第二巻 第十二話

第十二話


雲知:「え。。。行きましょうか。」雲知は、気がついて、穆炎を眺めた。

雲知は、「可哀そうな千守!これは穆炎がやったこと!?まさか、彼は千守を嫌がるのか?」


穆炎:「ええと、実は、いまどこまで進んでいるか、はっきりわからないが、あなたはきっと、わたしの状況、と。。。他の問題を知っていると思う。」

穆炎は心が清水のような純粋な人である。いいえ、違う、妖怪だ。

とにかく、この時、彼の単刀直入は実に自然なものであるが、普通ではないように見える。

しかし、雲知は一瞬驚いたが、すぐこのような穆炎を完全に受け入れた。

雲知:「はい。。。分かっている。」雲知は慎重的答えようとした。「あなたは読める字が少ないので、わたしは助けられる。」こう言いながら、彼女はカバンから、≪唐詩300首≫のカードと1年生~3年生までの国語教科書を取りだした。

穆炎は、「あなたは、わたしがどの字が読めるか、知っているのか」と聞きたかったが、唐詩300首を持っている雲知のきまり悪そうな目を見ると、ため息をついた。「あら。。。本当にありがとう。あなたはわたしに教えるのか?」

雲知:「はい。昼間放課後、教えに来るから!」雲知の答えは実に誠実であった。

穆炎:「なぜ昼間なのか?」穆炎は疑惑の表情を見せた。

雲知:「放課後、あなたは千守と一緒に、わたしの家に来て先週の授業の補習をしなければならないから。この前に、あなたのために補習をしてあげなきゃ。」ここまで考えると、雲知は頭が痛くなった。「あなたは、習うスピードが速いのか?」

穆炎:「はい。。。わたしは、5首の詩を習うために、一カ月かかった。」

雲知:「え?」雲知は目を丸くした。

穆炎:「勿論、わたしは、仕事で忙しいから。」穆炎はちょっと眉をしかめた。

西漢 将軍宅の中のガーデン東屋にて、恒诺雲は欄干によりかかり花見をしていた

女中:「お嬢様、兵営の中の蔡司馬からの手紙が届いた。」女中は一枚無地のハンカチを渡した。

诺雲:「え?蔡司馬?」恒诺雲はハンカチをもらって、開いた。

その上に、「千灯鎮にて元宵節灯り祭りがあり、夕方柴橋の下で待っている。」

诺雲:「そうだ。忘れた。元宵節、灯り祭りがあるのだ!」恒诺雲はわくわくして跳び上がって、前の庭の書斎に向けて駆けて行った。

案の定、この時、お父さんは書斎にいた。穆炎も外で待っていた。

诺雲:「穆隊長」诺雲はにこにこして近寄った。「今日は、千灯鎮では元宵節灯祭りがある。蔡司馬と一緒に行くと約束した。あなたもわたしと一緒に行かない?」

穆炎:「蔡允?」穆炎は心の中で驚いた。彼は慌てて言った。「将軍は、夕方以降、また兵営の中に行かれますので、わたしは一緒に行かなければなりません。」

诺雲:「これは簡単だ!」诺雲は暖簾をめくって、中に入った。

穆炎:「これはいけません。。。」穆炎がまだ言い終わっていないうちに、诺雲はもう将軍の目の前に現れた。

穆炎は額に手を当てた。「畜生!」

部屋から、楽しい声が伝わってきた。「今日は、千灯鎮では元宵節灯祭りがあるの。わたしは見たことがないから、絶対いかなきゃ!穆隊長を同行させてくれないかしら。」

恒将軍:「いいよ。あなたこむすめはこっちに来たら、わたしの隊長を奪おうとしている。」恒将軍はにこにこしながら、诺雲の手をとって、優しく言った。「わが娘が小さい頃から、ずっとお父さんと一緒に兵営の中で過ごしてきたので、元宵灯り祭りまで見たことがない。穆炎の同行を許した!あとあなたのお兄さん!彼も見たことがないから、一緒に行きなさい!」

诺雲:「あら!よかった!よかった!お父さん、ありがとう!」诺雲は喜びを隠せなかった。「いますぐ彼に聞いてくるから!」言い終わると、いらいらして暖簾をめくって外に出た。

外にいる穆炎ははっきり聞こえており、思わず眉をしかめため息をついた。

诺雲は外に出ると叫んでいた。「お父さんは同意した。だけど、またわたしのお兄ちゃんに聞かなきゃ!彼も灯り祭りを見たことがないから!」言い終わると、彼女は雀のように跳びながら楽しく離れて行った。

穆炎は诺雲の後ろ姿を見ると、複雑な表情をしていた。実は、さきほど、彼は阻止できたのに。彼は一瞬、诺雲の気持ちを変えられるが、なぜかわからないが、诺雲にその願いを叶ってほしいと思った。彼女にこの目で灯り祭りを見てほしいと思った。実は、自分も見たことがないのよ。それは、たぶんとても美しい景色だろうなあ。诺雲のためにも、自分のためにも、穆炎は今回、同行することにした。会うべきではない蔡允に会う可能性があっても、同行することにした。

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