まで…何とも思わなかったのに…
あたし…今…
恥ずかしい…って、思ってる…
だって…
なっちゃん…あたしの身体、全部…知ってる…
洗ってくれるんだから…当然だけど…
サカエさんじゃ…ダメなのかな?
それに…
今まで…定まらなかった視線が…
だいぶ、落ち着いて来て…
あたしも…
なっちゃんの裸…見ちゃうし…
…恥ずかしい…
でも…
もっと…ギュッとして欲しい…って。
そう…思う時もある…
これって…進歩…だよね?
恥ずかしいけど…
なっちゃんに、伝えたい。
どうしたら…伝わるのかな…
少しぬるめのお湯に浸かって…なっちゃんは、あたしの手をマッサージしながら。
「それでさ…」
仲間の…話をする。
今までの、あたしは…
あたしと…なっちゃんと…サカエさん。
三人の世界だったけど…
最近は、なっちゃんの…仲間たちも、いる。
会った記憶は…あるような、ないような…
だけど…
なっちゃんの話す、ナオトさん、マノンさん、ミツグさん、ゼブラさんが…
あたしの周りに…いるみたいな気になっちゃう…
「あの時、カプリでカニ食おうってさくらが言ってさ。」
ふふ…
なっちゃん、その話…好きだね。
もう、何度も聞いたよ?
「さくらが可愛すぎて、俺が『さくら、可愛いな』って言ったら、『今カニ食っただけだよな』って、みんながケチつけるんだぜ?」
あばたもえくぼ…って、やつだよね…?
「ほんと…おまえは今も変わらない。あの時のまま…可愛いままだ。」
……
ギュッと…あたしを抱きしめるなっちゃんの腕に…力が入った。
…なっちゃん…
あたしは…頑張って…少しだけ、首を動かした。
すると…
「…さくら?」
それに気付いたなっちゃんが、あたしの顔を覗き込む。
「どうした?もう、上がりたいか?」
目を…合わせたい…
あたしは…必死で、なっちゃんの視線まで…見上げた。
そして…唇と…目を閉じて…
「…さくら…」
なっちゃん…キスして…。
そう、念じた。
なっちゃんがの手が、あたしの頬に触れた。
…ふふ…
今…なっちゃん…ゴクンって。
やだな…緊張してるの…?
ゆっくり、唇が来て…
あー………
あたし…
なっちゃんと…キスしてる…って…
なんだか…
少し…何かを…思い出しそうになった…
ねぇ…なっちゃん…
こういうキス…
初めて……じゃ…ないよね…?
何度も…何度も…
してきたよね…?
だんだん…キスが…深くなって…
…ちょっと…苦しい…よ?
なっちゃん…
だけど…
「…さくら…」
唇が…離れた瞬間…
なっちゃんが…大泣きしちゃって…
あたしは…胸が…痛くなった…
なっちゃん…泣かないで…
泣かないで…。
〇高原夏希
「……」
「おーい。」
「……」
「駄目や。聞こえてない。言う顔してるで。」
「……」
「聞こえてないだけじゃなくて、見えてもないみたいだな。」
「……」
「俺ら、ちっさ過ぎなんちゃうか?」
「……」
「ナッキー。おーい。ナッキー。」
「見えてるし、聞こえてる。」
会長室で考え事をしてたのに。
ナオトとマノンが来て、邪魔をする。
だいたい、誰が小さ過ぎるんだ。
おまえら二人とも、180近くあるだろうが。
…縮んでなければ。だが。
「聞こえてるなら返事しろよ。」
ナオトがそう言って、目の前にコーヒーを置いた。
「考え事してたんだ。」
「何の。」
「……」
間髪入れず問いかけられて、つい…黙ってしまった。
これは…誰にも話せない。
「…自分の問題だ。」
そう言って、俺は三人掛けのソファーから二人を追いやって横になると、目の上に腕を置いた。
…たぶん、二人は珍しい物を見たような顔をしているかもしれないが、それを見る気にはならなかった。
