呼び名問題決着!?ー言えない言葉いろいろー

このところ何度か、呼び名問題について書いた気がする。

すなわち、M夫くんが私のことをこう呼びたいと自ら言っていた呼び方を使わない、それどころか、主語を省いて私の名前を呼ばなくていいような話し方をしている、と。


もう諦めかけていたけど、最近そんなことをここに書いてて、あらためてこの問題をどうにかしてみようという気になった。


M夫くんは、私の頭を触りたがる。

私は、あまり触られるとそれなりに髪の毛が汚れるので、そんなにしょっちゅうは触られたくなくて抵抗したりするうちに、最後はじゃれ合いみたいになる。


これを利用してみよう!


じゃれ合いになった時に、


あのね、「みさえくん、触らせて」ってお願いしたら、触っていいよ。


——そう言ってみた。


たぶん、「じゃあ、(触らなくて)いいよ」と諦めるんだろうけど、どうせ今までだって呼んでくれてないんだから同じこと。ダメ元だった。


するとなんと、「みさえくん、触らせて」って言ったじゃあ、ないですか!!


その後も同じ状況になるたびに根気強く言い続けた。しまいには、「そういう時、どう言うんだっけ?」と促すと、ちゃんと「みさえくん、〜」と言うようになった。

なんだか、ペットを仕込んでるような気分にもなったけど、おかげさまで、このところ定着してきた。

私を、再トライする気にさせてくれたカクヨム効果(?)と言っていい。


そのほかにも、実はM夫くんがゼッタイに言わない言葉があって、これがなかなか手強い。

「美味しい」——この一言だけは、たぶん一度も聞いたことない。


私は、今日は特に味付けなどがうまくできたと思う時だけ手前味噌で、ちょっと同意を求めてみるのだけど、M夫くんが肯定する時に言うのは、いいね、あとでおかわりしたい、悪くないね、けっこうパクパク食べてるよ、このアイデアいいね、などなどの「美味しい」以外の言葉だけ。


最初は、本当に美味しくなくて言わないのかと思って、私も真剣に悲しんだことがあったけど、ある時そのことを訊いたら、自分でもわかっていたらしく、「ごめん」と言ったのだ。

なんか知らんけど、素直に言えないんだそうだ。


その後、こういうふうには言うようになった。

「こういう時(おいしいと思った時)、ちゃんと『美味しい』って言って食べればいいんだよな〜」と。

そこまで言うのに、直接的にストレートには言わない。

よっぽど言うのが難しいらしい(笑)。


あと、「ごめん」もなかなか言わないけど、これはまた別の要素も含んでるので、あらためて書いてみます。


M夫くんメモ:

褒めベタというか、照れくさいらしく、とにかくなかなか褒めてくれない。

「美味しい」もその一種だし、もちろん、おしゃれしても褒めてくれない。どう思うか訊くと、何か小難しく、遠回しな理論的なことを言おうとしてくる。

時々、一生懸命態度で示そうとすることもある。

遠回しな言い方も、態度での表現も、そっちの方がよっぽど労力使うと思うんだけど(笑)。

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