俺はここで横になんてならない。
向かい側にある、一人掛けのソファーに座った二人は。
「なあ、俺らもそろそろアルバム作らへん?」
「だよなー。曲も溜まって来てる事だしさ。」
わざと俺に聞こえるように、そんな会話を始めた。
だが…
その会話さえも、それ以降は耳に入らなかった。
今朝…さくらと風呂に入っていて…さくらが、首を動かした。
何か伝えたい事があるのか?と思って…顔を覗き込むと。
さくらは…必死で、俺を見上げた。
見上げて…目が合った瞬間…
目と口を…閉じた。
キスして…
そう…言われている気がした。
一瞬のうちに、胸が高鳴って…さくらの頬に触れて…
ゆっくりと、キスをした。
さくらとのキスは…あの事故以来初めてで。
頬や額、髪の毛にキスする事はあっても…唇へのそれは…あったとしても、お互い同意の上ではなかったはずだ。
さくらの意識は俺になく。
キスと言っても…ただ唇を合わせるだけ。
だが…今朝のキスは…違った。
さくらは、しっかりと…俺の熱を受け止めていた。
昔の…あの頃のキスと…同じだった…
そうすると…俺は…抑えられなくなりそうだった。
バカだ。
さくらとずっと一緒にいると決めた日。
男にはならないと決めた。
さくらは、体の自由が利かない。
言葉も上手く出せないし、意思表示もままならない。
そんなさくらに…俺の欲望なんて、押し付けられない。
なのに…俺は今朝…
あのまま、さくらを抱いてしまいそうになった。
…ギリギリの所で、止める事は出来たが…
情けなくて、泣いた。
さくらの前で。
…バカだ。
それも情けない。
ああ…自己嫌悪…
「……」
気が付いたら、二人がいなくなってた。
ソファーから起き上がると、テーブルに書き置き。
『少しは俺らを頼れよ。バーカ』
そんなメッセージと…似てない似顔絵。
…誰だ?これ。
「…ふっ…」
そうか…そうだな。
「…よし。」
俺は立ち上がると、二人を探しに8階に降りた。
どうせ、若手のスタジオに邪魔しに行ってるんだろ。
案の定、二人は圭司の個人練習の邪魔に行っていた。
「おい、飲みに行こうぜ。」
俺がスタジオのドアを開けて言うと。
「…マジかよ。お声がかかったぜ?マノン。」
「わー。ナッキーって酒飲めるんや?」
…一緒に飲みに行くなんて、何年ぶりだろうな。
「ミツグとゼブラも呼べよ。」
圭司を残してスタジオを出る。
「全員集合か?」
歩きながら、二人に言う。
「次のアルバムの打ち合わせ兼ねるからな。」
俺の言葉に、二人のハイタッチが聞こえた。
…我慢なんて、するなよ。
俺。
苦しい時は…
頼れる場所があるだろ?
〇神 千里
駒田理髪店で切った髪の毛は…意外と、イケた。
ただ、少し切り過ぎて。
「…誰かと思いました。」
警備の佐々木が、近くまで走って来て確認したぐらいだ。
そんな、随分サッパリした頭と、篠田が部屋中に並べて選んだらしいスーツを着て。
俺は…桐生院邸に訪れた。
「……」
その門を見上げた。
任侠映画に出て来そうな『○○組』って看板が似合いそうな、木造りの大きな門。
そこで一度インターホンを押した。
すると、その横にある小さな戸のロックが外れる音がした。
…なるほど。
ここから入るのか。
で。
そこで立ち止まった。
…なんだ、これ。
少しきつめの傾斜の上に、和風の建物が…どーんと。
手入れの行き届いた庭は広く、塀の周りには桜の木。
それに…あっちの奥には、池が見える。
石灯籠や、獅子脅し…これは立派な庭園だ。
階段と呼ぶには、緩やかに作られた、一段が広くて段差の小さな遊歩道。
…着物で歩いたりするからか?
それにしても、何から何まで…センスがいい。
うちのじーさんちは、門から屋敷までが遠い。
庭のあちこちにオブジェがあったり、噴水があったりして。
どこの外人が建てたんだ?って感じもしなくはない、『ザ・成金』って感じの屋敷だが…
桐生院。
すげーな。
これ、世界遺産に登録されそうだぜ?
ゆっくり庭を見てしまった。
これは…桜の季節にも見てーな…
今まで、こういう感情になった事はない。
…桐生院…恐るべし。
やっとたどり着いた玄関の前で、インターホンらしき物を押した。
ピンポーン
…木造りでも、音は同じか…
なんて、ちょっと笑った。
ガラリ。と、戸が開いて。
中から、着物の年輩女性が現れた。
…これが、知花のばーさんか。
俺は、少しだけ背筋を伸ばした後、軽くお辞儀をして。
「はじめまして。神 千里と言います。今日は、お招きありがとうございます。」
姿勢を戻した時には…笑顔で、ばーさんの顔を見た。
「ち…知花の祖母です。さ、どうぞ。」
そう言って、ばーさんはスリッパを出してくれた。
「お邪魔します…あ、これ。美味しいお茶が手に入ったので、一緒にどうかと思いまして。」
俺は、篠田の勧めで買った羊羹と、俺も好きでよく飲む国産のお茶を持参した。
「ま…まあまあ、ありがとうございます。さ、どうぞ。いつも知花がお世話になって…」
よし。
ばーさんの掴みは良かった。気がする。
この調子だ。俺。
それにしても…家の中もすげーな。
やっぱ木だなー。
落ち着く。
通されたのは、客間とかじゃなく…リビングダイニング…って言うのか?
遊び心のある和風の居間。か。
…さあ。
勝負だ。
第一ラウンド。
「はじめまして。神 千里といいます。」
部屋に一歩踏み込んで、そう言うと。
「ようこそ。」
知花の親父さんと、知花が並んで俺を出迎えた。
「あ。」
「よ。」
「髪の毛…切ったの?」
「食事に誘われて、あんな長髪じゃみっともないだろ?」
ああ…
親父さんの前だから仕方ねーけど…
知花に対しても、余所行き。
…むず痒い。
「か、か…」
視界の隅っこで、口をパクパクさせてるのがいる。と思ったら。
「何ですか、二人とも。神さん、お席にどうぞ。」
ばーさんに、誘導された。
これまたセンスのいい座布団に正座すると。
「ビールでいいのかな?ああ、足を楽にして。」
…親父さん、ありがたいぜ。
「はい。それじゃ、遠慮なく。」
俺が足を崩してると、知花が隣にすわって小皿を並べ始めた。
…なんだ。
おまえ、私服の時も…カツラかよ。
つい、チラリと頭に目をやると。
「……」
知花は、俺と目を合わせて…赤くなった。
…何赤くなってんだ。
そう言いたくなるような、赤具合に…
俺まで、少し照れた。
この髪型…変だったか?
「か、あ、ああの…」
相変わらず、口をパクパクさせてるのが視界の隅っこにいる。
「これ、二人とも。座りなさい。」
ばーさんがそう言った所で、俺は初めて二人を直視した。
「えーと、誓と麗…だっけ?」
知花に問いかけると。
「うん。」
…おまえ、マジいい声してんな。
うん。だけなのに。
こんな時なのに、ふと、そう言いたくなった。
…言わねーけど。
「すっげ、初めて見た。双子って。ほんっと、よく似てるなー。」
双子に向かってそう言うと。
「あのあの…神さんって、神 千里さんって…」
弟…誓が俺に言った。
「ト…トTOYSの?」
ふっ。
知花は俺を知らなかったが、双子は知ってんだ?
「本当に姉弟?」
知花に笑いかけると。
「誓たち…知ってるの?」
「みんな知ってるよ!本当の神さん!?」
双子は手を取り合って喜んでる。
あー…なんか気分いいぜ。
サンキュー、双子。
「…有名人だったのね…」
「姉さん、おくれてるな。」
「申し訳ないけど、私にも話が見えないな。」
「TOYSっていう有名なバンドのボーカルなんだよね!?神さん!」
「さっき話してたポスター、神さんのバンドのなの。ね⁉︎誓!」
ポスター…って事は。
「CD予約してくれたんだ?」
大サービス。
オフでは見せない笑顔。
「でも、ポスターが一枚だからケンカになりかけたのよね。」
「知ってれば持ってきたのに。」
いや、マジで。
双子、助かったぜ。
一気に場の空気が俺に有利になった。
「ところで…知花とは、いつから?」
突然、親父さんの問いかけ。
一斉に、あちこちから興味深々の目が俺に向けられた。
「6月です。」
「街で偶然出会ったと聞いたけど…」
「僕がナンパしました。」
「……」
ナンパと言うと聞こえが悪いかなと思ったが、あえて言う事にした。
ま、マンションに入って来た女を口説こうと思ってたのは本当だし。
ナンパだよな。
「一目惚れだったんです。」
「……」
親父さんを始め、みんなが無言になった。
「な。」
俺が知花の顔を見ると。
「えっ…あ…あ…うん…」
…狼狽えんなよ。
笑いそうになった。
「まあ…ビールを…」
親父さんが苦笑いをしながら、俺にビールを注いでくれる。
やっとみんなが箸を持って、食事を始めた頃。
俺と親父さんの会話も、そこそこに弾み始めた。
CMも扱う映像の会社。
いつか上手い具合に使ってもらいてーな。なんて思った。
「これ何?うまいな。」
テーブルに並んだ料理は…本気で美味かった。
「…千里の大嫌いなもの。」
知花は小声でそう言ったが。
「だいぶ減ったぜ?」
本当に。
たきさんなんて、俺がニンジン食ってるの見て泣いてたもんな…
…いや、大人として申し訳なかった。
「…知花の料理を食べたことは?」
親父さん、さらっと聞いたつもりなんだろうが…顔が引きつってるぜ?
気になってるんだろうな。
色んな事が。
「ええ、あります。」
「君は今、一人暮しを?」
「いいえ、祖父の家にやっかいになってます。そこで、料理を作ってもらったことが何度か。」
健全アピール。
実際、知花とはキスもしてないわけだし。
何カップかも知らねー。
「ね、神さん。今度メンバー全員のサインとかもらえる?」
ずっと視界の隅っこでモジモジしてた双子が、意を決したようにそう言って。
「ああ、いいよ。誰のファン?」
俺は笑顔で応える。
「もっもちろん神さん!」
ふははははは。
おもしろいぜ。
双子。
それから、俺は…
アルコールと双子に乗せられて。
親父さんの質問に、淡々と笑顔で答えた。
「えっ…おじいさんは、神幸作氏?あの…通産大臣をされてた…?」
「えっ…高階宝石…?」
「えっ…」
親父さんは、俺の答えを聞くたびに。
「えっ」を連発。
どうだ。
いい印象しかないだろう。
俺の身内は、俺の印象を良くしてくれる人物ばかりだ。
…俺が一番、出来損ないだからな。
あー…いい気分だなー。
知花が、リンゴを剥いて持って来た。
…なんつーか…
結婚したら、こういう感じで飯食う事もあるんだよな…
俺が憧れてる、家族像。
家族が集まって、みんなで笑いながら飯を食って…食後には…こうやって果物なりデザートが出てくんだ。
…桐生院家…
マジ、俺の理想だな。
「あの。」
何となく、言いたくなった俺は…姿勢を正して、親父さんに言った。
「知花さんと、結婚させてください。」
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